eラーニングのテスト実施・運用方法|手順や注意点を解説

eラーニングを導入したものの、「受講率は高いが実際にスキルが身についているかわからない」「テスト機能があるが効果的な活用方法がわからない」といった学習効果の測定に課題を抱える企業が増えています。

こうした課題は、eラーニングテストの特性を理解し、戦略的に活用することで解決できます。 eラーニングテストなら時間・場所を選ばずに学習効果を測定でき、受験者の負担軽減と運営コストの削減を同時に実現できます。

本記事では、eラーニングテストの基本知識から具体的な作成手順、効果的な運用のコツ、注意すべきポイントまでを体系的に解説します。学習成果の可視化と継続的な人材育成の実現を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

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eラーニング導入の成否を分けるのは導入前の設計にあります。「何を学ばせるか」ではなく「どう学習を継続させるか」に焦点を当てた体系的なアプローチが必要です。

先進企業では、eラーニング導入を単なるシステム導入ではなく、組織の学習文化変革として捉え、段階的な導入ステップで成果を実現しています。

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eラーニングの基本

eラーニングを用いたテストについて説明する前に、おさえておくべきeラーニングについての基本情報を紹介します。

eラーニングとは

そもそもeラーニングとは、パソコンやスマートフォン等のデジタル機器とインターネットを利用して教育、学習、研修、テストを行うことです。とりわけテストについては、対応する機能があれば選択式や記述式など任意の問題形式を設定できます。

eラーニングが注目される背景

労働人口減少や採用市場の激化によって人材確保や定着率が課題となる中、企業は限られた人数で成果を創出することが求められます。そのためには社内教育の充実が必要であり、eラーニングが注目されているのです。

eラーニングはネット環境さえあればいつでもどこでも受講可能なため、学習者側は空き時間などを有効活用できます。管理者側も受講案内のみで、研修のために参加者全員のスケジュール調整を行う必要もありません。

人材育成を行いたいが「管理者側も含めて社員の時間と余裕がない」といった根本的かつ難解な課題を解消できるのが、eラーニングです。

eラーニングでテストを行う必要性

eラーニングでの学習が広まりつつある一方で、eラーニングを用いたテストまで実施できている企業は多くありません。

ただ、教育は効果が見えてこそ実務に役立てることができます。そのため、研修などの教育を受けた社員の理解度や満足度を測定する必要があるのです。

eラーニング成功のコツは”導入設計”にあります

eラーニングの基本的な仕組みは理解できても、実際に成果につながる運用を継続することは簡単ではありません。多くの企業が「導入したが受講率が低い」「コンテンツ作成に時間がかかりすぎる」「効果測定ができない」という課題に直面しています。

これらの課題解決には、単なるシステム選定ではなく、学習文化の醸成から効果測定まで含めた包括的な導入戦略が不可欠です。成功企業では、5つのステップで段階的にeラーニングを組織に定着させ、継続的な学習環境を構築しています。

戦略的な視点からeラーニング活用を推進する、体系的な導入アプローチを学んでみませんか。

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eラーニングのテストの種類

eラーニングのテストにはいくつかの種類があります。代表的な4つのテストの特徴について以下にまとめました。

事前テスト

事前テストはeラーニングのコースを受講する前に行われ、学習者の前提知識や理解度を確認するために実施されるものです。事前テストの結果に基づいて、学習者のレベルや背景に合わせたカリキュラムを提供できます。

学習者が必要としている学習内容を提供することで、eラーニングの成果を最大化することが可能です。また、事前テストを受けることによって、学習者自身が自分の理解度を把握して自己評価も行えます。eラーニングの実施によって自分がどれだけ成長できたかを明確にする材料にできるのです。

事後テスト

事後テストはeラーニングにおける学習の成果を測定するために行われます。

カリキュラムの小さなコンテンツが修了した後に、事後テストを設定するケースが一般的です。学習内容を定期的に評価することができるため、eラーニングの学習がより定着します。

また、事後テストの結果に基づいて学習者の成績評価やコースの改善を行うことで、学習効果の向上が可能です。事後テストは学習者が実際に理解したことを確かめられるため、eラーニングの評価において大切な役割を果たします。

理解度確認テスト

理解度確認テストは事後テストよりも、比較的大きな枠組みで行われます。複数のeラーニングのコンテンツが完了したタイミングで理解度確認テストは実施されます。事後テストよりも出題範囲を広く設定し、難易度は少し難しく調整する場合が一般的です。

