マーケティングに強いeラーニング5選|3C・STPの基礎から広告運用まで

マーケティング人材の育成では、専任部隊の強化と、営業や企画など非専任職種への基礎知識の教育を同時に求められがちです。学ぶ範囲も基礎から戦略・分析まで広く、優先順位をつけにくい領域です。

誰に何をどこまで学ばせるかを決めると、この迷いは整理できます。基礎知識、デジタル施策の実践、戦略・分析の3段階に分け、対象者ごとに必要な範囲だけを配る。学習パスを使えば受講内容を出し分けられます。

本記事では、マーケティング研修に使える主要なeラーニングシステム5社を比較し、得意領域を解説します。3段階の学習コースの組み立て方や習得状況を可視化する工夫にも触れているので、自社に合うシステム選びにお役立てください。

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マーケティング研修に適した学習コース・カリキュラム

マーケティング研修は、部署や経験年数によって求められるスキルが大きく変わる領域です。フレームワークの基礎を押さえたい人もいれば、Web広告運用などの実践力、顧客理解を深める戦略・分析力を必要とする人もいます。

ここでは対象講座を「基礎知識」「デジタル施策の実践スキル」「戦略・分析力」の3段階に整理し、目的に合わせて選びやすくしました。

マーケティングの基礎知識を身につける講座

これから研修を設計する担当者がまず押さえたい土台となる内容です。マーケティングとは何かという定義から、3C・STP・4P4Cといったフレームワークまでを扱います。

部署や経験年数を問わず共通して役立つため、専門部署以外への基礎の底上げにも起点として使いやすい構成です。

学習内容学習コース例
マーケティングの定義や役割など基礎知識を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:001_マーケティングとは何か
3C分析の考え方と活用場面を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:002_3C分析①概要
STP分析の考え方と進め方の概要を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:007_STP分析①概要
4P・4Cというマーケティングミックスの基本を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:012_マーケティングミックス(4Pと4C)

デジタルマーケティングの実践スキルを高める講座

Web集客の全体像から、リスティング広告、Facebook・Instagram広告までを扱う実践寄りの講座です。実務担当者が運用で直面する課題に対応します。

定義の説明にとどまらず、出稿までの具体的な手順まで踏み込む点が特徴となります。

学習内容学習コース例
デジタルマーケティングの全体像とWeb施策の基本手法を学ぶデジタルマーケティングの全体像とWebマーケティングの基本手法
Web集客で成果を出すための考え方を学ぶWeb集客で成果を出すための方程式
リスティング広告の仕組みと出稿までの流れを学ぶリスティング広告の概要と開始までの手順
Facebook・Instagram広告の特徴と成果を出すためのポイントを学ぶFacebook・Instagram広告の概要と成果を出すためのポイント

戦略・分析力を高める講座

顧客理解にもとづいた戦略を立てられる人材を育てたい担当者向けの講座です。ペルソナ・カスタマージャーニー、USP、セールスファネル、LTVまで、戦略立案に直結する視点を扱います。

属人化しがちな分析やブランディングを標準化したい場面で、総仕上げとして役立ちます。

学習内容学習コース例
ペルソナ設定とカスタマージャーニーマップの作り方を学ぶペルソナ設定とカスタマージャーニーマップ
競合との差別化を図るUSPの考え方を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:054_USP
顧客の購買プロセスを可視化するセールスファネルの考え方を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:043_セールスファネル①セールスファネルとは?
顧客生涯価値(LTV)の考え方と活用方法を学ぶ【MBAシリーズ】マーケティング:042_ライフタイムバリュー(LTV)

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マーケティング研修に強い主要eラーニングシステム比較

マーケティング研修に活用しやすい主要なeラーニングシステム(LMS)を5つ取り上げます。基礎から戦略まで扱う範囲、料金体系、教材の更新やカスタマイズのしやすさに違いがあります。

