「新人研修の会場確保が困難」「スケジュール調整の負担が大きい」「研修品質のばらつきが生じる」といった課題を抱える人材育成担当者も多いのではないでしょうか。特に多様な働き方が求められる中、効率的かつ効果的な新人育成体制の構築は企業にとって重要な課題です。
こうした課題を解決する手段として、 eラーニングを活用した新人研修 が注目されています。eラーニングなら、場所や時間の制約を受けずに、均質で質の高い研修を提供できるからです。
本記事では、 新人研修でeラーニングを活用する6つのメリットと注意点、さらに効果的な導入方法 まで詳しく解説します。新人育成の効率化と質の向上を目指す人材育成担当者は、ぜひ参考にしてください。
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目次
eラーニングを活用する6つのメリット
新人研修でeラーニングを導入することは大きなメリットがあると考えられます。長引くコロナ禍においては、一堂に会することなく研修が行えるというメリットが重視され、eラーニングの需要が急激に高まりました。
ここでは、その中でも特に大きな6つのメリットをご紹介します。
1. 場所を問わず実施できる
新人研修を行うにあたり、どうしても回避できない課題が実施場所の問題です。
これまでの研修では一つの教室に集まるために移動や宿泊などさまざまな手間がかかっていました。
しかし、昨今では新型コロナウイルスの流行に伴い大人数を一堂に集めることが難しくなり、ソーシャルディスタンスを確保し3密(密閉・密集・密接)を避ける動きが一般化しています。万が一クラスター感染が発生してしまうと会社の社会的信用にも関わるため、集合研修やそれに伴う移動や宿泊なども自粛が求められました。
これに対して、eラーニングによる新人研修では、パソコンなどの端末とインターネット環境があればどこでも実施が可能です。ソーシャルディスタンスも確保できるため、コロナ禍の新たな研修手法としてeラーニングの需要が急拡大しました。
感染拡大が落ち着きつつある現在においても、eラーニングは受講者の負担を低減できることから、より学習に専念しやすい有効な研修手法と考えられます。
2. 自分のペースで学習ができる
集合型の研修では1人1人の理解度に合わせた進行は難しく、ある程度のペースをキープせざるを得ません。
そのため、わからないことをそのままに、次のテーマに進んでしまうというような事態が起こっていました。また、全員の前で質問することを遠慮してしまい、わからないことがうやむやになってしまうということも起こりがちな問題です。
しかし、eラーニングではそれぞれの得意分野は手短に、苦手分野はじっくり時間をかけて学習することができます。
受講前の知識や講義の理解力は人それぞれですが、eラーニングであれば各受講者の理解度に合わせて学習を進めることが可能です。
3. わからないことを反復して学習できる
研修を受講しても、一度で100%を理解するのは容易ではありません。一度聞いたことを忘れてしまったり、聞き洩らしたりすることは仕方のないことです。しかし、一般的に新人研修は同じ内容を反復して学習できるカリキュラムになっておらず、総論的に実施するのが慣例となっています。
もちろん、現場でのOJTなどでフォローをすることも可能ですが、個々人に合わせて指導を行う必要性があり非効率でした。
eラーニングを活用すれば、理解度の低い分野があった場合、改めて必要なものを必要な分だけ繰り返し反復学習が可能です。これにより、現場の負担も大きく軽減されると考えられます。
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4. 教育の質を均一化できる
集合研修の場合、教育の質は講師の質に大きく左右されます。講師が異なれば指導内容や指導方法も異なるのが一般的です。
例え同じカリキュラムで研修を実施したとしても、伝え方が異なれば理解度も異なってくるでしょう。従来の研修手法では、継続して同じ講師に依頼できない場合は教育の質にばらつきが出てしまうというデメリットがありました。
一方、eラーニングであれば、同じ教材を使えば教育の質を均一化できます。大企業であればグループごとに異なる講師の授業を受けることも一般的ですが、eラーニングでは全員同じ授業を受けることが可能です。
また、前章でもご紹介したとおり、eラーニングは反復学習も行いやすいため、受講者間の理解度の差も最小限に抑えることができるでしょう。さらに、eラーニングであれば教材の差し替えや改変を簡単に行えるため、教育の質を均一に保ちながら常に最新の情報を伝えることができる点も大きなメリットです。
5. 学習の進捗状況を管理しやすい
従来の集合研修では、受講者ごとの学習状況や理解度を把握し管理するのは非常に手間のかかる作業でした。しかし、オンラインで実施されるeラーニングであれば自動で進捗状況が収集・記録されるため、管理の手間を大幅に削減することができます。
現在、eラーニングは「LMS(Learning Management System)」を利用して実施されるのが一般的です。LMSはeラーニングに必要な学習教材の配信や成績管理などを担うシステムで、日本語では「学習管理システム」と訳されます。
LMSでは学習がどのくらい進んでいるのか、テストではどのくらいのスコアを獲得しているのか、得意分野や苦手分野はなにか、などの情報を随時確認することが可能です。
LMSを利用することで、学習の進捗状況を正しく管理するとともに、各受講者の理解度に合わせて学習機会を提供できます。
6. 研修コストを削減できる
eラーニングにも一定のコストはかかりますが、従来の集合研修に比べると低コストで実施できるのが一般的です。
集合研修では、研修場所までの交通費や宿泊費、会場代、講師に支払う報酬や交通費など、さまざまなコストがかかります。受講者に配布する教材の作成・印刷・輸送コストなども無視できません。
eラーニングであればこれらのコストを抑えて、質の高い研修を実施できます。教材を印刷する必要もないため、常に最新の情報を提供できる点もメリットです。
