安全衛生教育に強いeラーニング6選|法定教育の対応範囲と選び方

安全衛生教育の実施と受講記録の管理は、人事・総務・安全衛生担当者にとって負担が大きい業務です。雇入れ時教育や作業内容変更時教育、特別教育、職長教育など種類が多く、入社や配置変更のたびに実施漏れを防ぐ必要があります。拠点やシフトが分かれている職場では、全員を一カ所に集めて教育を行う運用が難しくなります。

本記事では、安全衛生教育に適した講座の揃え方、eラーニングで対応しやすい範囲、サービスを選ぶ際の比較ポイント、定着させる運用設計を解説します。自社で無理なく回せる仕組みを見極める材料として、ぜひ最後までご覧ください。

安全衛生研修に適したeラーニング講座一覧

安全衛生教育で受講させる講座は、eラーニングで実施しやすい範囲と、対面実施や外部機関での受講が必要な範囲を分けて考えることが大切です。雇入れ時教育や作業内容変更時教育、職長教育、能力向上教育は学科が中心のため、eラーニングと相性がよい領域です。一方、特別教育の実技は対面で行う必要があり、技能講習は登録教習機関で受講します。

出典:e-Gov法令検索「労働安全衛生法(第59条)」 / 労働安全衛生規則「第35条 雇入れ時等の教育

汎用型のeラーニングで対応しやすいのは、全社員向けの健康・労働衛生、メンタルヘルス、管理職向けの法令基礎です。作業ごとの特別教育や危険予知など、現場固有の安全教育は、自社教材をアップロードして配信したり、対面の実技と組み合わせたりして補う必要があります。ここでは、標準コースで揃えやすい3層を整理します。

全社員の健康・労働衛生リテラシー

すべての従業員に共通して届けたい内容は、健康と労働衛生の基礎です。健康経営の考え方、健康診断やストレスチェックの制度、生活習慣の見直しなどは、職種を問わず理解しておきたい内容です。

これらの講座は、年次研修として全社に配信しやすく、従業員が健康管理について共通認識を持つために役立ちます。

主な講座

講座テーマ学べる内容講座例
健康経営の基礎健康経営と働き方の考え方今日から始める健康ワークスタイル①健康経営と健康ワークスタイル
健康診断制度健康診断のしくみと全体像健康管理への第一歩!健康診断制度のしくみ①健康診断の全体像
ストレスチェック制度ストレスチェックのしくみと全体像健康管理への第一歩!ストレスチェック制度のしくみ①ストレスチェックの全体像
生活習慣の見直し姿勢など日常の健康ワークスタイル今日から始める健康ワークスタイル④姿勢

メンタルヘルス対策(セルフケア・ラインケア)

労働安全衛生法では、一定の条件に該当する事業者にストレスチェックの実施が求められています。そのため、心の健康づくりは安全衛生に関わる教育の一部として位置付けられます。

メンタルヘルス教育では、本人が自分の状態に気づくセルフケアと、管理職が部下の不調に気づき対応するラインケアの両方を用意しましょう。セルフケアは全社員、ラインケアは管理職に配信すると、立場ごとに必要な知識を届けやすくなります。

主な講座

講座テーマ学べる内容講座例
セルフケアメンタルヘルスが求められる背景と基礎メンタルヘルス研修【セルフケア】_①メンタルヘルスが求められる背景
ラインケア管理職が担うメンタルヘルスの必要性メンタルヘルス研修【ラインケア】_①メンタルヘルスの必要性
メンタルの健康増進日常から取り組む心の健康づくり今日から始める健康ワークスタイル~メンタルの健康増進編~①メンタルの健康増進とは?

管理職が押さえる安全衛生の法令

職場の安全衛生に関わる管理職には、法令の基礎を学んでもらうことが大切です。労働安全衛生法の枠組み、労働災害に備える労災保険、労働時間管理の基礎は、現場をマネジメントするうえで押さえておきたい内容です。

法令名や条文を暗記するだけでは、現場での判断に活かしにくくなります。そのため、管理職向けには、部下への指示や安全配慮、労災発生時の対応など、実務で必要になるポイントに絞った講座を割り当てましょう。

主な講座

講座テーマ学べる内容講座例
労働安全衛生法安衛法の枠組みと管理職の役割新任管理職のための労働安全衛生法①労働安全衛生法とは
安衛法の実務ポイント現場で押さえておきたい留意点新任管理職のための労働安全衛生法②知っておきたいポイント
労災保険労災保険の全体像と給付の考え方意外と知らない!労災保険ってなに?①労災保険の全体像
労働時間管理労働基準法の基礎と労働時間の考え方新任管理職のための労働基準法①労働基準法とは

