不正競争防止法に強いeラーニング5選|営業秘密の保護と正当な競争の境界

不正競争防止法は全社員に関わる法律ですが、拠点や雇用形態が分かれると受講漏れが起きやすくなります。営業秘密の持ち出しは悪意がなくても問題になり得るため、転職者の受け入れなどで現場が判断に迷う場面もあります。

eラーニングなら、法律の全体像から営業秘密の不正取得などの禁止行為までを全社員に配信できます。正当な競争との境界も一般的な考え方として示せるので、現場が萎縮せず判断する助けになります。

本記事では、不正競争防止法の教育に使える主要なeラーニングシステム5社を比較し、得意領域を解説します。学習コースの組み立て方や運用の工夫にも触れているので、自社に合うシステム選びにお役立てください。

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不正競争防止法の理解に適した学習コース・カリキュラム

不正競争防止法は、営業秘密の持ち出しや他社の商品表示の模倣など、公正な競争を害する行為を規制する法律です。転職者が前職の顧客リストを持ち込むケースのように、悪意がなくても問題になり得る場面があります。

研修で押さえたいのは、法律が何を守るための決まりなのかという全体像です。次に禁止される行為の類型を具体的に確認し、正当な競争との線引きへ進みます。本章では、この流れに沿って全体像・禁止行為・境界の判断という3つの切り口で講座を整理しました。

法律の全体像をつかむ講座

不正競争防止法は、営業秘密や商品表示など複数の対象を守る法律です。個別の禁止行為から学び始めると、何のための規制なのかがつかみにくくなります。まずは法律の目的と保護対象を押さえておくと、後に続く行為類型の理解が進みます。

他社情報や自社情報を扱う機会の多い部門にとって、判断の土台となる内容です。入社時研修や部門異動のタイミングでの受講にも向いています。

学習内容学習コース例
不正競争防止法の目的と保護対象を学ぶ知らないでは済まされない!不正競争防止法①不正競争防止法とは

禁止される行為を具体的に知る講座

法律の全体像を押さえたら、次は規制の対象となる行為を具体的に知る段階です。不正競争防止法が定める類型は幅広く、営業秘密の不正取得や商品表示の模倣などが含まれます。抽象的な条文のままでは、自分の業務のどの場面が該当するのか判断しにくいものです。

具体例に沿って類型を確認すると、日常業務で危うい行為に気づきやすくなります。営業や開発など、他社との接点や新しい情報に触れる部門で特に役立ちます。

学習内容学習コース例
規制される不正競争行為の類型を学ぶ知らないでは済まされない!不正競争防止法➁不正競争行為とは

正当な競争との境界を確かめる講座

禁止行為を学ぶと、かえって「どこまでが許される競争なのか」が気になる場面が出てきます。他社製品の研究や人材の採用など、通常の事業活動が過度に萎縮しては本末転倒です。違反にあたらないケースを知ることは、現場が安心して判断するための材料になります。

全体像から境界までをひと続きで学ぶなら、3講座をまとめて配信できる形にしておくのが向いています。法務や人事に限らず、日々判断を迫られる各部門の担当者にも配りやすい構成です。

学習内容学習コース例
違反にあたらないケースと判断の基準を学ぶ知らないでは済まされない!不正競争防止法➂不正競争行為に該当しないケース
法律の全体像から境界の判断までを通しで学ぶ【学習パス】知らないでは済まされない!不正競争防止法研修

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不正競争防止法に強い主要eラーニングシステム比較

不正競争防止法を単体で扱うコースは、AirCourseを除く各社で公式には確認できませんでした。そのため本章では、コースの有無を横並びに比べるのではなく、この研修をどう組み立てられるかという手段の違いで5社を整理します。情報セキュリティ教育に寄せる方法から法務体系の中で学ぶ方法まで、アプローチには幅があります。

サービス料金(月額目安)特徴
AirCourse200円/名〜不正競争防止法の入門3講座と学習パスを標準コースとして配信できる
セキュリオ要問合せ情報セキュリティ教育に特化し、営業秘密を守るべき情報資産として学べる
eラーニングライブラリ約400円/名〜ビジネス法務カテゴリで競争法を体系立てて学べる
manebi eラーニング要問合せ約8,000教材から部門ごとに必要な内容を配れる
Cloud Campus70,000円/月〜(ユーザー数無制限)定額制で人数が増えても費用が変わらず全社へ配れる