例えば、実務に応用できる実践的な思考を試される問題を含めることも効果的です。この理解度確認テストの存在によって、学習者はeラーニングで身につけた知識を改めて整理できます。

また、事後テストだけでは見えてこなかったコンテンツ同士のつながりについても把握できるのです。

修了テスト

修了テストは理解度確認テスト以上に、eラーニングで学習した大きな範囲を対象に行われます。eラーニングのコースの最後に実施されるケースもあり、学習者の習熟度が合格基準を満たしているかどうかを評価するためにも使用されます。

一般的に、修了テストは学習者の理解度・知識・スキルを評価するため、多肢選択問題・論述問題・演習問題などの形式で実施されます。正確で信頼性の高い評価を提供するために、終了テストは明確な評価基準を設けなければなりません。

eラーニングの良質なテストの定義

eラーニングのテストをより良いものにするためには、意識しておきたいポイントがあります。eラーニングの良質なテストの定義を考えてみましょう。

目的が明確である

eラーニングのテストの目的が明確であることが大切です。目的が明確であることによりテストを実施する企業としても、適切な評価基準を設けられます。学習者にとっても何を目指して学習しているかが明確になるため、学習意欲や学習効果の向上につながるでしょう。

もし、目的が曖昧なテストを実施してしまうと、学習者も企業側も混乱してしまう恐れがあります。テスト問題の作成も方向性が定まらず、学習者も思うような学びを得られません。

そうした事態を避けるためにも、テストの目的は何か改めて考えてみましょう。

問題に信頼性がある

問題に信頼性があることを意識しましょう。問題に信頼性があるテストは学習者に対して適切な情報を提供し、企業としては正確な評価を行うことができます。

例えば、問題の難易度が適切であるか考えてみましょう。問題の難易度が低すぎると、評価対象の能力を正確に測定することができません。一方で、難易度が高すぎるとストレスが高まり正しい答えを導き出すことが難しくなります。

そのため、問題の難易度の丁寧な調整が求められます。ほかにも、問題の作成には正確な情報源を用いることが必要です。問題に用いられる情報源に誤りが含まれる場合、評価結果に歪みが生じる可能性があります。信頼できるテスト問題を作成できるように取り組みましょう。

ストレスなく解答できる

学習者がストレスなく解答できるテストを目指しましょう。学習者がテストに取り組む際にストレスを感じると、テストの成績が低下するだけでなく学習効果が損なわれる可能性が否めません。実施できる工夫としては、テストの出題形式や問題文は分かりやすく、明確な表現を用いることが必要です。

もし、学習者が問題文を理解することができないと、不必要なストレスを感じるケースがあります。また、テストに時間制限など設ける場合には、学習者に事前に通知しましょう。これにより、学習者はテストの進行を予測して、適切なペースで取り組めます。

画像や動画を活用する

テストに画像や動画を活用できないか検討してみましょう。画像や動画は文章よりも直感的で分かりやすく、テストの理解度を高めるために役立ちます。

例えば、画像を用いればテストの内容をビジュアル化できます。学習者は説明文や文章だけでは理解しにくい概念や構造を、画像によって直感的に理解できるようになるのです。

また動画を用いることで、実際の動作や手順をわかりやすく説明できます。動画により学習者は理論だけではなく、実践的なスキルの習得を効率的に行えるのです。

改善を実施する

テストの改善項目を検討して、学習者のサポートを強化しましょう。具体的な手順としては、まずテストの結果や学習者からのフィードバックを収集し改善点を明確にしてください。例えば、テストの難易度・出題形式・問題内容などといった項目が改善点に含まれます。

次に、改善点に基づいてテストを良くするための、具体的なアクションプランを策定しましょう。例えば、テストの問題の見直し、問題の解答解説の改善などが該当します。こうしたテストの改善を継続的に行って、良質なeラーニングを学習者に提供しましょう。

eラーニングでテストを行うメリット

eラーニングでのテスト実施には、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下で具体的なメリットを4つ紹介します。

受験者の負担軽減

会場でテスト用紙を用いて行うケースとは異なり、eラーニングは場所や時間を選びません。受験者側はわざわざ会社に赴く必要もなく、業務の空き時間などを有効に活用することができます。

