近年リモートワークの促進に伴い、多くの研修もオンライン化が加速し、メジャーな手法としてeラーニングの活用が注目されています。
eラーニングは手軽に導入できる反面、導入効果や対面できないことによるコミュニケーション不足を不安視する声も少なくありません。
そこで本記事では、新人研修でeラーニングを導入・活用するメリットや、導入時の注意点についてご紹介します。
また、eラーニングシステムを初めて導入する企業様のために、eラーニングシステムを38の項目で比較できる「eラーニングシステム選定比較シート」を無料で用意しています。新人研修でのeラーニング活用をご検討の方は、ぜひご活用ください。
新人研修についておさらい
新人研修とは、新卒社員や中途社員など、新たに入社した社員を対象に実施される研修全般を指します。新卒社員に対し4月に実施される研修をイメージする方も多いかもしれません。 実際に、新人研修は新卒採用を中心に、入社時に一括で実施される事の多い研修です。
新人研修の目的
新人研修の目的は、会社のルールや社風を伝えるとともに、配属後に新入社員が業務を円滑に行うことができるようトレーニングすることです。
新卒社員の場合は社会人としてのマインドセット、ビジネスマナー、ロジカルシンキングなどのビジネススキル、エクセルやパワーポイントなど基礎的なPC操作のスキルなどを体系的に学ぶことが多く、社会人に取っての「一般教養」を学ぶ研修とも言えます。
加えて各社独自のスキル(IT業界であればプログラミングの基礎など)や知識、資格の習得をパッケージにした研修も一般的です。例えば、IT業界であればプログラミングの基礎などを学んだ後、ITパスポートや基本情報技術者といった資格の取得を目指すのも一般的な流れとなっています。
新人研修の進め方
新人研修を実施するには、まず新入社員のスキルを把握する必要があります。履歴書や職務経歴に記載された内容や、面接の際にヒアリングした内容、SPI(総合適性検査)の結果などは重要な判断材料です。コミュニケーション能力やリーダーシップなど、定量評価が難しいスキルについては性格診断などが役に立つでしょう。
続いて、現場ではどのような能力が求められているのかを、配属先などにヒアリングを行い確認します。現場で必要な能力と会社として社員に身に付けてもらいたいスキルを考慮し、研修の目標を決めましょう。
研修の目標が決まったら、具体的なカリキュラムと研修期間を決めてください。研修の目標は関係者全員で共有し、目標の達成に必要十分な研修期間を確保することが重要です。
研修中は目標の達成度合いを逐一確認し、必要に応じて計画の見直しなどを行ってください。研修終了後は効果の度合いを分析し、課題があった場合は来年度以降の研修にフィードバックしましょう。
新人研修の主な手法
日本でいう伝統的な新人研修と言えば、これまでは4月に新入社員を一堂に集めて、日々授業のような形式で研修を行うことが一般的でした。集合研修では座学だけでなく、必要に応じてロールプレイングやグループワークなどが実施されるケースもあるでしょう。
集合研修の終了後は、多くの会社でOJT(On the Job Training)によって実際の現場で仕事をしながら研修が続けられます。研修期間は、新卒採用で3~6ヶ月程度の集合研修、1年程度のOJTが一般的です。中途採用の場合は前職での社会人経験があるため、原則1~3ヶ月程度の短い研修期間しか必要ありません。
一方、新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、集合研修の開催が憚られるようになりました。その結果、近年ではソーシャルディスタンスを確保しつつ新人研修が行える「eラーニング」に注目が集まっています。
eラーニングを活用する6つのメリット
新人研修でeラーニングを導入することは大きなメリットがあると考えられます。長引くコロナ禍においては、一堂に会することなく研修が行えるというメリットが重視され、eラーニングの需要が急激に高まりました。
ここでは、その中でも特に大きな6つのメリットをご紹介します。
1. 場所を問わず実施できる
新人研修を行うにあたり、どうしても回避できない課題が実施場所の問題です。
