eラーニングシステム比較|主要10社の特徴と選び方

eラーニングシステムの導入検討を始めると、機能・料金・コンテンツの種類が多岐にわたるため、何を基準に候補を絞ればよいか判断に迷う場面が出てきます。

一度選んだら数年使うシステムだからこそ、「この基準で選びました」と経営層に説明できる材料を揃えたうえで、資料請求や無料トライアルなど具体的な比較検討に進むことが大切です。

この記事では、選定で見るべき4つの比較軸や主要10サービス、導入時の注意点などを解説するので、システム選定時の参考にしてください。

eラーニングシステムを選ぶときの4つの比較軸

eラーニングシステムは、機能を1つひとつ並べて比較していくと差が見えにくくなります。多くのシステムが「動画配信ができる」「テストが作れる」「進捗が取れる」と共通の機能を備えているため、機能の有無で優劣をつけにくいのです。

絞り込みのコツは、「自社が何で困っているか」を起点に4つの軸へ落とし込むことです。ここでは選定の判断材料として使える4つの比較軸を紹介します。

軸1|講座ラインナップの広さと深さ

最初に確認したいのが、システムに最初から搭載されている「講座ラインナップ」で何を学べるかです。

講座ラインナップが充実しているシステムは、自社で1から教材を作らなくても、ビジネスマナーやコンプライアンス、ハラスメント対策、マネジメントといった汎用的なテーマをすぐに配信できます。コンテンツ制作に割ける人員が少ない企業ほど、この軸の優先度は上がります。

確認したいポイントは次の3つです。

  • 対応テーマの幅(階層別・テーマ別の網羅性)
  • 1コースあたりの動画本数や演習量
  • 新規コースの更新頻度(年間どれくらい追加されるか)

たとえば「コンプライアンス研修だけ」「ITスキルだけ」と特化型のシステムもあれば、新入社員から管理職、ビジネススキルから専門分野まで広くカバーする万能型のシステムもあります。自社で教材化したいテーマと、講座ラインナップで賄いたいテーマを切り分けておくと、必要な講座範囲が明確になります。

軸2|自社制作のしやすさ

次に見るのが、自社オリジナルの教材を作る・既存教材を活かす観点です。

社内に蓄積された商品研修動画、業務マニュアル、過去の集合研修のZoom録画など、自社の現場ノウハウを教材化したい企業は少なくありません。講座ラインナップだけでは社内固有の業務や独自の理念は教えられないため、自社教材の作成・配信機能が充実しているシステムを選ぶ価値があります。

比較する際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 動画ファイルのアップロード容量と対応形式は十分か
  • PowerPoint・PDFをそのまま教材化できるか
  • テスト・アンケート・課題提出を1コース内で組み合わせられるか
  • 字幕やテロップなどの編集サポートはあるか

特にコロナ禍で蓄積したオンライン研修の録画資産を活かしたい企業や、現場の動画ノウハウを継続的に教材化していきたい企業では、この項目を重視する必要があります。

軸3|受講管理・レポート機能

3つ目は、受講者の進捗・成績・組織別の集計をどこまで自動化できるかです。

人材育成担当者の意識調査では、次回eラーニングを導入する際の重視ポイントとして「学習進捗を可視化したレポート」が最上位に挙げられています。Excelによる受講管理から脱却したい企業にとって、レポート機能の柔軟性は導入後の運用負荷に大きく影響します。

受講管理・レポート機能では、以下の観点を確認しましょう。

  • 組織階層に沿って進捗を確認できるか(本社→事業部→部署の単位で見られるか)
  • レポートの抽出条件は十分か(コース別・期間別・属性別など)
  • 未受講者への自動リマインド配信に対応しているか
  • CSVで出力できるか

「経営層に教育投資の効果を報告する材料」「現場マネージャーが部下の状況を把握する材料」のどちらに重きを置くかで、レポート設計で確認すべきポイントが変わります。

参照:KIYOラーニング株式会社「eラーニングの定着に関する意識調査」

軸4|料金(初期費用・月額・年間総額・1人月単価)