サービス料金(月額目安)特徴
AirCourse200円/名〜マーケ基礎〜戦略の標準コースを受け放題。学習パスで職種・レベル別に配信
GLOBIS学び放題11,550円/ID〜(6ヶ月)MBA基礎・経営戦略・マーケティングを体系提供。料金公開・2週間無料
Schoo for Business要問合せ9,000本以上の動画+生放送授業で最新トレンドを継続キャッチアップ
etudes Plus要問合せ研修会社アルーの階層別・スキル別教材100種+演習約600本
manebi eラーニング要問合せAI搭載LMS・約8,000教材。自社教材アップロードで社内標準化

料金・コース数などは2026年7月時点の各社公式サイト掲載値です。

AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

KIYOラーニング株式会社が提供するクラウド型LMSです。コンテンツプラスプランでは1,300コース以上・8,000本以上の動画研修を受け放題で利用できます。

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マーケティング領域は、基礎(マーケティングとは何か・3C・STP・4P4C)からデジタル施策、戦略・分析までを標準コースでカバーします。学習パス機能を使うと、専任マーケ向けと非専任職種向けで受講コースや順序を出し分けられます。

自社の市場・顧客に合わせた演習は、既存のPPT・PDF・動画をドラッグ&ドロップで取り込み、オリジナルコースとして教材化できます。受講状況やテスト結果は組織別・個人別に集計でき、ISO 27001の取得やSSO対応など運用面の要件にも対応します。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプラン最安条件)
セキュリティISO 27001
コース数1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン)
マーケティング関連のコース例【MBAシリーズ】マーケティング:001_マーケティングとは何か/デジタルマーケティングの全体像とWebマーケティングの基本手法
無料トライアル30日間の無料お試し/期限なしのフリープラン(容量制限あり)
公式サイトhttps://aircourse.com/

実際の画面で確かめたい方へ

法人向けeラーニングシステム・AirCourseなら、無料お試しで標準コースのうち18コースをそのまま視聴できます。受講画面と管理機能を実際に触って、ほかのシステムと比較する材料にしてください。

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GLOBIS学び放題(株式会社グロービス)

株式会社グロービスが運営する定額制の動画学習サービスです。4,800コース以上を16カテゴリで提供し、その中に「マーケティング」カテゴリを備えます。

MBA基礎や経営戦略とあわせて、マーケ職能を基礎から戦略まで体系立てて学べる点が持ち味となります。専門部署以外の社員にも視野を広げてもらいたい場面で使いやすい構成です。

料金は6ヶ月11,550円/ID〜・10ID〜と公開されており、2週間の無料体験も用意されています。個別コース名やカリキュラムの詳細は全件カタログが非公開のため、確認したい場合は問い合わせが必要です。

項目内容
運営会社株式会社グロービス
初期費用無料
月額料金11,550円/ID〜(6ヶ月・グロービス学び放題/10ID〜)
セキュリティ要問合せ
コース数4,800コース以上(16カテゴリ)
マーケティング関連のコース例「マーケティング」カテゴリあり(個別コース名は要問合せ)
無料トライアルあり(2週間・全コンテンツ見放題)
公式サイトhttps://gce.globis.co.jp/service/hodai/

Schoo for Business(株式会社Schoo)

株式会社Schooが提供する法人向けオンライン研修サービスです。9,000本以上の動画を21カテゴリで扱い、年間およそ600本のペースで新規コンテンツが追加されます。

「マーケティング」カテゴリではデジタルマーケや戦略を扱います。特徴は、生放送授業へのリアルタイム参加と録画アーカイブを組み合わせた継続学習型である点です。仕様やトレンドの変化が速い領域を、追いかけながら学びやすくなります。

導入はIT・マーケティング業種を中心に600社超にのぼります。料金や初期費用は公開されておらず、問い合わせが必要です。

項目内容
運営会社株式会社Schoo
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
セキュリティ要問合せ
コース数9,000本以上(21カテゴリ・年間約600本更新)
マーケティング関連のコース例「マーケティング」カテゴリ(デジタルマーケ・戦略)
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://schoo.jp/biz

etudes Plus(アルー株式会社)