これまでの研修では一つの教室に集まるために移動や宿泊などさまざまな手間がかかっていました。
しかし、昨今では新型コロナウイルスの流行に伴い大人数を一堂に集めることが難しくなり、ソーシャルディスタンスを確保し3密(密閉・密集・密接)を避ける動きが一般化しています。万が一クラスター感染が発生してしまうと会社の社会的信用にも関わるため、集合研修やそれに伴う移動や宿泊なども自粛が求められました。
これに対して、eラーニングによる新人研修では、パソコンなどの端末とインターネット環境があればどこでも実施が可能です。ソーシャルディスタンスも確保できるため、コロナ禍の新たな研修手法としてeラーニングの需要が急拡大しました。
感染拡大が落ち着きつつある現在においても、eラーニングは受講者の負担を低減できることから、より学習に専念しやすい有効な研修手法と考えられます。
2. 自分のペースで学習ができる
集合型の研修では1人1人の理解度に合わせた進行は難しく、ある程度のペースをキープせざるを得ません。
そのため、わからないことをそのままに、次のテーマに進んでしまうというような事態が起こっていました。また、全員の前で質問することを遠慮してしまい、わからないことがうやむやになってしまうということも起こりがちな問題です。
しかし、eラーニングではそれぞれの得意分野は手短に、苦手分野はじっくり時間をかけて学習することができます。
受講前の知識や講義の理解力は人それぞれですが、eラーニングであれば各受講者の理解度に合わせて学習を進めることが可能です。
3. わからないことを反復して学習できる
研修を受講しても、一度で100%を理解するのは容易ではありません。一度聞いたことを忘れてしまったり、聞き洩らしたりすることは仕方のないことです。しかし、一般的に新人研修は同じ内容を反復して学習できるカリキュラムになっておらず、総論的に実施するのが慣例となっています。
もちろん、現場でのOJTなどでフォローをすることも可能ですが、個々人に合わせて指導を行う必要性があり非効率でした。
eラーニングを活用すれば、理解度の低い分野があった場合、改めて必要なものを必要な分だけ繰り返し反復学習が可能です。これにより、現場の負担も大きく軽減されると考えられます。
4. 教育の質を均一化できる
集合研修の場合、教育の質は講師の質に大きく左右されます。講師が異なれば指導内容や指導方法も異なるのが一般的です。
例え同じカリキュラムで研修を実施したとしても、伝え方が異なれば理解度も異なってくるでしょう。従来の研修手法では、継続して同じ講師に依頼できない場合は教育の質にばらつきが出てしまうというデメリットがありました。
一方、eラーニングであれば、同じ教材を使えば教育の質を均一化できます。大企業であればグループごとに異なる講師の授業を受けることも一般的ですが、eラーニングでは全員同じ授業を受けることが可能です。
また、前章でもご紹介したとおり、eラーニングは反復学習も行いやすいため、受講者間の理解度の差も最小限に抑えることができるでしょう。さらに、eラーニングであれば教材の差し替えや改変を簡単に行えるため、教育の質を均一に保ちながら常に最新の情報を伝えることができる点も大きなメリットです。
5. 学習の進捗状況を管理しやすい
従来の集合研修では、受講者ごとの学習状況や理解度を把握し管理するのは非常に手間のかかる作業でした。しかし、オンラインで実施されるeラーニングであれば自動で進捗状況が収集・記録されるため、管理の手間を大幅に削減することができます。
現在、eラーニングは「LMS(Learning Management System)」を利用して実施されるのが一般的です。LMSはeラーニングに必要な学習教材の配信や成績管理などを担うシステムで、日本語では「学習管理システム」と訳されます。
LMSでは学習がどのくらい進んでいるのか、テストではどのくらいのスコアを獲得しているのか、得意分野や苦手分野はなにか、などの情報を随時確認することが可能です。
LMSを利用することで、学習の進捗状況を正しく管理するとともに、各受講者の理解度に合わせて学習機会を提供できます。
6. 研修コストを削減できる