料金・コース数などは2026年6月〜8月時点の各社公式サイト掲載値です。

AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseは、KIYOラーニング株式会社が提供するクラウド型のeラーニングシステムです。コンテンツプラスプランなら、1,300コース以上・8,000本以上の動画研修が受け放題となります。コンプライアンスから階層別まで、標準コースでカバーできる範囲は広めです。

学習管理は組織階層やグループ単位に対応し、導入は大企業からベンチャーまで広がっています。動画・PPT・PDF・テキストを使えば、オリジナルコースも作成できます。

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不正競争防止法については、入門にあたる3講座と、それらをまとめた学習パスを標準コースとして保有しています。内訳は「不正競争防止法とは」「不正競争行為とは」「該当しないケース」の3つです。全体像から境界の判断までを、追加の制作なしで全社に配信できます。

必須受講の設定と受講状況レポートを組み合わせると、全社への周知と実施状況の可視化を進めやすくなります。オリジナルコース作成を使えば、自社の情報管理規程を教材化し、法律の学習と併せて配ることも可能です。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプラン最安条件)
セキュリティISO 27001
コース数1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン)
不正競争防止法関連のコース例知らないでは済まされない!不正競争防止法①不正競争防止法とは/【学習パス】知らないでは済まされない!不正競争防止法研修
無料トライアル30日間の無料お試し(標準コース一部視聴)/期限なしのフリープラン(アップロード容量2GB上限等の制限あり)
公式サイトhttps://aircourse.com/

実際の画面で確かめたい方へ

法人向けeラーニングシステム・AirCourseなら、無料お試しで標準コースのうち18コースをそのまま視聴できます。受講画面と管理機能を実際に触って、ほかのシステムと比較する材料にしてください。

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セキュリオ(LRM株式会社)

セキュリオは、LRM株式会社が運営する情報セキュリティ教育に特化したクラウドサービスです。情報セキュリティ基礎・個人情報保護・マイナンバー・ISMS・サイバー攻撃対策など、130種類以上の教材がそろっています。

標的型攻撃メール訓練や1回3分のミニテスト、受講状況の管理・集計を自動で行える点が特徴で、導入は2,500社を突破しています。約6,000名規模の運用事例もあります。

不正競争防止法を冠したコースの有無は要問合せですが、営業秘密を「守るべき情報資産」として扱う設計と相性がよい領域です。持ち出し防止を情報資産管理の実務に落とし込んで学ばせたい場合に、検討しやすいサービスといえます。

項目内容
運営会社LRM株式会社
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ(年額・最低契約1年)
セキュリティ要問合せ(セキュリティホワイトペーパー提供)
コース数130種類以上(情報セキュリティ基礎・個人情報保護・マイナンバー・ISMS・サイバー攻撃対策等)
不正競争防止法関連のコース例要問合せ
無料トライアルあり(7日間・AR スタンダード機能)
公式サイトhttps://www.lrm.jp/seculio/

eラーニングライブラリ(株式会社日本能率協会マネジメントセンター)

eラーニングライブラリは、日本能率協会マネジメントセンターが提供する定額制のサービスです。マネジメントライブラリ256コースを含む530コース超のラインナップで、定額制サービスは2010年から続いています。

特徴はビジネス法務カテゴリの厚みです。独占禁止法・景品表示法・特定商取引法・内部統制などが並び、法務テーマを体系立てて学べる構成です。不正競争防止法の単体コースは公式に確認できていませんが、公正な競争を害する行為という文脈で他の競争法と並べて学べます。累計1.8万社以上・総受講者数約440万人という実績も、社内展開の判断材料になります。

項目内容
運営会社株式会社日本能率協会マネジメントセンター
初期費用0円
月額料金マネジメントライブラリ:年額4,792円/名〜(100名利用時、税込)=月額約400円/名
セキュリティ要問合せ
コース数530コース超(2025年12月末時点。マネジメントライブラリ単体は256コース)
不正競争防止法関連のコース例要問合せ
無料トライアルあり:30日間(本番と同じ環境をフル機能で体験)
公式サイトhttps://www.jmam.co.jp/hrm/elearning_lib/

manebi eラーニング(株式会社manebi)

manebi eラーニングは、株式会社manebiが提供するクラウド型のサービスです。約8,000教材をそろえ、コンプライアンス・階層別・役職別など幅広いカテゴリをカバーしています。

