SaaS型eラーニングシステム5選|従量課金・定額制・無料プランの選び分け

SaaS型のeラーニングは、サーバー構築が不要で短期に導入できる提供形態です。ただ、従量課金と定額制、フリープランのどれが自社に合うのか、料金モデルがばらばらで比較しづらいという声は多く聞かれます。

選び分けの手がかりは、利用人数と教材の供給方式です。人数が増えるほど費用が伸びる従量課金か、人数を問わない定額制か。標準コースを受け放題で使うか、自社で教材を作るか。この2点を決めると候補が絞れます。

本記事では、SaaS型の主要なeラーニングシステム5社を比較し、料金モデルとコンテンツ供給方式の違いを解説します。提供形態やセキュリティの確認点、活用事例にも触れているので、自社に合うシステム選びにお役立てください。

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SaaS型(クラウド型)eラーニングシステムに強い主要システム比較

SaaS型(クラウド型)のeラーニングシステムは、サーバー構築が不要で短期に始められる点が共通しています。選び分けの分かれ目になるのは、料金モデルと標準コンテンツの供給方式です。ここでは代表的な5サービスを取り上げ、料金・コンテンツ・セキュリティなどの観点から特徴を整理します。

サービス料金(月額目安)特徴
AirCourse200円/名〜(初期費用0円)従量課金・標準1,300コース以上が受け放題のクラウド型
Cloud Campus70,000円/月〜(ユーザー数無制限)人数が増えても費用が変わらない定額制
learningBOX0円〜(フリープラン)/5,500円/月〜(100アカウント)フリープランから始める自社制作型
LearnO4,900円/月〜(初期費用0円)低コスト・最短1ヶ月で導入できるシンプル型
Smart Boarding32,400円/月〜(30ID〜)動画とライブ配信を組み合わせた研修システム

料金・コース数などは2026年7月時点の各社公式サイト掲載値です。

AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseは、KIYOラーニング株式会社が提供するクラウド型のeラーニングシステムです。初期費用0円、月額200円/名〜の従量課金で始められ、利用した人数分の料金で運用できます。

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特徴は、標準1,300コース以上・8,000本以上の動画研修を追加費用なく受け放題で使える点です。ビジネスマナーやコンプライアンスといった基礎的なコンテンツを、低単価で全社へ配りやすい料金体系になっています。

社内資料をもとにしたオリジナルコースの作成にも対応します。組織階層に沿った受講管理や、SAML・パラメータ認証によるSSO、IPアドレス制限、二段階認証を備え、全社展開時のセキュリティ要件にも対応しやすい構成です。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプラン最安条件)
セキュリティISO 27001
コース数1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン)
主な標準コース例ビジネスマナー/コンプライアンス・ハラスメント対策 ほか
無料トライアル30日間の無料お試し(期限なしのフリープランもあり・容量等制限あり)
公式サイトhttps://aircourse.com/

必要な研修が揃うか、まずはコース一覧をご確認ください

「コースは豊富そう。でも、今回の研修に使えるのはどれだろう?」候補を絞るときに知りたいのは、自社の社員に学んでもらう具体的な内容です。AirCourseのコース一覧なら、各コースの対象者・内容・学習時間を確認できます。

教材選びに使えるコース一覧に、機能紹介・導入事例を加えた資料3点セットを無料でご用意しました。使いたい教材を探しながら、配信・受講管理の方法や他社の活用例もまとめて確認できます。

 ①標準コース一覧:対象者・内容・学習時間から、使いたい教材を探す
 ②機能紹介:配信・受講管理の機能を知り、自社での運用を考える
 ③導入事例:他社の課題と活用方法から、自社での使い道を考える

まずは資料を手元に揃えて、研修に使いたいコースをご確認ください。

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Cloud Campus(株式会社サイバー大学)

Cloud Campusは、株式会社サイバー大学(ソフトバンクグループ傘下)が運営する定額制のeラーニングシステムです。ユーザー数無制限の料金モデルを採用し、利用人数が増えても費用が変わりません。

そのため、人数が多いほど1人あたりの負担が割安になり、対象者の多い全社研修と相性のよい設計といえます。導入実績は240社・160万人以上とされています。

標準コンテンツは「コンテンツパック100」(オプション扱い・常時100種類以上)として提供され、この点は事前に確認しておきたいところです。セキュリティ面ではISMS(ISO/IEC 27001)を取得しています。