eラーニングにも一定のコストはかかりますが、従来の集合研修に比べると低コストで実施できるのが一般的です。
集合研修では、研修場所までの交通費や宿泊費、会場代、講師に支払う報酬や交通費など、さまざまなコストがかかります。受講者に配布する教材の作成・印刷・輸送コストなども無視できません。
eラーニングであればこれらのコストを抑えて、質の高い研修を実施できます。教材を印刷する必要もないため、常に最新の情報を提供できる点もメリットです。
小規模な新人研修であれば従来の研修手法の方が低コストかもしれませんが、規模が大きくなればなるほどコスト削減の効果が実感できるでしょう。多くの新卒社員に新人研修を行わなければならない大企業は、集合研修よりeラーニングがおすすめです。
『eラーニング導入・活用 完全ガイド』では、新人研修をはじめとした効果的な社員研修をご検討中の人事・教育担当者に向けて、eラーニングの基本から運用のコツなど、導入事例を交えて詳しく解説しています。
どなたでも無料でダウンロードいただけますので、研修プログラム設計の参考にしてみてください。
主要なeラーニングシステム10サービス
ここからは、おすすめeラーニングシステムを10種類紹介していきます。
自社に導入するeラーニングシステムでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
AirCourse|万能型eラーニングシステム
「AirCourse」は、動画研修が受け放題のクラウド型eラーニングシステムです。
自社オリジナルコースの作成・共有が容易で、優れた管理機能を備えており、新人研修をはじめとした自由度の高い研修プランが検討できる点が大きな魅力です。
また、直感的な操作性により受講者や管理者の負担を軽減し、誰でもすぐに使いこなせるため、新入社員向けであっても、余計な手間をかけることなく人材育成における課題解決ができます。
初期費用がなく、月額料金も低コストで運用できるので、初めてeラーニングシステムをご利用いただく企業でも安心してご利用いただけます。
「AirCourse」がわかる資料 3点セット(概要・コース・導入事例)を無料ダウンロードする
【利用料金】
・ベーシックプラン:1ライセンス月120円~
・コンテンツプラスプラン:1ライセンス月200円~
【形態】
クラウド
【特徴】
・動画研修コンテンツの豊富さ:幅広いテーマの動画研修が受け放題
・柔軟なコース作成:自社オリジナルのコースを簡単に作成・配信可能
・スムーズな導入・活用の実現:導入・運用担当者向け説明会で運用者向けにトレーニングの支援
【こんな企業におすすめ】
初めてeラーニングシステムを導入しようと検討している企業
【このサービスについて詳しい資料をダウンロードいただけます】
参照元:AirCourse – 社員教育をカンタンに。クラウド型eラーニング
セキュリオ|セキュリティ研修に特化
「セキュリオ」は、最新の情報セキュリティ教育に特化したeラーニングシステムです。
90種類以上の専門家監修教材を提供し、企業のセキュリティ教育を効率的にサポートしてくれるため、全体的なセキュリティレベルの底上げが可能です。
また、自動採点・集計機能やオリジナル教材の登録も可能で、一人ひとりに合わせたカスタマイズができ、従業員のセキュリティ意識向上を促進します。
スマホからも受講できるので、どこでも手軽に繰り返し学習できる点も大きなメリットといえます。
【利用料金】
要お問い合わせ
【形態】
クラウド
【特徴】
- 90種類以上の専門家監修教材:基礎から専門まで幅広いセキュリティ教材を提供。
- 自動採点・集計機能:業務効率を大幅に向上させる自動化機能。
- オリジナル教材の登録:企業独自の教材を追加可能。
【こんな企業におすすめ】
従業員のセキュリティ意識向上を図りたいと考えている企業
参照元:セキュリオ公式サイト
SEプラス|エンジニア研修に特化
「SEプラス」は、エンジニア向けの研修に特化したeラーニングシステムです。
SEプラスの最大の特徴は現役エンジニアによる実践的な教材提供で、14年以上もの間、さまざまなIT企業に提供し続けている実績があるため、確実な個々のスキル向上が実現できます。
