新社会人に身に付けさせたい5つのビジネスマナー

新社会人に、まず身に付けてもらいたいこと、それはビジネスマナーです。早いところでは内定者研修から取り組んでいるところもあります。

ビジネスマナーは、当たり前のことですが、当たり前ができないと良い仕事はできません。

ビジネスマナーは「①知る ②わかる ③できる」のステップになっています。

知っていてもわからないこと、わかっていてもできないことがあります。

「できる」ようになることが大事です。

今回は、5つのビジネスマナーについて紹介させていいただきます。

① あいさつ

あいさつは、ほとんどの人が小さい頃から親や先生からも「あいさつをしなさい」と教わってきました。

誰もができる当たり前のあいさつの重要性をしっかり伝えます。

研修では「新社会人のあいさつで職場が明るくなった」そんな影響を与えていきましょう!と伝えています。

以前、ある新社会人が入社半年で転勤になりました。

「東京事務所にいったら、誰もあいさつ返してくれないんですよ。でも、僕はまだ当たり前のことしかできないと教わったので、あいさつを徹底しようと思いました。一番早く行ってあいさつをしました。でも皆さん、返してくれないんです・・・。色々考えて、最後に入って行って大きな声であいさつをしました。すると、みんなあいさつを返してくれたんです。それから東京事務所にあいさつが定着しました!」

と嬉しそうに報告してくれました。

たった一人の新社会人のあいさつが職場を変える力があります。

誰もができる当たり前のあいさつを、一生懸命にやること、やり続けることを伝えていきましょう。

② 時間厳守

新社会人の研修で「〇分までで仕上げてください」と伝えても、時間を過ぎても作業をしているチームがあります。

「仕事には締め切りがあります」と伝えると、ㇵッとした表情をします。

学生の頃は、時間を守らなければ自分への評価が低くなるだけでした。

しかし、社会人が時間を守らないと、まわりに迷惑をかけ信頼を失うことになります。

いくら良い仕事をしても提出期限までに間に合わなければ、もう頼みたいとは思いません。

よく締め切りギリギリまで取り組んでいる人がいます。

仕事は前倒しで仕上げ余裕をもった行動を心掛けることを教えましょう。

③ 言葉遣い

学生の頃の言葉づかいが抜けずに「マジ!?」などという言葉を使っている方もいます。

言葉遣い一つでだらしない印象を持たれてしまうこともあり、自分が損をすることを理解してもらいましょう。

使い慣れていない敬語を一気に使おうとすると、混乱してしまうこともあります。

まず丁寧語をしっかり使い、はっきり発音することです。

「そうすっね~。」ではなく「そうですね。」です。

語尾をしっかり発音するときれいに聞こえます。

最初の1週間は上司からの指示や命令には「わかりました」ではなく「かしこまりました」を使うなど・・・。

よく使う言葉を一覧表にして、週間単位でいくつか取り組んだりすると、無理なく身についていきます。

④ 電話対応

スマホを使い慣れている新社会人には、ボタンがたくさんある電話を取るのは恐怖であったりします。

しかし、電話に慣れるには電話に出ること電話に出る勇気が上達するコツであることを伝えましょう。

自信がなく小さな声になってしまう人もいるので、いつもより高い声ではっきりと出ることが大事です

また、声は表情に比例します。

怒った表情では怒った声に、悲しい表情は悲しい声になります。

笑顔で電話に出ると「笑声」(えごえ)になります。

声だけで良い印象を持っていただけるよう、笑顔で電話にでましょう。

慣れるまで、机の上に小さな鏡を置くなど工夫をしてもいいでしょう。

例えば、代表的なクラウドLMSのひとつであるAirCourseの場合、「敬語の基本」や「電話対応」など豊富な動画コンテンツがあるので、基本的なビジネスマナーは繰り返し受講できる、動画eラーニングに置き換えて教育するのもいいでしょう。

 

⑤ 責任感

新社会人として「責任感」を持たせることは大事です。

自分の思い通りにならないからとすぐに落ち込む新社会人もいます。

思い通りにならない時、いかにプラスに考えて行動できるかが成長できるかどうかです。

会社は、誰かに無理やり入らされたのではなく、自分が選択して入ったことを自覚してもらいましょう。

与えられた仕事は、最後までやり遂げること、自主的に動くことが責任感を育てる上では大切です。

新入社員が辞めないように気を使いすぎて、なんでも教えすぎてしまうことがあります。

質問し、考えさせることも大事です。

何かあれば、上司が責任を持つことを伝えると安心して仕事に取り組みます。

責任感を持たせるには、上司もまた新社会人への責任を持つことです。

新社会人を信頼し、背中を押して共に伴走していきましょう!

まとめ

新社会人のうちに、ビジネスマナーを習慣にすると、長い社会人生活の財産になります。

時々、別の研修で再会すると、折角身に付けたビジネスマナーができなくなっていることがあります・・・。

一番大きいのは、配属された職場の先輩、上司が取り組んでいないのが原因です。

新社会人が育つ環境づくりにも職場全体で取り組んでいただけるとよいでしょう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

関根美紀子

大手コンサルティング会社にて、人材育成プログラム策定に従事し、1995年に人材育成コンサルタントとして独立。 「すべてを楽しみ成長する」を理念に、大手企業、中小企業、商工会議所での研修、セミナーの豊富な実績を持つ。 「ハートを射止める80の接客術(実業の日本社)」「「お店の「サービス」の基本がイチから身につく本(すばる舎)」 「良い仕事の習慣(すばる舎)」などの執筆も手掛けている。