項目内容
運営会社株式会社サイバー大学(ソフトバンクグループ傘下)
初期費用Entry 100,000円/Standard 200,000円/Pro 500,000円(税抜)
月額料金Entry 70,000円/Standard 200,000円/Pro 360,000円(税抜・ユーザー数無制限)
セキュリティISMS(ISO/IEC 27001)取得
コース数コンテンツパック100(オプション・常時100種類以上)。標準コンテンツ数は公式非公開
主な標準コース例コンテンツパック(オプション扱い・100種類以上)
無料トライアルあり(日数は公式非記載)
公式サイトhttps://cc.cyber-u.ac.jp/

learningBOX(learningBOX株式会社)

learningBOXは、learningBOX株式会社(本社・兵庫県たつの市)が提供する自社制作型のプラットフォームです。フリープラン0円で始められ、10アカウント・無期限・全機能という条件から試せます。

有料のスターターは100アカウント分で5,500円/月〜という料金設定で、これは1IDあたりではなく100アカウントまとめての価格です。セキュリティはISO/IEC 27001:2022を取得し、WAFや改ざん検知、日次バックアップ、IPアドレス制限、2要素認証にも対応します。

なお、learningBOXには標準コースが付属しません。運用にあたっては、自社制作教材のアップロードか、コンテンツマーケットプレイス「learningBOX ON」での購入で教材をそろえる形になります。

項目内容
運営会社learningBOX株式会社
初期費用0円
月額料金フリープラン0円(10アカウント)/スターター5,500円/月〜(100アカウント・年間契約)
セキュリティISO/IEC 27001:2022/WAF/改ざん検知/日次バックアップ/IPアドレス制限・2要素認証あり
コース数標準コース付属型ではなく自社制作・購入式(learningBOX ON)
主な標準コース例標準コースは付属しない(自社制作教材・learningBOX ONで購入)
無料トライアルフリープラン(10アカウント・無期限・全機能)
公式サイトhttps://learningbox.online/

LearnO(Mogic株式会社)

Mogic株式会社が提供するLearnOは、初期費用0円・最短1ヶ月から始められるシンプルなクラウド型システムです。低価格帯で提供する点を特徴とし、格安プランは4,900円/月〜から利用できます。

導入実績は3,800社・月間60万人以上とされ、二段階認証にも対応します。ISO認証などの詳細は要問合せとなります。

標準コンテンツの公開数値はなく、既存の社内資料を教材化する自社コース作成が運用の中心です。標準コースは付属しないため、教材は自社側で用意する前提で検討するとよいでしょう。

項目内容
運営会社Mogic株式会社
初期費用0円
月額料金格安プラン4,900円/月〜(50〜1,000人)/標準プラン19,800円/月〜。最短1ヶ月契約
セキュリティ二段階認証に対応(ISO認証等は要問合せ)
コース数公開数値なし(自社コース作成が中心)
主な標準コース例標準コースは付属しない(自社資料を教材化する設計)
無料トライアル要問合せ(初期費用0円・最短1ヶ月から利用可)
公式サイトhttps://learno.jp/

Smart Boarding(株式会社FCE)

株式会社FCEが運営するSmart Boardingは、動画コンテンツとライブ配信を組み合わせた融合型の研修システムです。400種類超の動画コンテンツに、ライブ型オンライントレーニングを重ねられます。

この設計のねらいは、「知っている」状態から「できている」状態への定着です。動画で知識を入れ、ライブ型で実践するという流れをつくれます。

料金は32,400円〜(30ID〜・年間契約)で、詳細な料金表は資料請求で確認する形です。セキュリティはISO/IEC 27001:2013・ISO 27001:2022を取得し、累計約1,500社の導入、継続率98.3%とされています。

項目内容
運営会社株式会社FCE
初期費用要問合せ
月額料金32,400円〜(30ID〜・年間契約。詳細料金表は資料請求)
セキュリティISO/IEC 27001:2013・ISO 27001:2022
コース数動画コンテンツ400種類超(総コース数は非公開)
主な標準コース例はじめてのマネジメントコース/新入社員向けビジネスマナー講座 ほか(動画400種類超)
無料トライアルあり:14日間全機能(自社オリジナルコース付き)
公式サイトhttps://www.smartboarding.net/