コンプライアンス・ハラスメント・情報セキュリティの必須テーマ教材がそろっており、動画・PDF・SCORM教材の取り込みやオリジナル教材配信にも対応しています。自社固有のルールを教材化できる点が特徴です。

営業・開発・法務・購買と部門によって必要な深さは変わります。不正競争防止法や営業秘密の個別コース名は要問合せですが、部門ごとに必要な内容を選んで配れる教材の幅は、こうした違いに応えやすい設計です。

項目内容
運営会社株式会社manebi
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ(IDベースの料金設定・非公開)
セキュリティ要問合せ
コース数約8,000教材
不正競争防止法関連のコース例要問合せ
無料トライアルあり(デモアカウント)
公式サイトhttps://manebi.co.jp/elearning/

Cloud Campus(株式会社サイバー大学)

<画像>

Cloud Campusは、ソフトバンクグループ傘下の株式会社サイバー大学が提供する定額制のクラウドLMS(学習管理システム)です。受講登録者数が無制限で、人数が増えても費用が変わらない料金体系を採っています。

標準コンテンツは常時100種類以上あり、コンプライアンスカテゴリも用意されています。ただし、これらはベース料金に含まれず、コンテンツパック(オプション)としての提供です。ISMS(ISO/IEC 27001)を取得しており、不正競争防止法の単体コースの有無は要問合せです。全社員への法令周知を人数を気にせず配れるコスト構造が持ち味で、対象人数の多い企業ほど定額制の利点が生きます。

項目内容
運営会社株式会社サイバー大学(ソフトバンクグループ傘下)
初期費用Entry 100,000円/Standard 200,000円/Pro 500,000円(税抜)
月額料金Entry 70,000円/Standard 200,000円/Pro 360,000円(税抜・ユーザー数無制限)
セキュリティISMS(ISO/IEC 27001)取得
コース数コンテンツパック内に常時100種類以上(オプション扱い)
不正競争防止法関連のコース例要問合せ
無料トライアルあり(日数は公式非記載)
公式サイトhttps://cc.cyber-u.ac.jp/

不正競争防止法研修でeラーニングを活用するポイント

不正競争防止法の研修は、営業秘密に関わる全社員へ確実に届けることが軸になります。特定の部門だけでなく、営業や開発、法務まで対象が広がるため、配り方と記録の残し方に工夫が必要です。ここでは、受講漏れを防ぐ・実施した事実を残す・対象で内容を分ける、という3つの視点でeラーニングの活用ポイントを整理します。

部門をまたぐ全社員の受講漏れを防ぐ

不正競争防止法は、営業秘密に触れる可能性のある全社員に関わる法令です。ところが、拠点や雇用形態、部門が分かれると、誰が未受講なのかを把握しづらくなります。

eラーニングでは対象者に必須受講を設定でき、未受講者には自動でリマインド通知が届きます。受講期限も管理できるので、部門をまたいだ受講漏れの把握が容易です。締め切りを区切って配信すれば、全社への確実な周知を後押しできます。

研修を実施した事実をデータで残す

営業秘密を全社に周知したことは、後から客観的に示せる形にしておくと安心です。取引先への説明や監査の場面で、研修の実施状況を問われることがあるからです。

eラーニングの受講状況レポートや組織別レポートを使えば、誰がいつ受講したかを組織単位のデータで残せます。進捗率や完了率をCSVやグラフで出力できるため、実施の事実を対外的にも社内向けにも説明しやすくなります。育成の進捗を追うだけでなく、「実施した」と示す記録として活用できる点が実務的です。

対象部門ごとに学ぶ深さを変える

不正競争防止法への関わり方は、部門によって濃淡があります。全社員には全体像と禁止行為という基礎を、営業や開発、法務など営業秘密に深く関わる部門には実務対応まで、と深さを分けて配ると効率的です。

eラーニングでは、組織階層やグループ機能を使い、対象ごとに配るコースを割り当てられます。部署をまたぐ職種別のグループにまとめて配ることも可能です。複数コースを一つのセットにまとめれば、基礎から実務までを対象に応じた組み合わせで届けられます。

