組織の中核を担う管理職の育成は企業成長の要ですが、従来の集合研修では日程調整の困難さや、リーダーシップ・戦略思考・部下育成など多岐にわたるスキル習得に限界を感じている企業も多いのではないでしょうか。
こうした課題に対する解決策として、 eラーニングを活用した管理職研修が注目されています。 オンライン学習の柔軟性により、多忙な管理職でも時間や場所を選ばず、自分のペースで継続的にスキルアップを図ることができます。
本記事では、 管理職向けeラーニングの効果的な導入方法、具体的な講座例、実際の企業の活用事例 について詳しく解説します。管理職の育成に課題を感じている方や、効率的で実践的な研修方法をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
社員研修の課題解決に、今すぐ使える実践ツールを
社員研修の重要性は分かっている。でも「具体的にどう実行するか」で多くの企業が迷い、思うような成果が出せずにいます。あなたの組織も同じ悩みを抱えていませんか?
そんな課題を解決するために、900社以上が導入し成果を上げている「実践的な研修ノウハウ」と「すぐに使えるツール」をまとめた資料を無料でご用意しました。
理論から実践へ着実にステップアップし、組織の成長を加速させたい方は、今すぐ以下資料をご活用ください。
目次
管理職研修で扱うべきテーマと講座例
管理職には幅広い知識とスキルが求められます。eラーニングでは、そのような多様なニーズに応えることが可能です。以下の表は、管理職研修で扱うべきテーマと、AirCourseの実際の講座例です。
| テーマ | 講座名 | 概要 |
| リーダーシップ | リーダーシップトレーニング(全4回) | 本コースでは、リーダーシップに関する基礎的な知識から、実践的な内容まで網羅的に学習していきます。 |
| 目標管理能力 | 【MBAシリーズ】経営戦略:032_目標設定と進捗管理 | 本コースでは、目標設定と進捗管理について学びます。目標の網羅性(抜け漏れがないか)や、目標の指標について理解し、評価に関連する考え方や、フレームワークを学習します。 |
| 部下育成力 | 部下育成トレーニング | 本コースでは、部下育成に必要なマインドセットから、褒め方・叱り方などの実践的な内容も学習していきます。 |
| コミュニケーションスキル | 相手にわかりやすく伝えるロジカルコミュニケーション | 本コースでは、プレゼンテーション指導や教師育成を専門とする「伝え方のプロ」の講師が、論理的に考えるための思考法や、今日からでも実際の会話に取り入れられる具体的なテクニックをご紹介します。 |
| ロジカルシンキング(論理的思考) | 【MBAシリーズ】ビジネス思考法:003_ロジカルシンキング | このシリーズでは、ロジカルシンキングの考え方から、フレームワークまで幅広く学習していきます。 |
| クリエイティブシンキング(水平思考) | 【MBAシリーズ】ビジネス思考法:033_クリエイティブシンキング | このシリーズでは、MBA関連スキルの実務展開に応用できるクリエイティブシンキングにおける様々な手法の習得と実践へ展開する視点を学んでいきます。 |
| クリティカルシンキング(批判的思考) | 【MBAシリーズ】ビジネス思考法:021_クリティカルシンキング | このシリーズでは、実践ワークも取り入れながら、クリエイティブシンキングを身につけていきます。 |
以上は、あくまで一例です。実際には、対象者のレベルはまちまちであり、企業の事業展開の方針によっては、上記以外の管理職が新しい知識を身につける必要があります。例えば、DXを推進している企業であれば、管理職にも一定のITに関する最新知識が必要になることでしょう。
AirCourseでは、そのようなニーズに答えられる幅広い学習コンテンツを提供しています。興味のある方は、ぜひ以下のページで、どのようなコンテンツがあるのかをチェックしてみてください。
【AirCourseの学習コンテンツ一覧をダウンロードいただけます】
「AirCourse」の標準コース/標準学習パスがわかる資料セットをダウンロードする
管理職向けeラーニングの研修効果を高めるコツ
eラーニングは管理職研修に最適なツールですが、その効果を最大限に引き出すためには、適切な運用が不可欠です。ここでは、管理職向けeラーニングの研修効果を高めるためのコツをご紹介します。
対象者の現状を踏まえた目的・目標設定を行う