また、多様なプログラミング言語や技術トピックに対応し、初心者から上級者まで幅広い層に適したカリキュラムを揃えているので、全従業員が満足度の高い研修を受講できます。
午前免除対応の基本情報技術者コースも用意されているので、一人前のSEとして従業員を成長させたい、もしくは資格取得を推進している企業におすすめです。
【利用料金】
各研修サービスを参照
【形態】
要お問い合わせ
【特徴】
- 実践的な教材:現役エンジニアが監修したリアルな教材
- 効率の良いインプットとアウトプット:書籍とwebテストで学習するハイブリッドeラーニング
- 基本情報技術者資格対策:「科目A免除制度」に対応している研修でスムーズな資格取得が可能
【こんな企業におすすめ】
最新技術に対応した教育を実施して、エンジニアのスキルアップにつなげたいと考えている企業
参照元:SEプラス公式サイト
LearningWare|グローバルな研修を実現
「LearningWare」は、導入企業2800社以上、月間利用者100万人以上の圧倒的な実績を誇るeラーニングシステムです。
企業研修、代理店研修、学校教育、オンライン講習、オンライン試験など多様な用途に対応しているため、企業ごとに異なる課題や教育手法に関するご要望に対応ができます。
また、多言語対応や高度なカスタマイズ機能を提供しているので、海外支店での利用や社内システムと連携など、さまざまな企業の教育ニーズに柔軟に対応することも可能です。
使いやすさとセキュリティを兼ね備えたLearningWareは、効果的かつ効率的なオンライン学習環境を提供します。
【利用料金】
- Lightプラン:月20,000円~
- Standardプラン:月40,000円~
- Premiumプラン:月52,000円~
【形態】
クラウド
【特徴】
- 多言語対応:世界中の拠点で利用可能。
- 豊富な機能:顔認証、API連携、決済機能など多彩な機能。
- 高いカスタマイズ性:企業のニーズに合わせたシステム構築が可能。
【こんな企業におすすめ】
グローバル展開している、もしくは目指している大企業
まなびプレミアム|コストを抑えて運用
「まなびプレミアム」は、ライトワークスが提供する企業向けeラーニングシステムです。
月に一人当たり74円からという低コストを実現しつつ、階層や役職に合わせた幅広い教育コンテンツを提供しているので、高いコストパフォーマンスを誇ります。
また、1つの教材は3〜5分程度で学べるため、学習者の負担を軽減しつつスキマ時間に活用できる点が大きな魅力です。 企業独自の教材制作もサポートしているため、特定のニーズに応じたカスタマイズも可能です。
【利用料金】
契約ID数によって変動あり
【形態】
要お問い合わせ
【特徴】
- 低コスト運用:リーズナブルな価格設定で多彩なeラーニング教材を提供。
- スマホ対応:スマートフォンでの受講が可能で、時間や場所を問わず学習できる。
- カスタマイズ可能:企業独自の教材制作にも対応し、特定のニーズに応じた研修が可能。
【こんな企業におすすめ】
予算を抑えつつ社員教育を充実させたいと考えている企業
参照元:まなびプレミアム公式サイト
GLOBIS学び放題|受講者の学習と成長を促す
「GLOBIS学び放題」は、自由にカスタマイズできるアンケート機能や、自社の人材育成に必要な任意の動画アップロード機能などにより、受講者の学習と成長を促進できる法人向けeラーニングシステムです。
また、自分の実績を確認できるマイページ機能や、現在の理解度を明確にできるAIフィードバック機能が実装されているため、学習習慣の定着やモチベーション維持に大いに役立ちます。
システム内には標準でMBA基礎、DX、資格取得などの幅広いコンテンツを提供し、企業の人材育成を強力にサポートします。
受講者が自発的に学習の計画を立て、目標に向かって自分のペースで学習するのに最適なeラーニングシステムといえるでしょう。
【利用料金】
- 6ヶ月プラン:1ライセンス10,890円~
- 12ヶ月プラン:1ライセンス19,602円~
- 36ヶ月プラン:1ライセンス52,800円
- 永年プラン:1ライセンス66,000円
【形態】
