フォロワーシップを高めるeラーニング5選|役割理解と上司への提案・質問

リーダーの力量だけで組織の成果は決まらず、指示を待つメンバーが多い職場では動きが鈍りがちです。若手や中堅が自分の判断で上司に働きかける力をどう養うかは、多くの研修担当者が抱える共通課題です。

eラーニングなら、拠点や部署に分かれた対象者にも学びを届けられます。まず考え方や期待される役割を理解し、次に提案の伝え方や情報を引き出す質問など、上司へ働きかけるコミュニケーションを段階的に学べます。

本記事では、フォロワーシップの習得に使える主要なeラーニングシステム5社を比較し、それぞれの得意領域を解説します。学習コースの組み方や運用面の工夫にも触れますので、自社に合うシステム選びにお役立てください。

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フォロワーシップの習得に適した学習コース・カリキュラム

フォロワーシップとは、リーダーを支えながら組織の成果に自ら働きかけるメンバー側の姿勢と行動を指します。習得にあたっては、まず期待される役割を理解し、そのうえで上司への働きかけを支えるコミュニケーションへ進む流れが基本です。ここでは考え方の理解と実践的な働きかけという2つの切り口で、学習コースを整理しました。

フォロワーシップの考え方を理解する講座

まず押さえたいのは、フォロワーシップが何を指すのかという前提です。「上司に従うこと」と受け止められがちですが、実際には自分の判断を持ちながら組織の目的に貢献する姿勢を意味します。

ここでは、基本的な考え方と、メンバーに期待される役割を扱う講座を紹介します。役割の認識が変わると、日々の仕事の受け止め方も見直しやすくなります。

学習内容学習コース例
フォロワーシップの基本的な考え方を学ぶフォロワーシップトレーニング①:フォロワーシップの基本知識
メンバーに期待される役割を学ぶフォロワーシップトレーニング②:フォロワーの役割認識

上司へ働きかけるコミュニケーションを学ぶ講座

フォロワーシップを発揮するには、上司へ提案し、必要な情報を引き出すやり取りが欠かせません。ただし、伝え方を誤ると、意見が通らないだけでなく関係を損ねる場合もあります。

ここでは、提案する場面と質問する場面それぞれのコミュニケーションを扱う講座を紹介します。考え方の理解にとどめず、日常のやり取りで実践できる形へ落とし込む段階です。

学習内容学習コース例
上司へ提案する際の伝え方を学ぶフォロワーシップトレーニング③:コミュニケーション【提案】
必要な情報を引き出す質問の仕方を学ぶフォロワーシップトレーニング④:コミュニケーション【質問】
フォロワーシップを通しで学ぶ【学習パス】フォロワーシップトレーニング研修

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フォロワーシップの習得に強い主要eラーニングシステム比較

フォロワーシップを冠した専用シリーズを備えるサービスは限られ、多くは汎用の育成・コミュニケーション講座を組み合わせて対応します。ここでは、考え方の理解から上司への働きかけまでを補える主要なeラーニングシステム5社を、それぞれの得意領域ごとに選びました。専用講座の有無や料金体系、対象階層の違いを比べながら、自社に合う組み方を検討できます。

サービス料金(月額目安)特徴
AirCourse200円/名〜(年間契約・1,000名利用時)フォロワーシップトレーニング4講座を学習パスでまとめて配れる
Cloud Campus70,000円/月〜(ユーザー数無制限・定額制)「受信・発信・報連相」を分解して学べる
eラーニングライブラリ約400円/名〜(年額4,792円/名・100名)中堅・若手向けヒューマンスキルから提案書の作法まで体系で
Schoo for Business要問合せ若手・中堅に照準した生放送+アーカイブで主体性を継続学習
グロービス学び放題約1,925円/ID〜(6ヶ月一括11,550円)組織行動・自律をリーダーシップ理論から学べる

料金・コース数などは2026年8月時点の各社公式サイト掲載値です。

AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseは、KIYOラーニング株式会社が運営するクラウド型のeラーニングシステムです。初期費用0円、月額200円/名からの料金で、動画研修やテスト、学習パスなどの機能を備えます。1,300コース以上・8,000本以上の動画研修を収録し、ビジネスマナーから階層別研修まで幅広い領域をカバーします。

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フォロワーシップの領域では、基本知識・役割認識・提案・質問の4講座で構成する「フォロワーシップトレーニング」シリーズを標準で保有します。比較した5社のなかで、フォロワーシップを冠した専用シリーズを備えるのはAirCourseのみです。