実施コストの削減

eラーニングでテストを行えば、以下のようなコストをかける必要がありません。

  • テスト用紙の印刷
  • 会場の手配や準備
  • 当日の案内係や監視係
  • 採点や集計

また、テスト問題の差し替えや更新もパソコン上で一斉に反映できるため、運営側の手間も軽減されます。

学習機会の増加

eラーニングであれば、簡単にテストを作成・実施できるので、知識の確認・定着・補足などを行いやすくなります。例えば以下のような活用が可能です。

  • 各担当業務に必要な知識の理解度チェック
  • 新たな商品やサービスに関する理解度チェック
  • 研修後の習熟度チェック
  • ビジネスマナーなど基本知識のおさらいテスト
  • 各種ハラスメントやコンプライアンスなどの確認テスト

結果として、業績アップやリスク回避につながるでしょう。

人材育成施策の効果測定を行える

eラーニングでのテストを用いれば、各種研修など人材育成施策の効果を測定可能です。効果測定の理論として有名な「カークパトリックの4段階評価」にて、eラーニングでのテストを用いれば、レベル1〜2の測定が容易に行えるようになるのです。

各施策の効果を測定できれば、社員の自己成長に対するモチベーション向上や、新たな人材育成施策のヒントを得ることも期待できるでしょう。

カークパトリックの4段階評価

段階 項目 内容 施策例
レベル4 成果 学習者の行動は
組織の成果に貢献したか?
研修実施前後の
KGI・KPIの変化確認
レベル3 行動(行動変容) 理解した知識・スキルを
実行したか?
職場観察/言動チェック
/パフォーマンスインタビュー
レベル2 学習(理解度) 学習者は知識・スキルを
理解したか?
理解度テスト/課題提出
レベル1 反応(満足度) 学習者はプログラムに
満足したか?
研修後アンケート

eラーニングでテストを作成する手順

eラーニングでテストを作成して実施するまでの手順について解説します。

1. 実施目的を明確化する

テスト作成において目的の明確化は非常に重要です。テストを通じて、どのような学びや気づきを得て欲しいのか、どの知識を身につけさせたいのか、何を測り評価したいのか、などを明確にします。

目的を明確にしておくことで、的確な問い(テスト問題)を作成することが可能となります。少なくともテスト自体が目的化しないようにしましょう。

2. テスト問題を作る(出題形式を決める)

目的を明確に定めたら、目的を達成するためのテスト問題を作成します。

テストは何を聞くか(内容・題材)が重要ですが、どう聞いてどう答えさせるか(出題形式)も同様に重要です。同じ内容を問う場合でも出題形式によって難易度や効果は異なります。以下は、テストで用いられる主な出題形式です。

主な出題形式

〇✕式
例文:以下の内容のうち、正しいものは〇、間違ったものには✕を記入しなさい。

単一選択式
例文:以下の選択肢のうち、正しいものを1つ選びなさい。

複数選択肢式
例文:以下の選択肢のうち、正しいものを全て選びなさい。

穴埋め選択式
例文:以下の空欄部分に適する語句をリストから選択して記入しなさい。
傾聴とは、相手の立場に立ち、気持ちに(  )しながら話を聞くことである。
リスト[共感 集中 反発 反応]

穴埋め記述式
例文:以下の空欄部分に適する語句を記入しなさい。
傾聴とは、相手の立場に立ち、気持ちに(  )しながら話を聞くことである。

自由記述式
例文:あなたは出席予定の打合せに5分程度遅れそうです。この際の適切な行動について自由記述で解答してください。

難易度は選択式より記述式の方が高まります。また〇×式や選択式は、成否を考える過程で選択肢を熟読させることにより、記憶への定着を図れます。一方で自由記述式であれば、受験者の応用力や思考力を測り、鍛えることが可能です。

3. eラーニングシステムに反映して試し受験をする

テスト問題が完成したら、eラーニングシステムに反映した上で必ず試しに受験してみましょう。受験者の目線で見ることで、分かりにくい点や勘違いや誤解が生じそうな点など

出題側としては気づけなかった部分を発見することができます。

また、試し受験は1人ではなく複数人に行ってもらうことをおすすめします。1人では見落としてしまいがちな点にも気づくことが可能です。

eラーニング成功のコツは”導入設計”にあります

eラーニングの基本的な仕組みは理解できても、実際に成果につながる運用を継続することは簡単ではありません。多くの企業が「導入したが受講率が低い」「コンテンツ作成に時間がかかりすぎる」「効果測定ができない」という課題に直面しています。