SaaS型eラーニングを選ぶポイント

SaaS型eラーニングは短期に始めやすい一方、提供形態や料金モデルによって向き不向きが分かれます。自社の人数規模や教材の用意方針に照らして選ぶと、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。ここでは選定と活用で押さえておきたい3つの観点を整理します。

提供形態の違いから自社に合う型を選ぶ

eラーニングの提供形態は、大きくクラウド型・オンプレミス型・ASP型に分かれます。クラウド型はサーバー構築が不要で初期投資が小さく、月額料金のみで短期に始められる点が特徴です。PCやスマホなど複数端末から使える点も扱いやすさにつながります。

一方、オンプレミス型は自社サーバーに構築するため、初期投資と保守の負担が大きくなります。ASP型はクラウド型とほぼ同義で、ASPの呼称が先に使われ、後にSaaSが一般化した経緯があります。手早く始めたい場合はクラウド型が候補になりやすいといえます。

料金モデルを利用人数と照らして見極める

料金モデルには、使った人数分を支払う従量課金、人数無制限の定額制、無料のフリープランがあります。どれが割安になるかは利用人数によって変わるため、対象者の規模を先に見積もることが大切です。

少人数で始める場合は、従量課金やフリープランが費用を抑えやすい傾向があります。一方、対象者が多い全社研修では、人数無制限の定額制のほうが1人あたりの負担を下げやすくなります。主要5サービスも、200円/名〜の従量課金から70,000円/月〜の定額制まで料金の考え方が分かれています。

クラウド型ならではのセキュリティを確認する

全社で受講データを扱う以上、セキュリティ要件の確認は欠かせません。チェックの目安になるのが、ISO認証の取得状況、SSO(シングルサインオン)への対応、IPアドレス制限の有無です。

ISO/IEC 27001などの認証は、情報管理体制の1つの目安になります。SSOに対応していれば既存の認証基盤とつなぎやすく、IPアドレス制限を使えば社外からのアクセスを絞れます。コストやコンテンツの量と質、使いやすさ、サポート体制とあわせて、自社の要件に合うかを見比べておきたいところです。

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SaaS型eラーニングを活用した事例

サーバー構築なしで始められる利点を生かし、全社の受講管理や教材準備の負担軽減につなげた3社の取り組みを紹介します。コンプライアンスの受講記録、毎月の資料作成の代替、資格取得支援という異なる目的で使われています。

上場企業の説明責任に応えるコンプライアンス受講管理|ラクスル株式会社様

印刷・広告・物流・SaaSなど幅広い事業を手がけるラクスル株式会社様は、法務担当者がコンプライアンス啓発に割ける時間が限られる一方、上場企業として研修の実施は避けて通れないという課題を抱えていました。担当者のスキルによって研修の質が左右される点や、準備工数の大きさも悩みどころでした。

そこで、料金の手頃さ、1000コース以上という講座数、SAML認証への対応、Slack通知機能を比較検討し、AirCourseを選定しています。既製のコンプライアンス講座に、自社規定に基づく独自コンテンツを組み合わせて配信する体制を整えました。

導入後は、受講率100%を目指すリマインド運用が定着しました。受講率・受講人数を客観データとして開示できるようになり、上場企業としての説明責任に応えやすくなっています。

参考:ラクスル株式会社の導入事例

毎月の研修資料の自作負担をなくし受講率ほぼ100%を維持|株式会社wevnal様

ブランド体験の向上を通じてLTV最大化に貢献するBXプラットフォームを開発・運営する株式会社wevnal様では、毎月のコンプライアンス研修資料をExcelやGoogleフォームで自作していました。受講管理も含め、運営側の負担が大きい状態が続いていたといいます。

既存コンテンツの充実度、オリジナル教材の組み込みやすさ、PC・スマホ両対応を条件にAirCourseを導入しました。あわせて、チャットで受講状況を共有し、未受講者へ周囲から働きかける運用を取り入れています。

導入後は資料自作の工数を削減できました。受講側もPC・スマホでいつでも受講できるようになり、「受講しやすくなった」という声が挙がっています。受講率はほぼ100%を維持している状況です。

参考:株式会社wevnalの導入事例

140名が宅建士講座を受講、進捗可視化で個別フォロー|株式会社GA technologies様

不動産テック事業として「RENOSY」を運営する株式会社GA technologies様は、事業拡大に伴い宅地建物取引士の有資格者確保が必要になりました。一方で、社員ごとに学習教材や進捗がバラバラで、管理しきれないという課題を抱えていました。