アルー株式会社が提供する定額制・受け放題のeラーニングです。大手企業1,493社への研修実績から開発した階層別・スキル別教材100種以上を備えます。

約600本の演習を組み合わせ、アウトプット中心の学習を設計できる点が特徴となります。「対ジブン/対コト/対ヒト」の3軸で教材を体系化し、受講者に必要な教材をコース診断で提案します。範囲が広く優先順位をつけにくいマーケ研修を、階層別に整理して実践へ落としたい場面に向きます。

マーケティング単体の標準コース名は公式に明示がなく、料金も定額制ながら非公開のため、詳細は問い合わせが必要です。

項目内容
運営会社アルー株式会社
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ(定額制受け放題)
セキュリティ要問合せ
コース数階層別・スキル別教材100種以上/演習約600本
マーケティング関連のコース例要問合せ(マーケ単体コース名は公式明示なし)
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://etudes.jp/etudes-plus

manebi eラーニング(株式会社manebi)

株式会社manebiが運営するAI搭載のクラウドeラーニングです。約8,000教材の階層別ビジネススキル研修を備え、累計6,900社が導入しています。

動画・PDF・SCORM教材の取り込みや、自社オリジナル教材の配信(100GBまで)に対応します。自社の顧客分析やブランディングの知見を教材化し、社内標準として広げたい場合に活かしやすい構成です。AIが学習プランを設計し、受講進捗や受講率を追跡できます。

マーケティング単体の標準コースの有無は公式で確認できず、料金も非公開のため、詳細は問い合わせが必要です。デモアカウントによる無料お試しが用意されています。

項目内容
運営会社株式会社manebi
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ(IDベース・非公開)
セキュリティ要問合せ
コース数約8,000教材
マーケティング関連のコース例要問合せ(マーケ単体コースの有無は公式裏取れず)
無料トライアルあり(デモアカウント)
公式サイトhttps://manebi.co.jp/elearning/

マーケティング研修でeラーニングを活用するポイント

マーケティングは対象者ごとに必要なスキルが分かれ、デジタル領域では知識の陳腐化も早い分野です。eラーニングを研修に組み込む際は、誰に何を届けるかの設計と、インプットとアウトプットの役割分担、習得状況の把握を意識すると実務に定着しやすくなります。ここでは運用の勘所を3点に整理します。

職種・レベル別に受講コースを分けて配信する

マーケティング研修で最初に効くのは、対象者ごとに届ける内容を分ける工夫です。専任マーケには市場調査や戦略・分析まで、営業・企画・販促など非専任職種には全社の共通言語となる基礎を渡すと、学習の負担と必要性のバランスが取りやすくなります。

学習パス機能を使えば、対象者ごとに必要なコースだけを束ねて順序立てて配信できます。全員に同じ内容を一律で流すより、教育機会が乏しかった層にも届きやすい運用です。

インプットはeラーニング、演習は集合研修で反転学習に組む

知識のインプットを先にeラーニングで済ませ、集合研修を演習や議論に充てる反転学習も有効です。集合の時間を自社の市場・顧客に引き付けたワークに回せるため、学んだ内容が実務とつながりやすくなります。

拠点分散や日程調整、コストといった集合研修の壁も、事前学習をオンライン化することで部分的に緩みます。研修が実務に活きないまま終わってしまう失敗を避けたい場面に向いた進め方です。

習得状況を可視化して育成の進捗につなぐ

受講状況やテスト結果を職種別・個人別に集計すると、共通言語の浸透度や実践スキルの習得を育成の進捗として追えます。誰がどこまで理解しているかが見えれば、次の研修設計やフォローの判断もしやすくなります。

必須受講の設定や自動リマインドを組み合わせれば、受講率を保つ運用も進めやすくなります。数字がすべての習得を保証するわけではないものの、育成の手応えを確かめる材料として役立ちます。

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まとめ:「誰に・何を・どこまで」を決めることがマーケ研修の出発点