これらの課題解決には、単なるシステム選定ではなく、学習文化の醸成から効果測定まで含めた包括的な導入戦略が不可欠です。成功企業では、5つのステップで段階的にeラーニングを組織に定着させ、継続的な学習環境を構築しています。

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eラーニングのテストを運用するコツ

続いて、eラーニングのテストをスムーズに運用するための3つのポイントを解説します。

導入するeラーニングを統一す

導入するeラーニングを統一しましょう。複数のeラーニングのシステムを使わなければならないと、従業員のスキル把握が難しくなります。ほかにも、人材育成に関する履歴を一貫して整理できなくなるなどのデメリットが生じかねません。

しかし、使用するeラーニングが統一できていれば、学習者は複数のプラットフォームや教材を使い分ける必要がなくなります。学習効果の向上や学習負担の軽減が期待できるはずです。eラーニングを実施する企業側としても、統一したプラットフォームの方が教材の管理が容易になるでしょう。

アクセス環境を整え

アクセスする環境を整えることも忘れずに行いましょう。eラーニングはインターネットを用いて行われるため、安定したネットワーク環境が必要です。

また、学習者がアクセスする場所においては、適切なデバイスやブラウザが求められます。例えば、スマートフォンやタブレットなどのデバイスからアクセスする場合には、画面の大きさや操作性にも配慮すべきです。

さらに、eラーニングに必要なソフトウェアやプラグインがある場合には、事前にインストールするように周知を徹底しましょう。

効果測定を行う

eラーニングのテストを実施したら、必ず効果測定も行いましょう。効果測定は学習者がeラーニングのテストを通じてどの程度の成果を上げたかを測ることで、効果を客観的に評価するために必要な作業です。

具体的には学習者のテストの成績やアンケート調査などを通じて、eラーニングのテストの効果を測定できます。また、効果測定の結果をもとに、eラーニングのテストの改善点を見つけ出し、バージョンアップを行うことも可能です。

主要なeラーニングシステム5サービス

ここからは、主要なeラーニングシステムをご紹介していきます。自社に導入するeラーニングシステムでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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AirCourse|万能型eラーニングシステム

参照:AirCourse – 社員教育をカンタンに。クラウド型eラーニング

AirCourse」は、動画研修が受け放題のクラウド型eラーニングシステムです。

自社オリジナルコースの作成・共有が容易で、優れた管理機能を備えており、自由度の高い研修プランが検討できる点が大きな魅力です。

また、直感的な操作性により受講者や管理者の負担を軽減し、誰でもすぐに使いこなせるため、余計な手間をかけることなく人材育成における課題解決ができます。

初期費用がなく、月額料金も低コストで運用できるので、初めてeラーニングシステムをご利用いただく企業でも安心してご利用いただけます。

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【利用料金】
・ベーシックプラン:1ライセンス月120円~
・コンテンツプラスプラン:1ライセンス月200円~

【形態
クラウド

【特徴】
動画研修コンテンツの豊富さ:幅広いテーマの動画研修が受け放題
柔軟なコース作成:自社オリジナルのコースを簡単に作成・配信可能
スムーズな導入・活用の実現:導入・運用担当者向け説明会で運用者向けにトレーニングの支援

【こんな企業におすすめ】
初めてeラーニングシステムを導入しようと検討している企業

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セキュリオ|セキュリティ研修に特化

「セキュリオ」は、最新の情報セキュリティ教育に特化したeラーニングシステムです。

90種類以上の専門家監修教材を提供し、企業のセキュリティ教育を効率的にサポートしてくれるため、全体的なセキュリティレベルの底上げが可能です。

また、自動採点・集計機能やオリジナル教材の登録も可能で、一人ひとりに合わせたカスタマイズができ、従業員のセキュリティ意識向上を促進します。

スマホからも受講できるので、どこでも手軽に繰り返し学習できる点も大きなメリットといえます。

【利用料金】

要お問い合わせ

【形態】

クラウド

【特徴】

  • 90種類以上の専門家監修教材:基礎から専門まで幅広いセキュリティ教材を提供。
  • 自動採点・集計機能:業務効率を大幅に向上させる自動化機能。
  • オリジナル教材の登録:企業独自の教材を追加可能。

【こんな企業におすすめ】

従業員のセキュリティ意識向上を図りたいと考えている企業

参照元:セキュリオ公式サイト

SEプラス|エンジニア研修に特化

「SEプラス」は、エンジニア向けの研修に特化したeラーニングシステムです。

SEプラスの最大の特徴は現役エンジニアによる実践的な教材提供で、14年以上もの間、さまざまなIT企業に提供し続けている実績があるため、確実な個々のスキル向上が実現できます。