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まとめ:営業秘密の管理と正当な競争との境界を全社で共有する

不正競争防止法をめぐる研修で問われるのは、営業秘密をどう管理し、正当な競争との境界をどこに置くかという考え方を、組織全体で共有できるかどうかです。悪意のない持ち出しでも問題になり得る点まで含めて、共通の理解をそろえておきたいところです。

受講内容の設計は、二段構えで考えると整理しやすくなります。まず法律の全体像や禁止される行為といった基礎を全社員にそろえ、そのうえで営業・開発・法務など営業秘密に深く関わる部門には、実務対応まで届ける形です。

システム選定では、法務体系や情報セキュリティに寄せた特化型を選ぶ道と、汎用的な配信で全社に確実に届けて受講の記録を残す道があります。どちらか一方に決め込まず、自社の体制に合う組み合わせを探ってみてください。

実際の画面で、AirCourseを無料で体験してみませんか

スペックや料金は資料で比べられますが、「現場の社員が迷わず使えるか」は実際の画面でしか分かりません。導入後のミスマッチを避けるには、検討段階で実物を確認するのが確実です。

AirCourseは大企業からベンチャーまで幅広く導入されているクラウド型eラーニングです。株式会社ぐるなび、パーソルテンプスタッフ株式会社など3,000名規模の導入実績もあります。

 標準コースのうち18コースを視聴可能
 初期費用0円で、登録後すぐにご利用いただけます
 有料プランでは1,300コース・8,000本以上の動画研修が受け放題(コンテンツプラスプラン)

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よくある質問

Q. 不正競争防止法とは、研修ではどのように扱われる法律ですか?

一般的には、営業秘密の持ち出しや他社の商品表示の模倣といった、公正な競争を害する行為を規制する法律として説明されます。知的財産に関わる法律は複数あり、何がどの法律で守られるのかを整理しておかないと社内の判断が揃いません。研修では法律の目的と保護の対象を扱う導入講座から始め、具体的な禁止行為や判断基準へと段階を追って理解を深める設計が一般的です。

Q. 規制の対象になる行為は、研修でどこまで具体的に学べますか?

法律の目的を理解しても、何が対象になるかを知らなければ現場では判断できません。営業秘密の不正取得、周知表示の混同惹起、原産地の誤認表示など、規制の対象はいくつかの類型に分かれています。AirCourseでは『知らないでは済まされない!不正競争防止法➁不正競争行為とは』でこれらの類型を扱っており、自社の業務と照らし合わせながら確認できます。

Q. 悪意がなくても違反になる場面はありますか?

意図的な情報の持ち出しだけでなく、転職者が前職の顧客リストを持ち込むように、本人に悪意がなくても問題になる場面があります。こうした場面は個人の注意だけでは防ぎにくいため、他社情報や自社情報を扱う部門で共通の理解を作っておく必要があります。日常業務のどこにリスクがあるかを具体的な場面設定で学ぶ構成を取ると、研修を受けた社員が自分ごととして理解しやすくなります。

Q. 営業秘密を扱う部門には、どのような教育が必要ですか?

自社のどの情報が保護の対象になるのかを社員が把握していないと、管理の手順が守られません。営業・開発・人事のように他社情報や自社情報に触れる部門では、法律の全体像と禁止される行為の両方を押さえておく形が取られます。複数の講座をまとめて割り当てられるeラーニングシステムを使うと、対象部門への一括配信と受講管理がまとめて行えます。

Q. 違反を恐れて競争活動が萎縮しないようにするには、何を学べばよいですか?

禁止される行為だけを教えると、正当な競争活動まで避けられてしまうことがあります。競合の公開情報を調べる、一般に知られた技術を使うといった行為は不正競争にはあたらないため、該当しないケースもあわせて学ぶ形が有効です。AirCourseでは『知らないでは済まされない!不正競争防止法➂不正競争行為に該当しないケース』で判断の基準を扱います。

Q. 誰が受講したかを記録として残すことはできますか?

受講管理の機能を持つeラーニングであれば、誰がどこまで受講したかを記録に残せます。営業秘密の管理では、社員へ周知した事実を示せるようにしておくことが求められる場面があります。受講状況やテスト結果を組織別に集計するレポート機能を持つサービスを選ぶと、テストや提出課題を組み合わせて理解度を確かめることもできます。