安全衛生教育に強いeラーニングサービス6選

ここでは、安全衛生教育に使いやすいeラーニングサービスを紹介します。標準講座で対応できる範囲、受講記録や修了証を証跡として残せるか、受講確認・時間確保・質疑体制を整えやすいかを確認しながらサービスを選定しましょう。

サービス名提供会社料金(月額目安)特徴
AirCourseKIYOラーニング株式会社200円/名〜(初期費用0円)汎用標準コース+学科の自社教材化。証跡管理に対応(特別教育の認証コースは付属なし)
WEB講習一般財団法人中小建設業特別教育協会コース単位の受講料制特別教育・職長教育の既成コース。ベトナム語・インドネシア語・英語に対応
CAREERSHIP株式会社ライトワークス要問合せ統合型LMS。標準コースなし(まなびプレミアム連携で補完)
KnowledgeC@fe株式会社富士通ラーニングメディア150円/ID〜(初期16万円)2,900以上のプログラム。安全衛生特化は要問合せ
Schoo for Business株式会社Schoo要問合せ9,000本以上の動画。安全衛生特化は要問合せ
まなびプレミアム株式会社ライトワークス126〜525円/名1,000本の教材。法定研修コースは付属なし

料金・コース数・導入社数などは記事公開時点の公式サイト掲載値です。汎用型のサービスは、安全衛生の法定特別教育コース(フルハーネス・足場・職長教育など)が付属しない場合があるため、各社「要問合せ/要資料請求」で確認する前提で読み進めてください。

AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseは、初期費用0円・月額200円/名〜で導入できる汎用型のeラーニングシステムです。雇入れ時教育や職長教育など、学科中心の安全衛生教育を自社教材として動画化できます。

必須受講設定と自動リマインドを備えているため、多拠点・シフト勤務の職場でも未受講者を把握し、受講を促せます。受講履歴のCSV出力にも対応しており、監督署対応や人的資本開示に向けて、誰がいつどの教育を受けたかを記録できます。

ISO27001取得、SSO(SAML)、IPアドレス制限にも対応しているため、情報システム部門が確認するセキュリティ要件にも合わせやすい設計です。

一方、安全衛生そのものの認定コースは付属しないため、特別教育の学科は自社手順の動画化やオリジナルコース作成で組み立てる必要があります。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時の最安値)
プラン体系ベーシック/コンテンツプラスの2プラン
安全衛生関連コンテンツ汎用標準コース+オリジナルコース作成(特別教育の認証コースは付属なし)
受講管理・CSV出力可(必須受講設定・自動リマインド・CSV出力)
セキュリティISO27001取得・SSO(SAML)・IPアドレス制限
多言語対応要問合せ
無料トライアル30日間
公式サイトhttps://aircourse.com/

主な標準コース

コース名学習内容例
情報セキュリティ基本知識【入門編】情報資産の取り扱いや機密管理の基礎を学ぶ。全社員への年次配信に活用できる
コミュニケーション講座(社内編)報連相や伝え方を学ぶ。安全に関わる指示伝達やKY活動の土台づくりに使える
OJT研修の基礎知識とやり方OJTの基礎を学ぶ。現場での安全指導や手順伝承を担う指導者の育成に活用できる

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WEB講習(一般財団法人中小建設業特別教育協会)

WEB講習は、特別教育や職長教育などをオンライン動画で提供する受講プラットフォームです。フルハーネス型墜落制止用器具、足場の組立て等、職長・安全衛生責任者教育などの学科を、受講者の都合に合わせて学べます。

コース単位の受講料制で、初期費用は0円です。ベトナム語・インドネシア語・英語の字幕や翻訳テキストに対応しているため、外国人技能実習生や特定技能外国人への教育にも使いやすいサービスです。延べ受講者は96,383人です(2026年5月末現在)。

一方、LMSのような組織一括管理やCSV出力は公式に明示されていないため、団体で受講管理を行う場合は管理方法を確認する必要があります。また、特別教育の実技部分は対面で実施する前提で運用しましょう。

項目内容
運営団体一般財団法人中小建設業特別教育協会
初期費用0円(コース単位購入)
料金コース単位の受講料制(料金は公式で都度確認)
提供形態オンライン動画講習(特別教育・職長教育・能力向上教育など)
受講管理・CSV出力要問合せ(組織一括管理は公式に明示なし)
多言語対応ベトナム語・インドネシア語・英語(一部コースは日本語のみ)
修了証修了後に交付
対応デバイスパソコン・スマホ
延べ受講者数96,383人(2026年5月末現在)
公式サイトhttps://www.tokubetu.or.jp/online.html