また、多様なプログラミング言語や技術トピックに対応し、初心者から上級者まで幅広い層に適したカリキュラムを揃えているので、全従業員が満足度の高い研修を受講できます。

午前免除対応の基本情報技術者コースも用意されているので、一人前のSEとして従業員を成長させたい、もしくは資格取得を推進している企業におすすめです。

【利用料金】

各研修サービスを参照

【形態】

要お問い合わせ

【特徴】

  1. 実践的な教材:現役エンジニアが監修したリアルな教材
  2. 効率の良いインプットとアウトプット:書籍とwebテストで学習するハイブリッドeラーニング
  3. 基本情報技術者資格対策:「科目A免除制度」に対応している研修でスムーズな資格取得が可能

【こんな企業におすすめ】

最新技術に対応した教育を実施して、エンジニアのスキルアップにつなげたいと考えている企業

参照元:SEプラス公式サイト

LearningWare|グローバルな研修を実現

「LearningWare」は、導入企業2800社以上、月間利用者100万人以上の圧倒的な実績を誇るeラーニングシステムです。

企業研修、代理店研修、学校教育、オンライン講習、オンライン試験など多様な用途に対応しているため、企業ごとに異なる課題や教育手法に関するご要望に対応ができます。

また、多言語対応や高度なカスタマイズ機能を提供しているので、海外支店での利用や社内システムと連携など、さまざまな企業の教育ニーズに柔軟に対応することも可能です。

使いやすさとセキュリティを兼ね備えたLearningWareは、効果的かつ効率的なオンライン学習環境を提供します。

【利用料金】

  • Lightプラン:月20,000円~
  • Standardプラン:月40,000円~
  • Premiumプラン:月52,000円~

【形態】

クラウド

【特徴】

  1. 多言語対応:世界中の拠点で利用可能。
  2. 豊富な機能:顔認証、API連携、決済機能など多彩な機能。
  3. 高いカスタマイズ性:企業のニーズに合わせたシステム構築が可能。

【こんな企業におすすめ】

グローバル展開している、もしくは目指している大企業

参照元:LearningWare公式サイト

まなびプレミアム|コストを抑えて運用

「まなびプレミアム」は、ライトワークスが提供する企業向けeラーニングシステムです。

月に一人当たり74円からという低コストを実現しつつ、階層や役職に合わせた幅広い教育コンテンツを提供しているので、高いコストパフォーマンスを誇ります。

また、1つの教材は3〜5分程度で学べるため、学習者の負担を軽減しつつスキマ時間に活用できる点が大きな魅力です。 企業独自の教材制作もサポートしているため、特定のニーズに応じたカスタマイズも可能です。

【利用料金】

契約ID数によって変動あり

【形態】

要お問い合わせ

【特徴】

  1. 低コスト運用:リーズナブルな価格設定で多彩なeラーニング教材を提供。
  2. スマホ対応:スマートフォンでの受講が可能で、時間や場所を問わず学習できる。
  3. カスタマイズ可能:企業独自の教材制作にも対応し、特定のニーズに応じた研修が可能。

【こんな企業におすすめ】

予算を抑えつつ社員教育を充実させたいと考えている企業

参照元:まなびプレミアム公式サイト

eラーニングでテストを行う際の注意点

eラーニングでテストを行う際には、注意すべき点があります。具体的には以下の通りです。

迷いなく解答できる表現になっているか

テスト問題を作成する際、各設問や選択肢の表現が分かりにくくないか注意が必要です。以下で具体的に説明します。

「問い方」を統一する

例えば、正しいものと間違っているものを選ばせる問題を作成した場合、「問い方」は統一すべきです。以下の良い例と悪い例を参照してください。

〇良い例
問1:正しいものを選びなさい
問2:間違っているものを選びなさい
問3:正しいものを選びなさい
問4:間違っているものを選びなさい

✕悪い例
問1:正しいものを選びなさい
問2:間違っているものを選びなさい
問3:適切なものを選びなさい
問4:間違っているものはどれですか

良い例では問い方が統一されています。一方で悪い例では質問形式であるはずの「問1と問3」および「問2と問4」の問い方がバラバラです。これでは受験者に迷いを生じさせかねません。