小規模な新人研修であれば従来の研修手法の方が低コストかもしれませんが、規模が大きくなればなるほどコスト削減の効果が実感できるでしょう。多くの新卒社員に新人研修を行わなければならない大企業は、集合研修よりeラーニングがおすすめです。
6つの注意点
メリットの多いeラーニングですが、注意しなければならない点もいくつか存在します。効果的にeラーニングを実施するには、事前に注意点を把握しておかなければなりません。
ここでは、新人研修にeラーニングを活用する際の6つの注意点をご紹介します。
1. 受講者のモチベーションを維持しづらい
eラーニングはいつ・どこで・どのくらい学習を進めるのかが受講者に委ねられているため、学習進捗が個人のモチベーションに大きく左右されます。
集合研修であれば多くの受講者とともに講師が最適と判断したペースで講義が進められますが、eラーニングは一人で実施するのが一般的です。
仲間がいないことでモチベーションの維持が難しく、学習進捗が滞る懸念があります。また、講義を受けても内容を理解していないという事態も起こり得るでしょう。
受講者のモチベーションを維持するには、一定のタイミングで集合研修を実施するなどの施策をあらかじめ考えておくことが重要です。
2. インターネット環境が必須
LMSを利用したクラウド形式のeラーニングの場合、インターネット環境が必須となります。会社内であれば固定回線が当たり前ですが、自宅では固定回線を引かずにモバイル回線で賄っているケースもあるでしょう。
モバイル回線は、一般的にデータ通信量に上限があります。近年のeラーニングは動画を交えたリッチコンテンツが一般化しているため、モバイル回線ではデータ通信量が不足する可能性もあるでしょう。また、あまりに低速な回線の場合は、学習効率が著しく低下する恐れもあります。
eラーニングを実施するには、高速インターネット回線が必須であることを覚えておきましょう。
3. 一定のITリテラシーが必要
eラーニングを受講するには、パソコンやスマートフォンなど情報端末を操作し目的の講座を選択するなどの作業が必要です。受講するための操作がうまくいかない場合は、会社に問い合わせが入る可能性もあります。
また、eラーニングによって新人研修を実施する会社は、LMSの基本的な操作を習得していなければなりません。近年のLMSはわかりやすいユーザーインターフェースになっていますが、受講者からの問い合わせに適切に対応するためにも、LMSを十分理解しておく必要があるでしょう。
近年の新卒社員はインターネットネイティブ世代といわれ、生まれた時からインターネットや情報端末に慣れ親しんでいます。パソコン・スマートフォン・インターネットの使いこなしで問題が起こることは少ないかもしれませんが、eラーニングを実施するには一定のITリテラシーが必要だということを覚えておきましょう。
4. 実習が必要な研修には向いていない
eラーニングの大きなデメリットが、実習が必要な研修には向いていないということです。座学で学べる知識などはeラーニングで習得することができますが、実際に手を動かす必要のある技術は習得できません。
例えば、調理や医療などの「知識」を身に付けるにはeラーニングが最適ですが、「技術」を身に付けるには調理実習や医療実習を行う必要があるでしょう。実際に手を動かし、目で見ることで、座学だけでは難しいことも学習することができます。
ただし、プログラミングなどパソコン上で完結する技術については、eラーニングで習得することも可能です。さらに、英語をはじめとした言語学習についてもオンライン講座が充実しており、eラーニングでも一定の成果を得ることができるでしょう。
5. 教材作成には一定のコストがかかる
ノウハウのない会社が一からeラーニングの教材を作成するには、一定のコストが必要です。
近年のeラーニングは動画などのリッチコンテンツが一般化しているため、高度な撮影技術や編集技術などが求められます。
新卒採用時に行うような一般的な新人研修については、インターネット上で提供されているeラーニングサービスを利用するのも一つの方法です。効率的に学習できるよう工夫されており、自社で一から作成するよりも品質面でもコスト面でもメリットが大きいでしょう。
6. コミュニケーションが取りにくく人脈形成しづらい
eラーニングの最大のデメリットが、コミュニケーションが取りにくく、人脈形成がしづらいということです。基本的にeラーニングは一人で実施するため、研修を通して結束を高めたり、人脈を形成したりといったことは難しいでしょう。
また、集合研修では受講者同士で相互理解を深めたり、講師と直接対話して理解を深めたりすることも容易ですが、eラーニングではこれらも難しくなります。
これらのデメリットを解消するには、ソーシャル機能を用いて受講者同士のコミュニケーションを活性化したり、講義を生放送で行い集合研修と同等のコミュニケーションを実現したりするなどの工夫が必要です。
まとめ
eラーニングは、場所や時間の制約なく受講でき、個人のペースで学習を進められる点で、新人研修に適した手法です。教育の質を均一化し、進捗管理も効率化できるため、従来の集合研修と比較して大幅なコスト削減も実現できます。
一方で、受講者のモチベーション維持や実習が必要な研修への対応には限界があるため、集合研修やOJTとの適切な組み合わせが重要になります。特に新人研修では、同期とのコミュニケーションや人脈形成も重要な要素であるため、反転学習の手法を取り入れることが効果的でしょう。
成功する新人研修プログラムを構築するには、eラーニングで基礎知識を効率的に習得し、その後の集合研修やOJTで実践的なスキルと人間関係を構築するといったアプローチが有効です。
各手法の特徴を理解し、自社の新人育成目標に最適な組み合わせを見つけることで、より効果的な人材育成を実現しませんか。
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