効果的な研修を実施するためには、まず対象となる管理職の現状を正確に把握し、明確な目的と目標を設定することが重要です。これまでの人事評価や部下からのフィードバックを分析し、各管理職の強みと弱みを特定しましょう。
例えば、チームマネジメントに課題がある管理職には「リーダーシップスキルの向上」を、部門間連携が苦手な管理職には「コミュニケーション能力の強化」を目標として設定するなど、個々の状況に応じた具体的な目標を定めることで、研修の効果を高めることができます。
着任期間や役職にあわせた研修を実施する
管理職といっても、新任マネージャーからベテラン部長がおり、それぞれに求められるスキルや知識は異なります。そのため、着任期間や役職に応じて、段階的なカリキュラム設計を行うことが効果的です。
例えば、新任マネージャーには基本的なマネジメントスキルや労務管理の知識を中心に、中堅マネージャーにはより高度な戦略立案やチーム育成のスキルを、そして上級管理職には組織全体を俯瞰する視点やリーダーシップなどのテーマを提供するといった具合に、キャリアステージに合わせたコンテンツを選択することで、より実践的で効果的な学習が可能となります。
自社に合った最適な学習プログラムを導入しましょう
クラウド型eラーニングサービス「AirCourse」では、1,000コース・6,000本以上の動画研修を用意しており、幅広いテーマに対応しております。
階層別研修をはじめとする「動画研修の体系図・コースリスト」を無料でお配りしておりますので、気になる方は実施したい研修目的にフィットするかご確認ください。
集合研修と組み合わせて活用する
eラーニングは多くの利点がある一方で、対面でのコミュニケーションや、即時のフィードバックが限られるという課題があります。そのため、eラーニングの効果を最大化するためには、集合研修との組み合わせが有効です。
例えば、eラーニングで基礎知識やスキルを学んだ後、集合研修でケーススタディやロールプレイを行うことで、学んだ内容を実践的に応用する機会を設けることができます。また、集合研修の場で受講者同士が意見交換や相互フィードバックを行うことで、多様な視点を得られるとともに、学習内容の定着率を高めることができるでしょう。
このように、ハイブリッドな研修アプローチを採用することで、オンラインとオフラインのそれぞれの利点を最大限に活用することができます。
自社にカスタマイズした研修と組み合わせる
標準的なeラーニングコンテンツに加えて、自社の特性や課題に合わせたカスタマイズ研修を組み合わせることで、より効果性の高い研修プログラムを構築できます。例えば、自社のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)や経営方針の理解・浸透を図るためのオリジナルコンテンツを作成し、標準コンテンツと組み合わせて提供することが考えられます。
具体的には、リーダーシップや戦略立案などの一般的なスキルは標準コンテンツで学習し、それらのスキルを自社の文脈でどのように活用するかについては、オリジナルコンテンツで補完すると良いでしょう。このアプローチにより、学んだ知識やスキルを実践に結びつけやすくなり、組織のパフォーマンス向上に繋がることが期待できます。
スキマ時間を生かした学習を取り入れる
管理職研修を実施する際には、参加者の業務スケジュールとの調整が課題となることがあります 。
特に、業務が忙しい社員の場合、研修への参加が負担になることもあるため、オンライン研修や動画教材を活用するなど、受講形式を工夫することで参加者のニーズを満たすことができます。
例えば、「eラーニング」を導入すると、社員が自身のスケジュールに合わせて好きな時間に受講でき、受講負担を軽減することが可能です。
さらに、eラーニングの一手法として注目を集めている「マイクロラーニング」を活用すると、受講効率が大きく向上するためおすすめです。
マイクロラーニングとは、5分~10分といった短時間での学習スタイル のことを指します。短いコンテンツで学習するため、受講者はスキマ時間を活用して効率的に学習できます。
昨今のビジネス環境では、社員が日々の業務に忙殺されることが多く、まとまった学習時間の確保が難しくなっています。
移動中や休憩時間といった「スキマ時間」にサクッと学びたいというニーズが高まっており、マイクロラーニングは、こうした昨今のビジネスマンの行動様式に対応できる学習手法として注目されています。
マイクロラーニングのコンテンツは学習内容が細分化されており、受講者は集中力やモチベーションを維持しやすく、 短時間の集中した学習によって記憶の保持につながりやすいのも特徴 です。