料金は「月額〇円〜」の表記だけでは比較できません。最安値の単価には、年間契約・特定の人数規模など条件が付くことが多いためです。

比較する際は以下の4点を揃えて確認しましょう。

  • 初期費用(0円のサービスもあれば数十万円かかるサービスもある)
  • 月額単価(1人あたりの最低単価とその条件)
  • 年間総額(初期費用+月額×自社の人数×12ヶ月)
  • 自社制作コンテンツの追加費用(撮影・編集を外注する場合)

「月額200円/名」と「月額500円/名」では、自社で500名利用するなら年間180万円の差になります。一方で、安価なシステムでもコンテンツ制作費が別途かかるなら年間総額は変わりません。同じ条件で揃えてから比較するのが基本です。

業種特性や組織規模によって、4軸のどれを最優先にすべきかは変わります。代表的な4パターンを挙げると次の通りです。

  • 医療・介護:24時間シフト勤務を前提に、スマートフォン受講や5〜10分単位のマイクロラーニング設計を重視する
  • 物流・製造:365日稼働で集合研修が難しいため、自社制作のしやすさと運用継続できる管理機能を重視する
  • 多店舗小売・サービス:全国に店舗・営業所が分散するため、標準教材と店舗別の受講管理レポートを重視する
  • グループ企業:複数子会社を横断するため、階層別受講割当・権限設計と標準教材・自社制作の組み合わせを重視する

これら4つの軸以外では、運用フェーズで重要になるサポート体制と、情報セキュリティ要件への対応も並行して確認しておくと安心です。伴走サポートや初期設定支援の有無は導入初期の運用定着に影響し、ISO27001の取得状況・SSO・二段階認証・データ保管場所などは、特に金融・医療・公的機関では候補除外の判断基準になります。

eラーニングシステムの各サービスを比較する際には、比較シートを活用すると整理しやすくなります。自社の優先項目を書き込みながら、候補サービスを並べて評価できます。

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主要eラーニングシステム10選

ここからは、選定の候補に上がりやすい10サービスを、上で示した4つの比較軸(講座ラインナップ/自社制作/受講管理/料金)に沿って紹介します。

サービス主な強み月額(最低条件)
AirCourse講座ラインナップ受け放題+自社制作200円/名〜(コンテンツプラスプラン・年間契約・1,000名利用時)
セキュリオ情報セキュリティ教育要問い合わせ
SEプラスエンジニア・IT人材育成規模別の月額定額制(要問い合わせ)
LearningWare多言語・グローバル対応要問い合わせ
まなびプレミアム定額制で幅広い教材1,000IDで月額525円/ID〜
グロービス学び放題MBA基礎・DX6ヶ月11,550円/ID〜
Smart Boarding講師による伴走月額32,400円〜(30ID込み)
etudes Plus役職別スキルマップ要問い合わせ
Schoo for Business生放送授業+録画月額1,650円/ID〜(20ID〜、初期費用11万円)
Aidemy BusinessAI・データサイエンス要問い合わせ

ここから3社程度に絞り込み、資料DLや無料トライアルへ進むのがおすすめです。

AirCourse|万能型のクラウド型eラーニングシステム

AirCourse(運営:KIYOラーニング株式会社)は、講座ラインナップの受け放題と自社オリジナルコース作成に強みがある、万能型のクラウド型eラーニングシステムです。主な特徴は以下の通りです。