要お問い合わせ
【特徴】
- 高品質なコンテンツ:実務家講師が監修し、最新のビジネス知識を体系的に学べます。
- 柔軟な活用:自己啓発から研修の予復習用教材まで、多様な用途に対応。
- 便利な機能:AIフィードバックや学習計画機能など、受講者の成長を支援する機能が充実。
【こんな企業におすすめ】
社員の自己啓発を支援し、組織全体のスキルアップを図りたいと考えている企業
参照元:GLOBIS学び放題公式サイト
Smart Boarding|豊富な動画で直感的に学べる
「Smart Boarding」は、教育研修・コンサルティングのプロが作った「社員教育の仕組み」を、いつでもどこでも活用できるeラーニングシステムです。
また、各階層に必要な考え方・知識・スキルを身に付けられる豊富な動画と、プロの講師によるライブレッスンや他企業との交流を通じて、実践的なトレーニングが可能です。
さらに、教育プログラムの作成や定期的なフォローシステムにより、社員の成長を可視化して把握・管理ができます。
質の高い学習をお手軽に取り入れたいと考えている企業におすすめです。
【利用料金】
- LMS+コンテンツ使い放題プラン:月29,400円~
- 充実サポートプラン:月32,400円~
【形態】
クラウド
【特徴】
- 動画×トレーニング:動画視聴後に実践トレーニングを行い、確実にスキルを身につけます。
- カスタマイズ可能な教育プログラム:企業のニーズに合わせた教育プログラムを作成。
- 定期フォロー:月次フォローや個別相談で、教育効果を最大化。
【こんな企業におすすめ】
いつでもどこでも本格的な学習ができる環境を構築したいと考えている企業
etudes Plus|ラクラク階層別研修
「etudes Plus」は、アルー株式会社が提供する階層別研修に特化したeラーニングシステムです。
本eラーニングシステムは、体系化された独自のスキルマップに基づき、企業の役職ごとに求められるスキルを効果的に習得できる点が大きな魅力となっております。
また、100種類以上の教材と600本以上の演習で、学習者が自らの課題に応じた内容を学べる設計ですので、ひとり一人に最適化された学習が可能です。
個人、もしくは階層別に抱え込みがちな課題を効率的に解決していきたいと考えている企業におすすめです。
【利用料金】
要お問い合わせ
【形態】
クラウド
【特徴】
- 体系的な階層別教材:役職ごとのスキルマップに基づいたカリキュラム。
- 実践的な演習:600本以上の演習で、知識の定着と実務への応用を支援。
- 教育担当者支援:研修運営の工数を削減し、効果的な研修をサポート。
【こんな企業におすすめ】
個人別、階層別、役職別に特化したスキル教育を求めている企業
参照元:etudes Plus公式サイト
Schoo for Business|幅広いコンテンツを容易
「Schoo for Business」は、継続的な学習にこだわっているeラーニングシステムです。
本eラーニングシステムではビジネススキル、ITスキル、リーダーシップ、マーケティングなど、幅広いジャンルのコンテンツが揃っており、幅広いニーズに応じた学習が可能です。
また、最新のビジネストレンドや技術動向に関するコンテンツも365日毎日更新されるため、常に最前線の知識を学び続けられます。
さらに生放送授業も毎日配信され、参加もできるため、学び続ける組織作りには最適なeラーニングシステムであるといえるでしょう。
【利用料金】
1ライセンス月1,500円~
【形態】
要お問い合わせ
【特徴】
- 豊富なコンテンツ:ビジネススキルから最新技術まで、多岐にわたる分野の講座を網羅。
- 柔軟な学習スタイル:オンラインで受講できるため、場所や時間にとらわれず学習が可能。
- 最新情報の提供:業界の最新トレンドや技術に関する講座が毎日追加され、常に最新の知識を提供。
【こんな企業におすすめ】
急速な技術革新に対応し続ける必要があるIT企業
Aidemy Business|楽しくDX人材育成
「Aidemy Business」は、株式会社アイデミーが提供しているDX人材育成に特化したeラーニングシステムです。