標準コース表は設けていません。特別教育・職長教育・能力向上教育の既成コースを中心に、コース単位で受講する設計のためです。

CAREERSHIP(株式会社ライトワークス)

CAREERSHIPは、eラーニング配信、研修管理、スキル管理をまとめて扱える統合型のeラーニングシステムです。組織階層管理に対応しているため、大規模組織でも受講状況を一元管理できます。

ISO9001・ISO/IEC27001を取得しており、多言語での配信事例もあります。安全衛生以外の必須研修も同じ仕組みに載せて管理できるため、全社研修の運用をまとめたい企業に向いています。

CAREERSHIP本体には標準コースが付属しません。安全衛生教育に活用する場合は、同社の定額制サービスまなびプレミアムとの連携や、外部コンテンツの取り込み、自社教材の配信で講座を補う設計です。

項目内容
運営会社株式会社ライトワークス
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ(規模・契約期間・利用機能により変動)
安全衛生関連コンテンツ標準コースなし(まなびプレミアム連携・外部取り込みで補完)
受講管理・CSV出力対応(組織階層管理・レポート)
セキュリティ認証ISO9001/ISO/IEC27001
多言語対応多言語の配信事例あり(具体言語は要問合せ)
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://www.lightworks.co.jp/services/careership

標準コース表は設けていません。CAREERSHIP本体は標準コースが付属せず、「まなびプレミアム」連携または外部コンテンツの取り込みで教材を補う設計のためです。

KnowledgeC@fe(株式会社富士通ラーニングメディア)

KnowledgeC@feは、クラウド型のeラーニングシステムです。組織階層管理、受講履歴管理、ライブ配信研修に対応しており、複数拠点の研修をまとめて管理できます。

情報セキュリティ、コンプライアンス、階層別研修など2,900以上のプログラムを揃えています。安全衛生以外の必須研修も同じ仕組みで配信できるため、研修管理を一本化したい企業に向いています。

ISMS取得・ISMAP登録により、政府系や大企業で求められるセキュリティ要件にも合わせやすい点が特徴です。初期費用160,000円、月額150円/ID〜の価格体系が公開されているため、導入費用の目安を把握しやすいサービスです。安全衛生に特化したコースを利用する場合は、対応範囲を確認しましょう。

項目内容
運営会社株式会社富士通ラーニングメディア
初期費用160,000円
月額料金150円/ID〜(スポット利用時)/年間契約は要問合せ
標準コース数2,900以上のプログラム
安全衛生関連コンテンツ情報セキュリティ・コンプライアンス・階層別研修など(安全衛生特化は要問合せ)
受講管理・CSV出力対応(組織階層管理・受講履歴管理)
セキュリティ認証ISMS/ISMAP登録
多言語対応要問合せ
無料トライアルあり(要問合せ)
公式サイトhttps://www.knowledgewing.com/kcc/cafe/

主な標準コース

コース名学習内容例タグ
情報セキュリティ研修情報セキュリティ基礎・標的型攻撃対策横断
コンプライアンス研修法令遵守・ハラスメント防止横断
階層別研修新入社員・中堅・管理職別プログラム階層別

Schoo for Business(株式会社Schoo)

Schoo for Businessは、9,000本以上の動画コンテンツを21カテゴリで提供する継続学習型のeラーニングサービスです。

組織階層管理に対応し、学習時間に基づくレポートで受講状況を可視化できます。ビジネスマナー、マネジメント、AI・データ活用などの幅広いテーマを扱えるため、安全衛生以外のリスキリングや階層別教育にも使いやすいサービスです。

一方、業界特化の安全衛生コースは付属しない汎用型です。安全衛生教育に利用する場合は、標準コンテンツで対応できる範囲と、自社教材や外部講習で補う範囲を分けて設計しましょう。

項目内容
運営会社株式会社Schoo
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
標準コース数9,000本以上の動画(21カテゴリ)
安全衛生関連コンテンツ業界特化コースは付属しない汎用型(要問合せ)
受講管理・CSV出力対応(組織階層管理・学習レポート)
配信形式生放送授業+録画アーカイブ
多言語対応要問合せ
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://schoo.jp/biz

主な標準コース

コース名学習内容例タグ
ビジネスマナー新人〜中堅向けの基礎横断・新入社員
マネジメント・リーダーシップ管理職向け階層別・管理職
AI・データ活用生成AI・データ分析の最新動向最新トレンド

まなびプレミアム(株式会社ライトワークス)

まなびプレミアムは、1,000本の動画教材を定額制で提供するコンテンツサービスです。マイクロラーニング中心の教材構成で、AIと対話しながら教材を探せる機能を備えています。