文章の調子を統一する

テスト問題内の文章は、「です・ます」調もしくは「だ・ある」調のいずれかを用います。この際、両調子が混在しないように注意しましょう。混在していると受験者に違和感や不要なストレスを与えてしまいます。

問題が「1:1対応」になっているか

1:1対応とは、1つの質問に対して1つの知識によって答えることができることを示しています。1つの質問の答えを出すために複数の知識が必要となってしまうと、誤答した際に「どの知識が不足して間違えたのかが分からない」という状況に陥ります。理解度の傾向を知りたい場合などは特に注意しましょう。

テスト機能に対応しているか

eラーニングシステムによっては、テスト機能が備わっていないものも存在します。eラーニングでテストを実施する構想がある場合、導入前に必ず確認しておきましょう

実施したい出題形式に対応しているか

eラーニングシステムにテスト機能が備わっていたとしても、実施したい出題形式(〇✕式や記述式など)に対応していなければ目的とする効果を得られません。出題形式に柔軟に対応できるシステムを選定することをおすすめします。

eラーニング成功のコツは”導入設計”にあります

eラーニングの基本的な仕組みは理解できても、実際に成果につながる運用を継続することは簡単ではありません。多くの企業が「導入したが受講率が低い」「コンテンツ作成に時間がかかりすぎる」「効果測定ができない」という課題に直面しています。

これらの課題解決には、単なるシステム選定ではなく、学習文化の醸成から効果測定まで含めた包括的な導入戦略が不可欠です。成功企業では、5つのステップで段階的にeラーニングを組織に定着させ、継続的な学習環境を構築しています。

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より成果につながるeラーニングテストを行うには

eラーニングで効果的なテストを行うためには、理解度や習熟度の正確な測定を可能にするため〇✕式や自由記述式など多様な出題形式に対応するeラーニングシステムの選定が必要です。

より効果的かつ本格的に活用するためには、以下のような機能が求められます。

  • 「正答率80%以上で合格判定を表示」のような合格基準を任意で設定できる
  • テストを用いた学習を目的とする場合に「正誤・正解・解説文」を表示するかを選択できる
  • 問題毎のウェイトを調整できる(配点変更)
  • 問題をランダムに出題できる
  • 制限時間を設定できる

eラーニングシステム「AirCourse」は、上記の機能をすべて備えており、さらに、テストやアンケート、提出課題など様々な素材を自由に組み合わせてオリジナルのeラーニングコースを作成できるため、効果の高い自社研修を実現可能です。

自社オリジナルコース作成例:

  1. 初回テスト
  2. 動画レクチャーA
  3. 中間テスト
  4. 動画レクチャーB
  5. 最終テスト
  6. アンケート

動画はドラッグ&ドロップで簡単にアップロードでき、パワーポイントやPDFなど多様なファイル形式にも対応しています。

また「使いやすさ」を追求しているため、システムに不慣れな社員であってもマニュアル無しで直感的に操作でき、受講率の向上にもつながります。開催側も受講案内のみで、研修やテスト実施のために参加者全員のスケジュール調整を行う必要もありません。

手間や負担の少なさから「運営側も含めて社員の時間と余裕がない」という課題に対する有効な解決策となるでしょう。

まとめ

eラーニングテストは、時間・場所・コストの制約を大幅に軽減しながら、学習効果の測定と向上を同時に実現できる効果的な手法です。受験者の負担軽減、実施コストの削減、学習機会の増加、そして人材育成施策の効果測定という4つのメリットにより、従来の集合型テストでは実現困難だった継続的な学習環境の構築が可能になります。

効果的なeラーニングテストを実現するには、明確な目的設定、適切な出題形式の選択、そして受験者目線での問題作成が不可欠です。特に「問い方の統一」「文章調子の統一」「1:1対応の徹底」といった基本ルールを守ることで、正確な理解度測定と学習者のストレス軽減を両立できます。

また、継続的な効果測定と改善により、テストそのものも学習ツールとして機能させることが重要です。戦略的にeラーニングテストを活用し、組織全体の学習文化醸成と人材育成効果の最大化を目指しましょう。

人材育成の課題解決に、今すぐ使える実践ツールを

理論を学んだ次のステップは、「具体的にどう実行するか」です。しかし、多くの企業が実行段階で迷い、思うような成果が出せずにいます。

そんな課題を解決するために、人材育成に必要な「実践的なノウハウ」と「すぐに使えるツール」をまとめた資料をご用意しました。

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