  • 講座ラインナップ:1,000コース・6,000本以上の動画研修が受け放題(コンテンツプラスプラン)
  • 自社制作機能:ドラッグ&ドロップでの動画アップロード、PowerPoint・PDFのそのままの教材化、テスト・アンケート・課題提出の自由な組み合わせに対応
  • 受講管理機能:組織階層に沿った受講割当・レポート集計、CSV一括ユーザー管理に対応
  • 料金:初期費用0円、月額200円/名〜(コンテンツプラスプラン・年間契約・1,000名利用時)
  • セキュリティ対策:ISO27001取得、シングルサインオン(SAML・パラメータ認証)、IPアドレス制限、二段階認証に対応
  • 向いている企業:初めてeラーニングを導入する企業、講座ラインナップと自社制作を組み合わせて運用したい企業、全国に拠点が分散している企業、Excel管理からの脱却を進めたい企業

講座が幅広いのが強みで、新入社員向けのビジネスマナーから管理職向けマネジメント、コンプライアンス、ハラスメント対策、ITスキル、DXまで階層・テーマを横断してカバーしています。2024年には年間200コース以上の新規コースが追加されています。

導入実績としては、株式会社ぐるなび(3,000名以上)、パーソルテンプスタッフ株式会社(3,000名以上)、株式会社SHIFT(1,000〜2,999名)、リノべる株式会社(100〜299名)などがあり、大企業からベンチャー企業まで規模を問わず採用されています。

参照:AirCourse

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1,000コース・6,000本以上の動画研修が受け放題の「eラーニングシステム」の詳細
AirCource(eラーニング)導入企業の具体的な成功事例と効果測定方法
階層×カテゴリでまとめた動画研修(標準コース、標準学習パス)の全体像

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セキュリオ|情報セキュリティ教育に特化

セキュリオ(運営:LRM株式会社)は、情報セキュリティに特化したクラウド型の教育サービスです。

  • 講座ラインナップ:ISMS/Pマークコンサル監修の教材を130種類以上提供
  • 自社制作のサポート・機能:PDF・YouTube動画の教材登録、最大100問のテスト作成に対応
  • 受講管理・レポート機能:教材配信・テスト実施・採点・集計までをワンストップで行える設計
  • 料金:要問い合わせ
  • 向いている企業:情報セキュリティ研修を全社員に対し継続的に実施したい企業、標的型攻撃メール訓練と教育を一体運用したい企業

参照:セキュリオ

SEプラス|エンジニア研修・IT人材育成に特化

SEプラス(運営:株式会社SEプラス)は、ITエンジニア・SE向けの研修サービスを長年提供してきた事業者です。

  • 講座ラインナップ:IT人材育成に特化した複数サービスを展開
  • 自社制作のサポート・機能:自社オリジナル教材の対応は要問い合わせ
  • 受講管理・レポート機能:書籍・動画・Webテストを組み合わせた学習設計、スマートフォンからの受講にも対応
  • 料金:規模別の月額定額制(SEカレッジは1〜24名で講座のみ月額28,000円〜、詳細は要問い合わせ)
  • 向いている企業:ITエンジニアの体系的な育成を進めたい企業、基本情報技術者試験などIT系資格の取得支援を社内制度に組み込みたい企業

基本情報技術者試験の科目A免除制度に対応した「独習ゼミ」、年間約500コースの研修を定額制で受講できる「SEカレッジ」、新人IT研修「PLUS DOJO」などが利用できます。

参照:SEプラス

LearningWare|カスタマイズと多言語対応に強み

LearningWare(運営:株式会社プロシーズ)は、クラウド型eラーニングシステムです。

  • 講座特徴:自社制作中心の運用に向く設計で、必要に応じてカスタマイズ開発に対応
  • 自社制作のサポート・機能:動画教材の編集サポートやカスタマイズ開発に対応
  • 受講管理・レポート機能:多言語対応、API連携による外部システム接続に対応
  • 料金:要問い合わせ(カスタマイズ前提のため案件ごとに見積もり)
  • 向いている企業:海外拠点を含むグローバル展開企業、代理店・フランチャイズ・学校教育など特殊な運用に合わせた独自のカスタマイズが必要な組織

