eラーニングの選び方3つのポイント

eラーニング以外にも言える事ですが、eラーニングとして提供されているサービスは多数あるため、導入する際には数社の資料を取り寄せて比較することが一般的になっているようです。

しかし、それぞれのサービスの特徴や価格体系など異なることが多いため、どのように比較し、選べばよいのかが難しくなっています。

eラーニングの導入に失敗しないためにも、今回は選び方の3つのポイントについてご紹介します!

eラーニングは今後より重要性が拡大し、会社の成長を左右する人材育成における基盤となる大変重要なプラットフォームになるはずです。

プラットフォームは一度導入すると変更することがし難いため、会社の中長期のビジョンや戦略、人材育成方針などを踏まえて、本当に必要なもの、成長が望めるものを選択する必要があります。

安易な機能の豊富さの比較にならないように気を付けて選択しましょう!

1.短期的な視点だけで選ばないこと

  • 個人情報保護などのコンプライアンス研修を年に1回行うのが必須になってしまったが、集合研修では困難なのでeラーニングを利用したい
  • 新入社員研修が忙しいので、一部でもeラーニングで代用したい
  • 派遣社員の方にとにかく法定時間だけeラーニングで勉強してもらって教育実績を作りたい

といった対象や範囲が限定されたeラーニングの活用のご相談が増えています。

いずれもeラーニングを利用した方が効率よくなる話ですので、利用方法として間違っているわけではありませんが、それだけでeラーニングサービスの選んでしまうのは少し問題がありそうですね。

少子高齢化、100年LIFE、働き方改革、人材不足、企業が経営課題として人材面で直面する課題は拡大している中で、eラーニングのプラットフォームは今後その解決の根幹を成す重要な機能になる可能性があり、その選択と導入は重要な経営判断と言っても過言ではありません。

直面している短期的、部分的な課題への対策としてだけで考えるのではなく、中期的、長期的な視点で、自社の人事戦略、人材育成方針をどうするのか、そのためには何が必要なのか十分に検討する必要があります。

しかしながら、すぐに中長期的な人事戦略や育成方針を決めるのは難しい場合もありますから、その際には「小さく初めて、大きく育てる」ことができるような拡張性のあるeラーニングプラットフォームを選択することが重要です。

経営環境の変化によっては戦略や方針の変更もあり得るでしょうから、柔軟性や進化への対応が可能なものを選択する視点も重要です。

短期的なニーズに合わせて作り込みすぎたり、短期的なニーズに対応するだけで拡張性が低いものを導入してしまうと、発展性が見込めませんね。

eラーニングサービスは、中長期的な視点も持って検討し、経営判断として選択と導入を進めましょう。

2.機能の豊富さだけに捉われないこと

eラーニングサービスを検索して調べ始めて、各社の機能を一覧表に並べて比較している人事担当者をよくみかけます。

とにかく書き出した機能項目について対応の可否だけを埋めようとして、できあがった一覧表で一番成績の良いものを選ぼうとします。

比較する項目も調べていくうちにどんどん拡大し、本当に必要な要件から外れてしまっているものもたくさん盛り込まれてしまいます。

「同じ値段なら機能が豊富な方がお得」に感じますし、各社の「機能を比較したという根拠があると上司へ説明し易い」など理由は様々なようです。

しかしながら、この検討の仕方では本当に自社にとって最適なeラーニングサービスは見つかりません。

そもそもなぜeラーニングを導入したいのか、eラーニングを導入してどのような教育を実現したいのか、そのためにはどんな要件が必要なのか、そこから考えて必要な機能についてだけ比較すべきでしょう。

機能が豊富なeラーニングサービスを導入したが使われない機能がたくさんあるといったケースはよくあります。

また、同じ機能でもスペックが異なることも多々あります。

例えば「動画対応」といっても容量、画質、配信方法、視聴環境、画面の見易さ、利便性など様々な要素があります。本当に必要な機能については十分な比較やトライアルが必要です。

安易に選んでしまうと項目として機能はあるが、十分なスペックがないため使い難い、やりたいことができないといったこともあり得ます。

各社の過剰な機能PRに惑わされずに、自社にとって本当に必要なeラーニングサービスを見極めましょう!

3.管理者の使い勝手だけでなく受講者目線で選ぶこと

eラーニングサービスを選ぶ際、管理者となる人事担当者が検討することが多いため、検討の視点が管理者目線だけになってしまい、導入後に受講者から使い難いといった不満が生じることも少なくないようです。

例えば、受講者の多くはスマーフォンなどのモバイルで利用するが、管理者は会社のパソコンで利用するため、モバイルでの利用検証をあまりせずに導入したところ、スマートフォンでは画面が見にくいとか、モバイルの通信環境では動画がうまく再生されないなどといったことが生じています。

また、管理者は利用説明書を熟読するだけの余裕がありますが、受講者側には説明を受ける余裕もなく操作することが求められたりもします。

そのため管理者と受講者の間には、立場や環境の違いがあることを考慮して検証しなくてはいけません。

受講者のIDで、受講者と同じ環境で、受講者として利用してみること。

もしくは実際に受講者となる従業員数名で受講側のトライアルを行ってみることが必要でしょう。

まとめ

eラーニングを導入した事がある方も、これから導入する方も、eラーニングの乗り換えや新規導入に失敗しないためにも、正しい選び方をご紹介いたしました。

  1. 短期的な視点だけで選ばないこと
  2. 機能の豊富さだけに捉われないこと
  3. 管理者の使い勝手だけでなく受講者目線で選ぶこと

eラーニングを提供している各社ありますが、惑わされず、自社で必要なものを「経営判断」という認識で選んで頂ければ幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

伊東 廣賀

大手コンサルティング会社や研修会社にて、人材育成・組織開発の指導と研修講師に従事し、2012年より独立。 上場企業、中堅企業、地方自治体への指導、3000名以上のキャリアカウンセリングなど豊富な実績を持つ。 若手社員・リーダー育成、営業力強化、組織改革、キャリア開発など多様な研修プログラムで各企業の要望に応えている。