人材育成に向けた取り組みの中核となるのが従業員研修ですが、人手不足の中でいかにして効率的、効果的に研修を実施するかが大きな課題となっています。
LMSは、効率的、効果的に研修を実施するための切り札となるべきITソリューションとして、ここ数年の間に飛躍的な進歩を遂げています。
この連載記事では、4回にわたって、最新のLMSが持っている機能をご紹介するとともに、導入を検討する際に、どのようなポイントに着目すべきかについて解説します。
「LMSの最新動向と選択のポイント(全4回)」
第3回:学習管理
以前のLMSは、1つのコンテンツ単位で未受講か受講済かの区別しかつきませんでしたが、最新のLMSでは研修教材のどのステップまで進んでいるかまでわかるようになっています。
連載第3回の今回は、最新のLMSが持つ【学習管理】の機能について解説します。
研修教材のどのステップまで進んでいるかまでわかる
学習管理の中で、もっとも基本的な機能は、学習の進捗管理ですが、だれが研修を受講したか(教材動画を再生し終わったかどうか)はわかるのは当然としても、最新のLMSでは、研修教材のどのステップまで進んでいるかまでわかるようになっています。
しかし、細かいレベルにおいては、製品、サービス間で違いがありますので、自社のニーズに適切に対応するためには必要な機能を見極める必要があります。
多くのLMSでは、一つの教材コンテンツについて全体再生時間の何%まで進んだか、あるいは、累計でどのくらいの時間を学習に費やしたか(動画を再生したか)がわかるようになっていますが、最新のLMSの中には、さらに進んだ機能を持つものもあります。
例えば、代表的なクラウドLMSの一つであるAirCourseの場合、一つの教材コンテンツ(コース)の中にさらに細かい受講単位(レッスン)を設定することができます。
これにより、受講中のコースであっても、どこまで進捗しているかを正確に知ることができるようになっています。
コンテンツにテストを組み込み、リアルタイムに集計できる
以前のLMSでは、教材の理解度を測る確認テストの実施と結果の集計は、別途、手作業で行われてきましたが、最新のLMSでは、教材コンテンツの中に確認テストを組み込むことで、研修受講と同時に確認テストを実施し、集計も自動的に行うことができるようになっています。
しかし、細かいレベルにおいては、製品、サービス間で違いがありますので、自社のニーズに適切に対応するためには必要な機能を見極める必要があります。
例えば、確認テストを実施するにはコンテンツの再生だけではなく、回答の入力が必要になりますから、確認テスト機能を謳うサービスであっても、スマートフォン上では確認テストは実施できない場合もありますので、注意が必要です。
研修効果測定の難しさは、これまでの研修担当者の持つもっとも大きな悩みの一つでした。
従って、この確認テスト機能に対するニーズは強く、そのため最新のLMSでは、各社が積極的に機能強化を図っています。
例えば、前述のAirCourseの場合、最新(2019年3月)の機能強化において、以下の表にあるような確認テストに関する多数の機能が追加されています。
まとめ
最新のLMSの学習管理機能は、大幅な機能強化が見られます。
例えば、進捗管理においては、研修教材のどのステップまで進んでいるかまでわかるようになっています。
また、以前は手作業で行っていた確認テストの実施と結果の集計が、教材コンテンツの中に確認テストを組み込むことで、研修受講と同時に確認テストを実施し、集計も自動的に行うことができるようになっています。
しかし、細かいレベルにおいては、製品、サービス間で違いがありますので、自社のニーズに適切に対応するためには必要な機能を見極める必要があります。
例えば、確認テストを実施するにはコンテンツの再生だけではなく、回答の入力が必要になりますから、確認テスト機能を謳うサービスであっても、スマートフォン上では確認テストは実施できない場合もありますので、注意が必要です。
第4回の次回はLMSにおける【研修管理】について解説致します。
「LMSの最新動向と選択のポイント(全4回)」
第3回:学習管理
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