参照:LearningWare

まなびプレミアム|定額制の受け放題サービス

まなびプレミアム(運営:株式会社ライトワークス)は、定額制で複数のeラーニング教材を受け放題にできるサービスです。

  • 講座ラインナップ:1,000本以上の教材を提供し、ハラスメント対策・コンプライアンス・DXなど幅広いジャンルをID単位で定額契約可能
  • 自社制作コンテンツのサポート・機能:企業独自教材のカスタマイズに対応(オプション)
  • 受講管理・レポート機能:マイクロラーニング設計の教材が多くスキマ時間での受講に向いており、AI教材サーチで必要な教材を素早く検索可能
  • 料金:ID数に応じた段階制(1,000IDで月額525円/ID、5,000IDで月額240円/ID、10,000IDで月額126円/IDなど)
  • 向いている企業:標準コンテンツを軸に運用しつつ、社員一人ひとりに幅広い学習機会を提供したい企業

参照:まなびプレミアム

グロービス学び放題|ビジネス教養とMBA基礎の強化

グロービス学び放題(運営:株式会社グロービス)は、MBA基礎やビジネス教養を中心に学べるeラーニングサービスです。

  • 講座ラインナップ:MBAの基礎から最新のAI・DXまで16カテゴリ・4,400コース以上の動画を提供
  • 自社制作のサポート・機能:自社オリジナル教材のアップロードは要問い合わせ
  • 受講管理・レポート機能:学習計画機能、AIによるフィードバック機能、修了証の発行に対応
  • 料金:初期費用無料、6カ月11,550円〜/ID(公式情報)
  • 向いている企業:管理職・経営層向けにビジネス教養を体系的に学ばせたい企業、次世代リーダー候補の育成にMBA基礎を取り入れたい企業

参照:グロービス学び放題

Smart Boarding|動画+ライブレッスン+伴走サポート

Smart Boarding(運営:株式会社FCE)は、eラーニング動画と講師によるライブレッスンを組み合わせたサービスです。

  • 講座ラインナップ:400種類超の動画コンテンツと月50〜60回開催のライブレッスンを提供
  • 自社制作のサポート・機能:専任担当が学習プログラムの作成までサポート
  • 料金:最低30ID・年契約で月額32,400円(税抜)から(14日間の無料トライアルあり)
  • 向いている企業:動画視聴だけでは定着しないと感じている企業、講師による伴走型のトレーニングを並走させたい企業

参照:Smart Boarding

etudes Plus|階層別研修・人材育成ノウハウ込み

etudes Plus(運営:アルー株式会社)は、人材育成会社が提供する階層別研修特化型のサービスです。

  • 講座ラインナップ:100種以上の教材、約600本の演習を提供し、各階層の役割を3軸で体系化(定期的な教材バージョンアップが入る)
  • 受講管理・レポート機能:ラーニングガイド機能で階層別の学習テーマを提案
  • 料金:要問い合わせ
  • 向いている企業:階層別・役職別の教育体系を整備したい企業、演習中心で「アウトプット込みの研修設計」を進めたい企業

参照:etudes Plus

Schoo for Business|継続学習と最新トレンド対応

Schoo for Business(運営:株式会社Schoo)は、生放送授業と録画配信を組み合わせた継続学習型のサービスです。

  • 講座ラインナップ:21カテゴリ・9,000本以上の動画コンテンツを配信し、生放送授業も提供
  • 自社制作のサポート・機能:自社オリジナル教材の対応は要問い合わせ
  • 受講管理・レポート機能:学習時間・トレンドに基づくレポート機能に対応
  • 料金:初期費用11万円+月額1,650円/ID〜(最低20ID、税抜、契約ID数に応じたボリュームディスカウントあり)
  • 向いている企業:最新トレンドへの継続的なキャッチアップが必要なIT・マーケティング業種、社員の自発的な学習文化を育てたい企業