AI、データサイエンス、機械学習といった先端技術を学べるコースが用意されており、独自のAIアシスタントが専属アシスタントとして学習をリアルタイムでサポートしてくれるため、社員が楽しみながら最新技術を習得できる仕組みが整っています。
また、企業側は積極的に学習するDXへの関心が高い人材を見つけるためのデータを確認できるようになっているため、DXプロジェクトを牽引する将来のリーダー人材を見つけるツールとしても役立ちます。
【利用料金】
要お問い合わせ
【形態】
要お問い合わせ
【特徴】
- 豊富なコース内容:AI、データサイエンス、機械学習など、DXに必要なスキルを網羅したコースを豊富に用意。
- インタラクティブな学習体験:実践的なプロジェクトやケーススタディを通じて、楽しく学びながらスキルを習得可能。
- 充実した管理ツール:学習の進捗管理や効果測定が簡単に行えるツールが提供されており、社員の成長を効率的にサポート。
【こんな企業におすすめ】
AIやデータサイエンスを事業の中核に据えたい企業
【eラーニングシステムの選定比較シートを無料でダウンロードいただけます】
6つの注意点
メリットの多いeラーニングですが、注意しなければならない点もいくつか存在します。効果的にeラーニングを実施するには、事前に注意点を把握しておかなければなりません。
ここでは、新人研修にeラーニングを活用する際の6つの注意点をご紹介します。
1. 受講者のモチベーションを維持しづらい
eラーニングはいつ・どこで・どのくらい学習を進めるのかが受講者に委ねられているため、学習進捗が個人のモチベーションに大きく左右されます。
集合研修であれば多くの受講者とともに講師が最適と判断したペースで講義が進められますが、eラーニングは一人で実施するのが一般的です。
仲間がいないことでモチベーションの維持が難しく、学習進捗が滞る懸念があります。また、講義を受けても内容を理解していないという事態も起こり得るでしょう。
受講者のモチベーションを維持するには、一定のタイミングで集合研修を実施するなどの施策をあらかじめ考えておくことが重要です。
2. インターネット環境が必須
LMSを利用したクラウド形式のeラーニングの場合、インターネット環境が必須となります。会社内であれば固定回線が当たり前ですが、自宅では固定回線を引かずにモバイル回線で賄っているケースもあるでしょう。
モバイル回線は、一般的にデータ通信量に上限があります。近年のeラーニングは動画を交えたリッチコンテンツが一般化しているため、モバイル回線ではデータ通信量が不足する可能性もあるでしょう。また、あまりに低速な回線の場合は、学習効率が著しく低下する恐れもあります。
eラーニングを実施するには、高速インターネット回線が必須であることを覚えておきましょう。
3. 一定のITリテラシーが必要
eラーニングを受講するには、パソコンやスマートフォンなど情報端末を操作し目的の講座を選択するなどの作業が必要です。受講するための操作がうまくいかない場合は、会社に問い合わせが入る可能性もあります。
また、eラーニングによって新人研修を実施する会社は、LMSの基本的な操作を習得していなければなりません。近年のLMSはわかりやすいユーザーインターフェースになっていますが、受講者からの問い合わせに適切に対応するためにも、LMSを十分理解しておく必要があるでしょう。
近年の新卒社員はインターネットネイティブ世代といわれ、生まれた時からインターネットや情報端末に慣れ親しんでいます。パソコン・スマートフォン・インターネットの使いこなしで問題が起こることは少ないかもしれませんが、eラーニングを実施するには一定のITリテラシーが必要だということを覚えておきましょう。
4. 実習が必要な研修には向いていない
eラーニングの大きなデメリットが、実習が必要な研修には向いていないということです。座学で学べる知識などはeラーニングで習得することができますが、実際に手を動かす必要のある技術は習得できません。
例えば、調理や医療などの「知識」を身に付けるにはeラーニングが最適ですが、「技術」を身に付けるには調理実習や医療実習を行う必要があるでしょう。実際に手を動かし、目で見ることで、座学だけでは難しいことも学習することができます。