反復学習や確認テストなどを組み合わせると、より効果的に知識を定着させることもできます。
マイクロラーニングについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
関連記事: マイクロラーニングとは?導入メリットや定着率向上のポイントを解説 | 人材育成サポーター
管理職向けeラーニングシステムを選ぶ際のポイント
管理職向けのeラーニングシステムを選択する際は、単に豊富なコンテンツがあるだけでなく、使いやすさや管理のしやすさなど、様々な要素を考慮する必要があります。以下に、選定時に重視すべき主要なポイントを解説します。
マルチデバイスに対応しているか
管理職は多忙を極めることが多く、時間や場所を選ばず学習できる環境が重要です。そのため、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスに対応したシステムを選ぶようにしましょう。
受講者が使いやすいUIか
システムの使いやすさは、利用率と継続率に直結します。特に、IT分野に詳しくない管理職が多い場合、直感的に操作できるインターフェースであることが重要です。例えば、ログイン後すぐに推奨コースが表示される、進捗状況が一目で分かるダッシュボードがある、検索機能が充実しているなど、ユーザーフレンドリーな設計になっているかを確認しましょう。
無料デモを提供しているサービスもあるので、確認してみると良いでしょう。
幅広いテーマが網羅されているか
管理職に求められるスキルは多岐にわたります。リーダーシップ、コミュニケーション、戦略立案、人材育成など、様々なテーマのコンテンツが用意されているシステムを選びましょう。特に、自社のニーズにマッチしているかどうかは、重要なポイントです。
また、初級から上級まで、レベル別のコンテンツが揃っているかも確認するとよいでしょう。個々の管理職のニーズや成長段階に合わせた学習が可能かどうかは、受講者のモチベーションにも関わってきます。
学習管理のしやすさ
人事部門にとって、受講状況の把握と管理は重要な業務です。そのため、管理者側が学習進捗を確認しやすいユーザーインターフェースになっているか、個人別の進捗レポートが見られるかなどをチェックしましょう。
例えば、ダッシュボードで全体の受講状況が一目で分かる、個人別や部署別の詳細レポートが出力できるなどの機能があると、効率的な管理が可能になります。
コンテンツ作成のしやすさ
標準コンテンツだけでなく、自社の方針や特有の課題に対応したオリジナルコンテンツを作成・配信できることも重要です。システム上でコンテンツ作成からアップロードの手順を、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
自社コンテンツの容量制限
自社オリジナルのコンテンツを多数作成・アップロードする場合、システムの容量制限が障害となる可能性があります。特に、動画コンテンツは容量を多く使用するため、十分な容量が確保できるかを事前に確認することが重要です。
また、将来的な拡張性も考慮し、必要に応じて容量を増やせるプランがあるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
eラーニングを活用した管理職研修の事例
続いて、実際に管理職研修にeラーニングを活用した事例を紹介していきます。
セルフラーニング文化醸成とマネジメント層育成の基盤構築|エフエムジー & ミッション株式会社様

化粧品や栄養補助食品、ファッション関連品の製造・販売を行うエフエムジー & ミッション株式会社(従業員数約400名)では、マネジメント層の育成と社員のボトムアップが急務となっていました。従来のシステムでは受講履歴が残らず、受講管理ができないという問題に加え、DXやリスキリングへの対応も課題となっていたのです。
同社はコストとコンテンツの質・量、自社コース配信機能を総合的に評価し、AirCourseを導入しました。標準コンテンツと自社作成コンテンツを組み合わせて活用し、階層別研修から会社方針の共有まで幅広い場面でeラーニングを活用。受講をKPIに含めて評価に反映させることで、受講促進を図りました。
この取り組みにより、「セルフラーニング・自己学習」の風土が形成され始め、自主的に学びを深める社員も現れています。また、関連会社間で共通のコンテンツと各社に適したコンテンツを柔軟に運用できるようになり、効率的な人材育成の基盤が構築されました。
導入後の主な成果