参照:Schoo for Business

Aidemy Business|DX・AI人材育成に特化

Aidemy Business(運営:株式会社アイデミー)は、AI・データサイエンス・DXに特化したeラーニングサービスです。

  • 講座ラインナップ:Python基礎から業務向けDXまで250種以上のAI/DX特化学習コースを提供
  • 自社制作のサポート・機能:カスタマーサクセス担当が学習プランの設計を支援
  • 受講管理・レポート機能:学習進捗管理・理解度テスト機能を搭載
  • 料金:要問い合わせ
  • 向いている企業:DX人材を社内で育成したい企業、AI・データサイエンスを事業の中核に据えていきたい企業

参照:Aidemy Business

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eラーニングシステム導入時の注意点

候補システムが絞れてきた段階で、追加で確認しておきたい注意点があります。導入後の運用フェーズで定着が進みにくいポイントと対策を解説します。

コンテンツ制作の負担が一部に集中しやすい

自社制作だけに頼ると、立ち上げ期のコンテンツ準備工数が増え、導入後の運用が進みにくくなります。研修担当が1人で動画化・テスト作成・配信設定まで抱える設計は、現場負荷の集中で運用が止まりやすくなります。

現実的な対策は、講座ラインナップ+自社制作の組み合わせで運用負荷を分散することです。具体的には、講座ラインナップで賄える領域(ビジネスマナー・コンプライアンスなど)はシステム側のコンテンツに任せ、自社固有の業務知識や商品理解に絞って制作する切り分けが有効です。Zoom録画やPowerPoint資料といった既存の動画資産を活かす運用も、導入初期の運用開始を早めます。

動機付けや運用設計が欠けると受講が定着しない

先述の人材育成担当者の意識調査では、eラーニングを定着化させる最重要要素として「従業員教育の動機付け」が挙げられています。システムを導入しただけでは受講は進まないという前提に立つことが、定着に向けた運用設計において大切です。

定着に向けては、以下のような運用設計を取り入れることが有効です。

  • 月次の受講サイクル(月初公開→月末締切)を組む
  • キャリアラダー・等級と連動した推奨コースを提示する
  • 上長による声かけ・面談で進捗をフォローする
  • ライブ研修や集合研修と組み合わせて学習体験に変化を出す

導入時の体制設計で、これらの取り組みを継続的に回せる運用設計ができているかどうかが、半年後・1年後の定着率に直結します。

既存システムからのリプレイスにはスイッチコストが発生する

既存のeラーニングからリプレイスする場合、従業員への再説明、データ移行、新UIへの慣れに想定外のコストがかかります。「機能が魅力的だから乗り換える」という意思決定でも、運用負荷の追加分が見えていないと現場の混乱を招きます。

スイッチコストを抑えるために確認したい項目は次の通りです。

  • 直感的なUI設計(管理者・受講者の双方)
  • 既存資料の形式(PowerPoint・PDF)をそのまま受け入れられるか
  • SSO連携で既存の認証基盤と統合できるか
  • データ移行の支援メニューや初期設定支援の有無

参考:auコマース&ライフ株式会社 導入事例

eラーニングシステムの導入事例|複数社の選定プロセスと決め手

ここからは、AirCourseを選定した複数社の事例を、「背景」「評価ポイント」「決め手」の3つの観点で紹介します。自社の選定基準を経営層に説明する際の材料としても活用できるので参考にしてください。

株式会社ぐるなび様|AirCourse 選定の決め手はスイッチコストゼロと既存資料の流用

株式会社ぐるなび様は、飲食店情報サイト「ぐるなび」を中心に、外食産業向けの幅広い事業を展開しています。

背景

AirCourse導入前は、別のeラーニングシステムを使用していました。営業メンバー向けの集合研修はWeb会議で中継しており、研修運営のためのスケジュール調整や、複数のExcelファイルでの受講管理に大きな手間がかかっていたといいます。「会社のPCでしか受講できない」「資料のダウンロードができない」「動画は掲載できない」など既存システムの制約も重なり、契約更新のタイミングで新システムを検討することになりました。