マーケティング研修が実務に活きるかどうかは、学ぶ範囲を広げる前に「誰に・何を・どこまで」学ばせるかを決められるかで変わります。基礎知識からデジタル施策の実践、戦略・分析までを一度に求めると、優先順位がつかず定着も遠のきます。

まずは学習内容を基礎・実践・戦略の3段階でとらえ、マーケ専任と営業や企画といった非専任職種で必要な範囲を切り分けるとよいでしょう。そのうえで、体系立ったカリキュラムか、顧客分析やブランディングの知見を自社教材として残せるか、受講状況を管理できるかという3つの軸で各社を見比べると、自社に合うサービスが絞り込めます。

過去に研修が現場で使われなかったのであれば、配信の仕組みだけで終わらせない設計が鍵になります。インプットはeラーニング、演習は集合研修に振り分ける反転学習と、習得状況の可視化を組み合わせれば、学びを現場の実践までつなげられます。

自社の育成対象と到達点を紙に書き出すところから始めてみてください。

実際の画面で、AirCourseを無料で体験してみませんか

スペックや料金は資料で比べられますが、「現場の社員が迷わず使えるか」は実際の画面でしか分かりません。導入後のミスマッチを避けるには、検討段階で実物を確認するのが確実です。

AirCourseは大企業からベンチャーまで幅広く導入されているクラウド型eラーニングです。株式会社ぐるなび、パーソルテンプスタッフ株式会社など3,000名規模の導入実績もあります。

 標準コースのうち18コースを視聴可能
 初期費用0円で、登録後すぐにご利用いただけます
 有料プランでは1,300コース・8,000本以上の動画研修が受け放題(コンテンツプラスプラン)

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よくある質問

Q. マーケティング研修とは、具体的に何を学ぶ研修を指しますか?

マーケティング研修とは、市場分析や顧客理解、商品・サービスの届け方を体系的に学ぶ研修を指します。基礎知識に加え、デジタルマーケティングの実践スキルや戦略・分析力まで、段階的に扱う構成が一般的です。たとえばAirCourseでは、基礎知識講座からデジタルマーケティング実践講座、戦略・分析力講座まで、レベルに応じたコースを用意しています。

Q. マーケティング研修に強いeラーニングサービスは、どんな軸で選べばよいですか?

マーケティング研修向けのeラーニングサービスは、いくつかの軸で選べます。基礎知識から実践スキルまで体系的に学べるコース構成かが、一つの視点です。部署やレベルに応じて配布しやすい学習パス機能があるかも目安になります。受講状況や理解度を組織別に把握できるレポート機能があるかも重要です。AirCourseは、こうした機能を備えたサービスの一つです。

Q. マーケティング研修に関連する資格・検定はありますか?eラーニングで対策できますか?

マーケティング検定などの資格があります。検定対策に特化したコースを持つかはサービスによって異なり、基礎知識を体系的に学ぶ構成が中心のサービスも少なくありません。たとえばAirCourseの基礎知識講座では「マーケティングとは何か」「3C分析」「STP分析」「マーケティングミックス(4Pと4C)」を扱っており、検定対策そのものではなく出題範囲の土台づくりに使えます。学びたい範囲とコース内容を照らし合わせて活用するとよいでしょう。

Q. eラーニングは受講の進捗や視聴状況を正確に把握できますか?

eラーニングは、受講者ごとの進捗や視聴状況を記録できる仕組みが一般的です。動画のスキップを防ぎ、最後まで視聴させる設定も活用できます。受講状況レポートでは、進捗率や完了率、期限までの進捗が確認できます。動画を最後まで視聴したかどうかも、管理側で把握できる仕組みです。

Q. マーケティング初心者にもeラーニングは向いていますか?

マーケティング初心者には、全体像や基本用語を理解できる基礎知識講座から始める学び方が向いています。基礎知識講座では「マーケティングとは何か」「3C分析」「STP分析」「マーケティングミックス(4Pと4C)」を扱います。マルチデバイス対応で自分のペースで受講できるため、初めて学ぶ社員でも取り組みやすい設計です。