ただし、プログラミングなどパソコン上で完結する技術については、eラーニングで習得することも可能です。さらに、英語をはじめとした言語学習についてもオンライン講座が充実しており、eラーニングでも一定の成果を得ることができるでしょう。
5. 教材作成には一定のコストがかかる
ノウハウのない会社が一からeラーニングの教材を作成するには、一定のコストが必要です。
近年のeラーニングは動画などのリッチコンテンツが一般化しているため、高度な撮影技術や編集技術などが求められます。
新卒採用時に行うような一般的な新人研修については、インターネット上で提供されているeラーニングサービスを利用するのも一つの方法です。効率的に学習できるよう工夫されており、自社で一から作成するよりも品質面でもコスト面でもメリットが大きいでしょう。
6. コミュニケーションが取りにくく人脈形成しづらい
eラーニングの最大のデメリットが、コミュニケーションが取りにくく、人脈形成がしづらいということです。基本的にeラーニングは一人で実施するため、研修を通して結束を高めたり、人脈を形成したりといったことは難しいでしょう。
また、集合研修では受講者同士で相互理解を深めたり、講師と直接対話して理解を深めたりすることも容易ですが、eラーニングではこれらも難しくなります。
これらのデメリットを解消するには、ソーシャル機能を用いて受講者同士のコミュニケーションを活性化したり、講義を生放送で行い集合研修と同等のコミュニケーションを実現したりするなどの工夫が必要です。
eラーニングのトレンド
新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、研修の手法は大きく変化しました。長引くコロナ禍でeラーニングの需要も大幅に増加しましたが、アフターコロナのニューノーマルではeラーニングのあり方も変わりつつあります。ここでは、eラーニングのトレンドについてご紹介しましょう。
集合研修とオンライン研修を組み合わせた”反転学習”が主流に
メリットがある一方で、eラーニングでの新人研修においては注意点を理解することが大切です。
なにより重要なのはeラーニングだけで完結させることなく、集合研修・オンライン研修と組み合わせることです。ここまでのお話だとeラーニングは「非常に効率的で楽」という印象があるかもしれません。しかしそれこそがeラーニングの大きな罠とも考えられます。
eラーニングの研修が絶大な効果を発揮するのは「知る」「覚える」という側面の大きな学習についてです。ビジネスマナーの基礎や、メールの書き方、PCの基本操作、業界知識などを学ぶには最適です。
しかし昨今取り上げられる「思考力」や「問題解決力」といったアクティブラーニングでの学習が有効なものには不向きと考えられます。
さらに、新人研修の重要項目の一つである同期とのコミュニケーションという面は、eラーニングでは解消できません。特に、2020年卒以降の新人においてはコミュニケーション不足による離職も目立ち始めており、看過できない状況です。
eラーニングの良さと、オンライン研修・集合型研修の特徴をしっかりと把握し、必要に応じた組み合わせでカリキュラムを構成することが重要です。
知識詰め込み型から、体験を重視した学習へ
従来のeラーニングは知識を習得するための学習に最適でした。しかし、近年では体験を重視した教材も増えつつあります。
例えば、VR(Virtual Reality)技術を活用し、疑似体験することで、より具体的に学習できる教材も登場しています。しかし、VRは技術面とコスト面のハードルが高いのも事実です。
そこで注目が集まっているのが、ロールプレイング型のeラーニングです。例えば、トラブル発生時の対処法に関する学習では、まずは実際に対処法を考えます。続いて、答え合わせを行い、正しい対処法との違いを確認することで、トラブル対処の道筋を学ぶことができるという手法です。
ロールプレイングをはじめとした体験型のeラーニングには一定のコストがかかりますが、費用対効果も高いことから近年注目度が高まりつつあります。
受け身の学習から、アクティブラーニングへ