評価ポイント

要件として設定されたのは、「動画・プレゼン資料・テスト・アンケートなど多様な形式に対応していること」「利用動向の分析・フィードバックができること」の2点でした。複数社を比較するなかで評価対象になったのは、要件の充足度、講座ラインナップのテーマ充実度、そしてリプレイスに伴うスイッチコストです。

AirCourse 選定の決め手

AirCourse を選んだ最終的な決め手になったのは、求める要件をすべて満たしたうえで、講座ラインナップに「基本的なビジネススキルに関するテーマが充実していたこと」、そして「初期費用がかからないため、スイッチコストを抑えてリプレイスができたこと」だったと振り返っています。

参考:株式会社ぐるなび 導入事例

リノべる株式会社様|AirCourse 選定の決め手はコンテンツ作成の自由度

リノべる株式会社様は、住宅・店舗・オフィスのリノベーションを手がけながら、テクノロジーを活用したプラットフォーム事業を展開しています。

背景

導入前の課題は、社内資料や動画が複数の共有サイトに分かれて保管されており、誰が何を視聴しているか履歴管理ができない状態でした。新卒の遠隔地内定者、中途入社者のキャッチアップ、フランチャイジー向け教育のナレッジ整理という複数の課題が同時に発生しており、ナレッジの一元化と進捗の可視化を一度に進められる基盤が必要でした。

評価ポイント

4〜5社で比較を進めるなか、評価対象になったのは「コンテンツ作成の簡易さ」「自由度の高いテスト機能」「価格」「情報漏えいリスクへの対応」の4点です。フランチャイジー向けに教材を共有するため、動画のダウンロード可否といったセキュリティ要件も比較軸に入っていました。

AirCourse 選定の決め手

AirCourse を選んだ決め手は、コンテンツとテスト作成の簡易さ、自由度の高いテスト機能、リーズナブルな価格の3点が揃ったことです。直感的に教材が作れる設計と、動画のダウンロードを制限できる仕様が組み合わさり、リノべる社様の運用要件にフィットしたことが選定の理由となりました。

参考:リノべる株式会社 導入事例

にのみやグループ 医療法人社団恵正会様|AirCourse 選定の決め手は社会人基礎力と専門スキルの両方に対応できること

にのみやグループ 医療法人社団恵正会様は、広島県広島市安佐北区を拠点に、医療機関6箇所と介護事業所10箇所を運営するグループ法人です。

背景

医療・介護業界はシフト勤務が常態化しており、複数事業所が点在する組織特性から、全職員が一堂に会する集合研修の開催が困難でした。専門スキルは職能団体で学べる一方、コンプライアンスやロジカルシンキングといった社会人基礎力は職員の独学に依存しており、体系的な教育の仕組みが不足していたことが課題でした。

評価ポイント

選定では、専門能力と社会人基礎力の双方を扱える環境が成立するかが焦点になりました。具体的には、「ビジネススキル・コンプライアンス・ハラスメント対策などの汎用コンテンツの充実度」「コロナ禍に録画した専門研修動画をアップロードできる容量」「コストと管理工数のバランス」の3点が評価対象です。

AirCourse 選定の決め手

AirCourse を選んだ決め手になったのは、講座ラインナップで社会人基礎力の体系的な教育が可能になる見通しと、大容量のオリジナル動画をアップロードできることで、録り溜めた専門研修動画を組織全体の学習コンテンツとして活用できる構成が組めたことでした。コストを抑えながらも豊富な講座ラインナップと管理機能が備わっていたことが、両輪運用の成立可能性を後押ししています。