LMSのCAREERSHIPと連携することで、教材の配信や受講管理を行えます。助成金対応の修了証発行にも対応しているため、研修実施の記録を残したい場合にも使いやすいサービスです。

料金は規模により、1人あたり月額126〜525円の試算が公開されています。ただし、法定研修コースは付属しないため、安全衛生教育を実施する場合は、CAREERSHIPとの連携や自社教材で補完する前提で設計しましょう。

項目内容
運営会社株式会社ライトワークス
初期費用要問合せ
月額料金1人あたり126〜525円/月(規模別試算)
標準コース数1,000本の教材
安全衛生関連コンテンツ法定研修コースは付属なし(CAREERSHIP連携・自社教材で補完)
受講管理・CSV出力CAREERSHIP連携で対応
修了証助成金対応の修了証発行オプションあり
多言語対応要問合せ
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://content.lightworks.co.jp/mana-pre/

安全衛生教育でeラーニングを定着させる運用設計

サービスを選んだ後は、現場に教育を定着させる運用を整えることが大切です。多拠点・シフト勤務での未受講対策、対面実技との組み合わせ、証跡の活用、自社手順の教材化を進めることで、教育を継続しやすくなります。

マルチデバイスと必須受講・自動リマインドで多拠点シフトの未受講をなくす

集合研修を実施しにくい多拠点・シフト勤務の職場では、受講しやすさと管理しやすさを仕組みで整えることが大切です。マルチデバイス対応のサービスを選べば、従業員は業務の合間にパソコンやスマートフォンから受講できます。

また、必須受講設定と自動リマインドを使うことで、未受講者を把握し、受講を促せます。担当者が手作業で受講状況を照合する負担を減らせるため、拠点数が多い企業でも教育を運用しやすくなります。

給食サービスのフジ産業様は、事業所が点在し、シフト勤務も多いため、全員が集まる集合研修での参加管理が難しいという課題を抱えていました。安全衛生講習をeラーニング化し、受講履歴を即時に把握できる体制へ移行したことで、受講しやすさと管理のしやすさを両立しています。

参考:フジ産業株式会社の導入事例

座学のeラーニング化と実技の対面を組み合わせて反転学習にする

特別教育の学科部分や雇入れ時教育の座学は、事前にeラーニングで受講させる運用ができます。対面では実技や演習に時間を充てることで、集合時間を知識説明ではなく実践に使えます。

事前に動画で基礎知識を学んでおけば、対面の場では理解度の確認や手を動かす演習に集中できます。集合研修を短時間に抑えたい現場でも、学科と実技の役割を分けることで、教育内容を削らずに運用しやすくなります。

eラーニングで実施する範囲と対面で行う範囲を切り分けることが、反転学習を安全衛生教育に取り入れるうえで重要です。

受講データを安全衛生委員会の報告と人的資本開示の証跡に使う

受講率や受講時間のデータは、安全衛生委員会への報告や人的資本開示の根拠として活用できます。教育を実施した事実を記録するだけでなく、第三者に説明できる形で取り出せるようにしておくことが大切です。

具体的には、受講率・受講時間・修了状況をCSVで書き出し、委員会の議事や年次報告に添付できる形で管理します。未受講者が残っている場合は、リマインドの送信記録もあわせて残すことで、是正に向けた対応状況も示せます。

こうした受講データは、監督署対応の証跡として活用できるとともに、人的資本開示で教育の実施状況を説明する材料にもなります。

KYT・リスクアセスメントなど自社手順を動画で内製する

KYT(危険予知訓練)やリスクアセスメント、自社設備の操作手順など、汎用コースでは対応しきれない教育は、自社で動画化して配信する方法があります。現場固有の安全手順を教材として残すことで、特定の担当者に依存していた知見を社内で共有できます。

電気設備工事の株式会社あいはら様は、技術・安全管理のオリジナル動画を制作し、若手への技能継承を進めています。eラーニング委員会を立ち上げ、標準コースと自社制作動画を組み合わせて運用しました。

自社手順を動画で内製すれば、汎用コースだけでは伝えにくい設備ごとの注意点や現場の判断基準を教育に反映できます。

参考:株式会社あいはらの導入事例

まとめ:安全衛生教育の対応範囲を見極め、eラーニングの運用を仕組み化しよう

安全衛生教育をeラーニング化する際は、まず対応範囲を分けて考えましょう。雇入れ時教育や職長教育などの学科はeラーニングで実施しやすい一方、特別教育の実技や技能講習は対面・登録教習機関での受講が必要です。この区分を押さえると、自社の教育のうち、どこを動画化できるかが明確になります。