加えて、従来のeラーニングは知識詰込み型で受け身の学習が主体でした。しかし、近年はアクティブラーニングを取り入れたeラーニングも登場しています。
アクティブラーニングとは、受講者が受け身ではなく能動的に学習が進められるよう設計された学習手法です。
eラーニングにおけるアクティブラーニングでは、解説の後に問いかけを行い、受講者自らが考え、理解を深めるように促します。
動画などを活用した会話主体のeラーニングは、受講者自らが考えることを促すため、主体性のある社員を育成したいという会社を中心に、注目度の高い学習手法の一つです。
【eラーニングシステムの選定比較シートを無料でダウンロードいただけます】
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、意図せずテレワークは促進することとなりました。
今後以前のような落ち着きを取り戻しても、テレワークがなくなるとは考え難いと思われます。
いまこそ様々な研修の手法を考察し、自社にとって最適な運用方法、最適な効果が得られる育成方法を考え直すチャンスです。
KIYOラーニングが提供するクラウド型eラーニングシステム「AirCourse」では、新人研修に役立つ動画研修コンテンツが多数揃っており、受け放題で提供されています。
- 入社前にチェック挨拶と身だしなみ
- 敬語の基本
- 新人社員の名刺交換の基本
- 新入社員の訪問のマナー
- 新入社員の来客対応の基本
- 新入社員の乗り物内でのマナー
- 新入社員のための職場での電話対応
- 好感の持てるビジネスメイク術
- 仕事の基礎トレーニング【マインド編】
- 仕事の基礎トレーニング【スキル編】
- 論理的でわかりやすいビジネス文書作成術
- 今さら聞けないWord【初級編】【中級編】【上級編】
- 今さら聞けないExcel【Microsoft 365対応】
- 情報セキュリティ基本知識【入門編】
- 「個人情報保護法」の基礎知識研修
その他にもたくさんの新人向け研修がご用意されていますので、コースラインナップを知りたい方は、【標準コース】体系図&コースリストより無料ダウンロードいただけます。
また実際の動画の中身を見てみたい方は以下リンクより、AirCourseに無料お試し登録いただきますと、
- ロジカルシンキング入門編
- 「個人情報保護法」の基礎知識研修
- ここが危ない著作権(著作物の引用・転載)
- はじめてのExcel(データ入力~印刷)
- 入社前にチェック挨拶と身だしなみ
以上の5コースをフルで視聴できます。ぜひご覧ください。
その他にもZoomとAirCourseを連携させることでオンライン研修の作成・実施・管理をAirCourse上で完結できたりと人材育成担当者のお役に立てる機能が揃っています。
ぜひ新人研修を企画される際は、お役立てください。
新人研修のeラーニング活用なら『AirCourse』
オンラインで学習できるeラーニングシステムを使えば、新人研修をはじめとした教育の均質化やより広範囲な人材のスキルアップを実現できます。集合研修と違い、時間や場所に縛られず、また実施工数も削減できるでしょう。
しかし、eラーニング導入でネックになるのが研修プログラムの更新です。優秀な人材育成のためには、常に最新の情報にアップデートし有益な学習コンテンツを提供する必要があります。
動画研修コンテンツが受け放題のeラーニングシステム『AirCourse』では、750種類以上のコンテンツを提供し、新入社員から管理職まで、各階層で必要な知識・スキルを学習できる、充実した階層別研修をご用意しています。
さらに、身につけたいスキルや知識にあわせて自社オリジナルコースを柔軟かつカンタンに作成可能。受講記録や進捗といった学習記録も手軽にでき、とことん”使いやすさ”にこだわっています。
初期費用0円、1人あたりの月額費用も200円~と圧倒的なコストパフォーマンスで導入できるため、上場企業からベンチャーまで幅広く導入されています。
そんな『AirCourse』の特徴をより詳しく知っていただきたく、ご紹介資料を用意しました。どなたでも無料でダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。