- セルフラーニング文化の醸成と自主的学習者の増加
- DXやリスキリングに対応するための基礎体制の構築
- 関連会社間での教育コンテンツの柔軟で効率的な運用
- 受講管理機能による人材育成PDCAサイクルの確立
参考: エフエムジー & ミッション株式会社様のAirCourse導入事例
若手主導のコンテンツ作成と教育体系再構築による管理職育成|北越メタル株式会社様

鉄スクラップを原料に様々な鉄鋼製品を製造する北越メタル株式会社(創立80周年、従業員数約600名)では、技術的なスキルや資格習得に重点を置いてきましたが、社員の能力にバラつきが見られ、教育体系の再構築とベースアップが必要な状況でした。
同社は「社員との絆」というテーマのもと、eラーニングを含む複数の教育サービスを導入。AirCourseについては、若手向けからマネジメント層向けまで幅広いコンテンツと、自社オリジナルコース作成機能のバランスを評価して選定しました。特に注目すべきは、入社2-3年目の若手社員10名程度によるプロジェクトチームを結成し、新入社員向けコンテンツの作成を任せたことです。
若手主導のコンテンツ作成は、経営陣への発表機会も設けることで、アイディアの具現化と推進力向上を実現。このプロジェクトを通じてノウハウを学んだ社員が現場配属後に現場レベルでのコンテンツ作成を推進することで、全社への教育文化浸透を目指しています。
導入後の主な成果
- 若手社員による自発的なコンテンツ作成体制の確立
- 教育体系再構築による社員能力のベースアップ
- 経営陣との直接対話による組織活性化とアイディア実現推進力向上
- 現場主導の教育文化浸透に向けた基盤構築
企業内大学TGKUによる体系的管理職育成と研修の役割分担最適化|豊田合成九州株式会社様

トヨタグループの自動車部品メーカーである豊田合成九州株式会社(2018年設立、従業員数約1,200名)では、集合研修中心の教育体制により、時間・場所・コストの制約で均等な教育機会を提供できずにいました。特に工場勤務者が多い同社では、階層別研修やビジネス基礎、IT/DX教育の強化が急務でした。
同社はAirCourseの6,000以上のコンテンツを活用し、企業内大学「TGKU(Toyoda Gosei Kyushu University)」を開設。体系的かつ豊富な学習コース、短時間で学べるマイクロラーニング、優れたコストパフォーマンスを評価してAirCourseを選定しました。モバイルWifiの貸与や学習専用ブースの設置、業務時間外受講の労働時間認定など、工場勤務者が受講しやすい環境を整備しました。
最も重要な成果は、「インプット」はeラーニング、「対話」は集合研修という役割分担の明確化です。効率化により生まれた時間を集合研修の企画・実行に充て、社員同士の対話による気づきや相互理解促進という集合研修本来の価値を最大化しています。
導入後の主な成果
- 企業内大学TGKUによる体系的で均等な教育機会の提供
- eラーニングと集合研修の役割分担最適化による教育効率化
- 工場勤務者の受講ハードル低減と全社員への学習機会拡大
- 教育運営コスト削減と質の高い対話型研修への時間創出
まとめ
eラーニングは時間・場所の制約を受けずに学習できる柔軟性と、幅広いテーマを体系的に学べる網羅性により、多忙な管理職の育成に適した研修手法です。特に、個々のペースで継続学習でき、運営コストを大幅に削減できる点で、従来の集合研修の課題を解決する有効な手段といえます。
ただし、効果的な活用には明確な目標設定と適切な運用が不可欠です。対象者の現状に合わせたコンテンツ選択、着任期間や役職に応じた段階的カリキュラム設計、そして集合研修との効果的な組み合わせが成功の鍵となります。
管理職育成にeラーニングを導入する際は、マルチデバイス対応、使いやすいUI、豊富なコンテンツ、優れた学習管理機能を備えたシステムを選定しましょう。導入後は継続的な効果測定と改善を通じて、組織全体の学習文化醸成と管理職の実践的スキル向上を実現していくことが重要です。
社員研修の課題解決に、今すぐ使える実践ツールを
社員研修の重要性は分かっている。でも「具体的にどう実行するか」で多くの企業が迷い、思うような成果が出せずにいます。あなたの組織も同じ悩みを抱えていませんか?
そんな課題を解決するために、900社以上が導入し成果を上げている「実践的な研修ノウハウ」と「すぐに使えるツール」をまとめた資料を無料でご用意しました。
理論から実践へ着実にステップアップし、組織の成長を加速させたい方は、今すぐ以下資料をご活用ください。









