従業員エンゲージメントを向上させる人材育成制度とは|第3回「従業員エンゲージメントを向上させる研修制度インターバル型研修とは」

会社と社員の目標共有の強さを表す「従業員エンゲージメント」は、社員のモチベーションの維持、向上を目指す上での重要な概念とされていますが、コロナ禍により強制されたテレワーク環境の下で、その低下が懸念されており、人事担当者は、早急な対応が求められています。

この記事では、従業員エンゲージメントの向上を目指す上で必要となる評価制度や研修制度のあり方について全3回にわたって解説します。

連載第3回の今回は、「従業員エンゲージメントの向上を目指す上で必要となる研修制度としてインターバル型研修」について解説します。

従業員エンゲージメントを向上させる人材育成制度とは(全3回)

第1回「従業員エンゲージメントとは何か?」

第2回「従業員エンゲージメントを向上させる評価制度OKRとは」

第3回「従業員エンゲージメントを向上させる研修制度インターバル型研修とは」

インターバル型研修とは

インターバル型研修とは1つのテーマの研修を一度にまとめて実施するのではなく、数ヵ月間のインターバルを間に挟んで複数回に分けて実施する研修形態です。

インターバル期間に前回の研修で学習したことの実践とそのレポートが義務付けられていることが特徴で、研修内容の定着化に非常に効果が高いといわれています。

また、インターバル型研修は、講師と受講者のコミュニケーションが長期間継続するため、講師が研修内容や期待される効果について、会社の目標との関連性を明確に示すことで、従業員エンゲージメントの維持、向上に効果があると考えられます。

さらに、受講者の上司やメンターが講師を支援することで、その効果はより大きくなります。

しかし、インターバル型研修は効果が高いとされているにもかかわらず、研修担当者の管理負荷が大きい、講師にコーチングのスキルが必要という2つの大きな課題が存在するため、実際に実施している企業が少ないのが現状です。

研修担当者の管理負荷

インターバル型研修では、長期間にわたって多数の受講者の研修受講やレポート提出を管理する必要があり、研修管理者の負荷が重く、担当者の変更に伴う引継ぎ不足などが発生するといった多くの課題があります。

そこで、最近インターバル型研修への活用が注目されているのがLMSです。

LMSを利用すると、研修受講履歴やレポート提出状況をデータベースで一元的に管理し、担当者の変更に伴う引継ぎ不足などのリスクを解消することができます。

また、レポートそのものをオンライン化することで、紙やファイルのやり取り、コピー、集約といった作業も不要になり、研修管理者の負荷が大きく低減されます。

例えば、KIYOラーニング社が提供するクラウドサービスAirCourseには、インターバル型研修の実施に大変効果的な「提出課題」機能があります。

この機能を使うと、受講者が、課題に対し自身の考えや回答をテキスト形式で自由に回答したり、様々なファイル形式のフォーマットを添付ファイルとして提出したりすることができます。

また、管理者向けにも多くの機能が備わっており、例えば、課題提出の進捗状況を全受講者について一覧表として表示する機能もあります。

コーチングスキルの必要性

インターバル型研修において、講師が専門知識を一方的に解説するだけでは、長期にわたって受講者のモチベーションを維持し、従業員エンゲージメントを向上させることはできません。

したがって、講師、及び講師を支援する上司やメンターには、コーチングのスキルが要求されます。

インターバル型研修の実施にあたっては、これらの関係者は事前に必要最低限のコーチングスキルを習得しておくべきでしょう。

さいわい、コーチングに関するeラーニング教材は豊富に出回っており、一部のLMSでは標準コンテンツとして契約企業が無償で利用できるようになっています。

前述のAirCourseにも標準コンテンツが整備されており、以下のようなコーチング関連のコンテンツを利用することができます。

リーダーに求められるコーチング「コーチングスキル 入門編」

チームが成果を出すコーチング「コーチングスキル 中級編」

まとめ

インターバル型研修とは1つのテーマの研修を一度にまとめて実施するのではなく、数ヵ月間のインターバルを間に挟んで複数回に分けて実施する研修形態で、講師と受講者のコミュニケーションが長期間継続するため、従業員エンゲージメントの維持、向上に効果があると考えられますが、研修担当者の管理負荷が大きい、講師にコーチングのスキルが必要という2つの大きな課題が存在するため、実際に実施している企業が少ないのが現状です。

インターバル型研修では、長期間にわたって多数の受講者の研修受講やレポート提出を管理する必要があり、研修管理者の負荷が重いという課題がありますが、LMSを利用することで、研修受講履歴やレポート提出状況をデータベースで一元的に管理し、レポートそのものをオンライン化することで、研修管理者の負荷が大きく低減することができます。

インターバル型研修において、受講者のモチベーションを維持し、従業員エンゲージメントを向上させるためには、講師、及び講師を支援する上司やメンターに、コーチングのスキルが要求されます。

インターバル型研修の実施にあたっては、これらの関係者は事前に必要最低限のコーチングスキルを習得しておくべきでしょう。

従業員エンゲージメントを向上させる人材育成制度とは(全3回)

第1回「従業員エンゲージメントとは何か?」

第2回「従業員エンゲージメントを向上させる評価制度OKRとは」

第3回「従業員エンゲージメントを向上させる研修制度インターバル型研修とは」

ABOUTこの記事をかいた人

平井 明夫

ソフトウエアベンダーやコンサルティング会社で20年以上にわたりコンサルティング、企業経営に携わる。現在は、IT企業の新規事業立上げ、事業再編を支援するかたわら、データ分析、人材管理、LMSなどに関する講演・執筆活動を行っている。