選定では、厚生労働省の通達が求める受講確認・時間確保・質疑体制を満たせるかを確認します。あわせて、修了証交付のデジタル化に対応できるか、監督署の立入検査や人的資本開示に備えて受講記録をCSV出力できるかも見ておきたいポイントです。

多拠点・シフト勤務の未受講を検知・督促できるか、安全衛生以外の必須研修も同じ仕組みで管理できるかも、導入後の運用負荷に影響します。導入後は、未受講対策、反転学習、証跡活用、自社手順の内製を進めることで、教育を実施記録だけで終わらせず、現場で使える仕組みにできます。

まずは自社の教育種類を棚卸しし、対応範囲と証跡要件で候補を絞り込みましょう。無料トライアルを利用できるサービスでは、受講動線や管理画面を確認し、自社で無理なく運用できる仕組みを選ぶことが大切です。

eラーニング活用の課題解決に、今すぐ使える実践ツールを

eラーニング活用の重要性は分かっている。でも「具体的にどう運用するか」「結局どのeラーニングシステムが自社に合うのか」で多くの企業が迷い、思うような成果が出せずにいます。あなたの組織も同じ悩みを抱えていませんか?

そんな課題を解決するために、900社以上が導入し成果を上げている「実践的な研修ノウハウ」と「幅広いニーズに対応するeラーニングシステム」をまとめた資料を無料でご用意しました。

1,000コース・6,000本以上の動画研修が受け放題の「eラーニングシステム」の詳細
AirCource(eラーニング)導入企業の具体的な成功事例と効果測定方法
階層×カテゴリでまとめた動画研修(標準コース、標準学習パス)の全体像

理論から実践へ着実にステップアップし、組織の成長を加速させたい方は、今すぐ以下資料をご活用ください。

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よくある質問

Q. 特別教育はeラーニングだけで完結できますか?

特別教育は、学科部分と実技部分を分けて考える必要があります。学科部分はeラーニングで実施しやすい一方、実技は講師と同じ場所での対面実施が求められています。

そのため、学科をeラーニングで進め、実技は対面で補う組み合わせが現実的です。自社の特別教育がどの作業を対象とし、実技がどこまで必要かを確認してから教育設計を行いましょう。学科の事前学習と対面実技を分けることで、対面の時間を演習に充てやすくなります。

Q. 技能講習(作業主任者等)もeラーニングで受講できますか?

技能講習は登録教習機関での受講が必要です。作業主任者などの技能講習は、特別教育より要件が重く設定されており、社内eラーニングだけで代替することはできません。

ただし、講習前の予備知識を補う事前学習として、eラーニングを併用できます。技能講習そのものは登録教習機関で受講し、関連する基礎知識を社内のeラーニングで補強する役割分担にすると、教育の位置づけを整理しやすくなります。

Q. 安全衛生教育の受講記録は監督署対応で使えますか?

安全衛生教育の受講記録は、受講者・コース・修了日などを確認できる形で残しておけば、立入検査や監査時の証跡として活用しやすくなります。CSV出力や電子修了証に対応したシステムであれば、誰がいつどの教育を受けたかを取り出しやすくなります。

受講データは、人的資本開示で教育の実施状況を示す根拠にもなります。証跡を残すだけでなく、第三者に説明できる形式で出力できるかを基準に、システムを選びましょう。

Q. 厚生労働省通達のeラーニング実施要件を満たすには何が必要ですか?

令和3年通達の留意事項を満たす設計が求められます。具体的には、次の項目が挙げられています。

  • 法定の教育時間以上を担保すること
  • 受講状況を記録できること
  • 受講者が質疑応答できる体制を整えること
  • 講師や教材作成者が必要な知識経験を持つことを確認すること

選ぶシステムが映像の再生記録やシステムログを残せるか、質疑の窓口を用意できるかを確認しておくと安心です。法令の解釈に迷う場合は、所轄の労働基準監督署に確認する方法もあります。

Q. 安全衛生教育とメンタルヘルスや健康管理はどう切り分けますか?

安全衛生教育は、労働安全衛生法に基づく教育を指します。雇入れ時教育や特別教育など、労働災害の防止を目的とした教育が中心です。

一方、メンタルヘルスや健康管理は、ストレスチェックや健康診断など、心身の健康維持に関わる取り組みです。

安全衛生教育と同じeラーニングの仕組みで配信・記録できますが、制度上の根拠や目的は異なります。教育計画を作る際は、法定教育として管理するものと、健康管理・福利厚生に近い研修として管理するものを分けておきましょう。