参考:にのみやグループ 医療法人社団恵正会 導入事例

ここで紹介した事例のほかにも、AirCourseはさまざまな業種・規模の企業で運用されています。

実際の導入事例を見て、自社に最適なツールを選びましょう

実際に導入した企業の成功事例や効果測定の方法を詳しく紹介しています。自社と似た業種・規模の企業の事例を参考に、導入後の効果をイメージしてください。

1,000コース・6,000本以上の動画研修が受け放題の「eラーニングシステム」の詳細
AirCource(eラーニング)導入企業の具体的な成功事例と効果測定方法
階層×カテゴリでまとめた動画研修(標準コース、標準学習パス)の全体像

まとめ:自社の優先順位を起点にeラーニングシステムを選ぶ

ここまで、eラーニングシステムを選ぶ4つの比較軸、業種・規模ごとの優先順位、主要10サービスの位置づけ、注意点、複数社の選定プロセス事例を整理してきました。

選定で迷ったときには以下を参考にしてください。

  • 機能の有無ではなく、自社の課題を起点に「講座ラインナップ/自社制作/受講管理/料金」の4軸で優先順位を付ける(サポート体制・セキュリティは並行確認)
  • 業種・規模で重み付けが変わる前提を置き、医療介護・物流製造・多店舗小売・グループ企業など自社に近いタイプの優先順位を参考にする
  • 候補を3社程度に絞り、無料お試しや資料DLで実機の使い勝手・コンテンツの質を確認する
  • 導入後の運用負荷(コンテンツ制作・定着化・リプレイスのスイッチコスト)を見越して、立ち上がりの設計まで含めて評価する

eラーニングシステムは一度導入したら数年使うシステムです。比較サイトのランキングだけに左右されず、自社の優先順位を軸にして候補を3社に絞り込むところまで進めば、経営層への報告にも耐えられる根拠ある選定がしやすくなります。本記事で示した軸とプロセスを、次のステップに進むための判断材料として活用してください。

eラーニング活用の課題解決に、今すぐ使える実践ツールを

eラーニング活用の重要性は分かっている。でも「具体的にどう運用するか」「結局どのeラーニングシステムが自社に合うのか」で多くの企業が迷い、思うような成果が出せずにいます。あなたの組織も同じ悩みを抱えていませんか?

そんな課題を解決するために、900社以上が導入し成果を上げている「実践的な研修ノウハウ」と「幅広いニーズに対応するeラーニングシステム」をまとめた資料を無料でご用意しました。

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よくある質問

Q. eラーニングシステムとLMSは何が違いますか?

ほぼ同義として扱って差し支えありません。LMS(Learning Management System)は学習管理基盤を指す技術名称、eラーニングシステムは実装製品の一般呼称として使われています。本記事では同じ意味で扱っています。

Q. 無料のeラーニングシステムは選択肢になりますか?

純粋に無料のシステムは、標準コンテンツが少なく、管理機能も限定的なケースが多いのが実情です。現実的な選択肢は「無料トライアル付きの有料システム」を実機で試したうえで判断する方法です。AirCourseでも30日間の無料お試しを提供しており、講座ラインナップ18コースを試せます。

Q. 自社オリジナルの教材も配信できますか?

多くのシステムが対応しています。AirCourseの場合、動画・PowerPoint・PDFをアップロードでき、テスト・アンケート・課題提出と組み合わせて1つのコースとして配信できます。講座ラインナップとオリジナルコースを組み合わせた運用も可能です。

Q. 料金相場はどのくらいですか?

クラウド型の月額は、1人あたり数百円から数千円まで幅があります。標準コンテンツが充実するほど単価は上がる傾向があります。「月額〇円〜」の最安値表記には年間契約や特定の人数規模など条件が付くことが多いため、自社の人数で試算してから比較するのが基本です。

関連記事:eラーニングシステムの導入費用|料金体系や見積もりのポイント

ABOUTこの記事をかいた人

ソフトウエアベンダーやコンサルティング会社で20年以上にわたりコンサルティング、企業経営に携わる。現在は、IT企業の新規事業立上げ、事業再編を支援するかたわら、データ分析、人材管理、LMSなどに関する講演・執筆活動を行っている。