映像授業とアウトプット学習が一体になっている点を評価し、姉妹サービスのSTUDYingを導入しています。法人契約向けの学習レポート機能で進捗・理解度を可視化し、面談で活用する体制を整えました。

導入後は140名が宅建士講座を受講する規模まで学習が広がりました。進捗を可視化できたことで、面談では具体的なアドバイスや説得力のある個別フォローができる体制へ変わっています。

参考:株式会社GA technologiesの導入事例

事例のような運用を確かめたい方へ

導入企業と同じ運用が自社でもできるかは、実際の画面に触れてみるのが近道です。AirCourseは無料お試しで標準コースのうち18コースを視聴でき、受講画面と管理機能をそのまま確認できます。

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まとめ:SaaS型eラーニングは料金モデルとコンテンツ供給方式で選び分ける

SaaS型(クラウド型)のeラーニングは、自社でサーバーを構築する必要がなく、短期間で導入できる提供形態です。だからこそ選択肢が多く、どのシステムが自社に合うのか迷いやすい領域でもあります。

選び分けの分かれ目は、大きく2つに整理できます。1つは料金モデルで、利用した分だけ支払う従量課金、人数が増えても費用が変わらない定額制、まず試せるフリープランのどれが自社の利用人数に合うかを見ます。もう1つはコンテンツの供給方式で、標準コースを受け放題で使える型か、自社の教材を制作して載せる型かによって、教材の用意方針との相性が変わります。

主要5システムの比較では、それぞれの料金と供給方式に特徴があることを確認しました。提供形態の違いやクラウド型のセキュリティ確認の観点、そして複数企業の活用事例も、選定材料として役立つはずです。

自社の利用人数、教材を用意する方針、そしてISO認証やSSO、IP制限といったセキュリティ要件に照らして、提供形態と料金モデルを見極めてください。この3点を先に固めておくと、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

社内での検討に必要な情報は揃っていますか?

上司や関係部署に相談するときは、「どの社員に、どんな研修ができるか」を具体的に示したいもの。教材の内容と対象者がわかれば、自社での使い道を説明しやすくなります。

AirCourseは、1,300コース・8,000本以上の動画研修が受け放題(コンテンツプラスプラン)。新入社員から管理職まで、どんな教材を使えるか、機能・コースリスト・導入事例の資料3点セットで確認できます。

 研修の実施・管理に使える機能がわかる「AirCourse機能紹介資料」
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よくある質問

Q. SaaS型eラーニングとは、どのような仕組みのサービスですか?

インターネット経由でクラウド上の学習管理システム(LMS)を利用する提供形態です。自社でサーバーを構築する必要がなく、運用の負担を抑えて導入できます。PCやスマホなど複数の端末からアクセスでき、場所を選ばずに学習を進められる点も特徴です。

Q. SaaS型(クラウド型)とオンプレミス型のeラーニングシステムは、何が違いますか?

クラウド型(SaaS型)は自社でサーバーを用意する必要がなく、月額料金のみで利用を始められる提供形態です。たとえばAirCourseでは、初期費用0円で月額料金のみで導入できます。一方でオンプレミス型は自社サーバーに構築するため、初期投資や保守の負担が大きくなりがちです。

Q. SaaS型eラーニングを導入するメリットは何ですか?

自社でサーバーを構築する必要がなく、低コストで短期間に利用を始められる点が挙げられます。PCやスマホなど複数の端末から使えるため、通勤中や外出先など場所を問わず学習できます。運用の手間を抑えつつ、教育の機会を広げやすい提供形態です。

Q. SaaS型eラーニングのセキュリティ対策にはどのようなものがありますか?

クラウド型では、通信の暗号化やアクセス制御などの対策が講じられているのが一般的です。たとえばAirCourseでは、Amazon Web Servicesのデータセンターを利用し、データベースの暗号化やSSL(256bit TLS 1.2)による通信の暗号化に対応しています。IPアドレス制限や二段階認証も利用できます。

Q. SaaS型eラーニングは既存の社内システム(シングルサインオン等)と連携できますか?

既存の社内システムと連携できる場合があります。たとえばAirCourseでは、SAML認証やパラメータ認証によるシングルサインオンに対応しており、既存の認証基盤と連携できます。ただし対応する認証方式はサービスによって異なるため、導入時に確認しておくと安心です。