さらに、この4講座を1本にまとめた学習パスも用意されているため、考え方の理解から上司への働きかけまでを決まった順序で配れます。若手・中堅向けの研修としても、リーダー研修と対の教材としても組み込めます。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプラン最安条件)
セキュリティISO 27001
コース数1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン)
フォロワーシップ関連のコース例フォロワーシップトレーニング①:フォロワーシップの基本知識/フォロワーシップトレーニング③:コミュニケーション【提案】
無料トライアル30日間の無料お試し
公式サイトhttps://aircourse.com/

実際の画面で確かめたい方へ

法人向けeラーニングシステム・AirCourseなら、無料お試しで標準コースのうち18コースをそのまま視聴できます。受講画面と管理機能を実際に触って、ほかのシステムと比較する材料にしてください。

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Cloud Campus(株式会社サイバー大学)

Cloud Campusは、株式会社サイバー大学が運営するeラーニングシステムです。ユーザー数無制限の定額制を採用し、受講者が増えても費用が変わらない料金体系が特徴です。

フォロワーシップに近い領域では、「社会人らしいコミュニケーション 受信・発信・報連相」(全9回67分)を用意しています。上司への報連相を、受信と発信の観点から分解して学べる講座です。働きかけを支える土台づくりに向いています。

こうした標準コンテンツはオプションのコンテンツパックとして提供され、最初からすべてが含まれるわけではありません。導入時は、必要なパックを確認したうえで組み合わせる形になります。

項目内容
運営会社株式会社サイバー大学(ソフトバンクグループ傘下)
初期費用Entry 100,000円/Standard 200,000円/Pro 500,000円(税抜)
月額料金Entry 70,000円/Standard 200,000円/Pro 360,000円(税抜・ユーザー数無制限)
セキュリティISMS(ISO/IEC 27001)取得
コース数標準コンテンツはコンテンツパック(オプション・常時100種類以上)。標準コース数は公式非公開
フォロワーシップ関連のコース例社会人らしいコミュニケーション 受信・発信・報連相(全9回67分)
無料トライアルあり(日数は公式非記載)
公式サイトhttps://cc.cyber-u.ac.jp/

eラーニングライブラリ(株式会社日本能率協会マネジメントセンター)

eラーニングライブラリは、株式会社日本能率協会マネジメントセンターが運営する定額制のeラーニングサービスです。eラーニングライブラリ全体では累計1.8万社以上に導入され、受講者は約440万人にのぼります。

フォロワーシップの学習では、中堅・若手向けのヒューマンスキル講座で考え方を押さえられます。上司への提案の場面では、「企画立案と企画書・提案書の書き方入門」で提案書の作法まで体系的に学べます。役割の理解と実践的な働きかけの両方を、1つのライブラリで補える点が強みです。

項目内容
運営会社株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)
初期費用0円
月額料金年額4,792円/名〜(マネジメントライブラリ・100名利用時、税込。月額換算約400円/名)
セキュリティ要問合せ
コース数530コース超(マネジメントライブラリ単体は256コース)
フォロワーシップ関連のコース例企画立案と企画書・提案書の書き方入門 等(マネジメントライブラリに収録)
無料トライアル30日間(本番と同じ環境をフル機能で体験)
公式サイトhttps://www.jmam.co.jp/hrm/elearning_lib/

Schoo for Business(株式会社Schoo)

Schoo for Businessは、株式会社Schooが運営するeラーニングサービスです。約600社超に導入され、9,000本以上の動画コンテンツを21カテゴリで提供しています。

特徴は、講師とやり取りできる生放送授業とアーカイブを組み合わせた学習スタイルです。年間約600本のペースで新しい授業が追加されるため、内容の鮮度を保ちやすいのも利点です。

フォロワーシップに直結する専用講座は公開情報からは確認できませんが、マネジメントやリーダーシップなど階層別の講座を保有しています。若手・中堅の主体性を養う教材として、対象階層に合わせて選べます。

項目内容
運営会社株式会社Schoo
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
セキュリティ要問合せ
コース数9,000本以上の動画コンテンツ(21カテゴリ・年間約600本更新)
フォロワーシップ関連のコース例要問合せ(マネジメント・リーダーシップ等の階層別講座を保有)
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://schoo.jp/biz

グロービス学び放題(株式会社グロービス)

グロービス学び放題は、株式会社グロービスが運営する定額制のeラーニングサービスです。4,800コース以上を16カテゴリで提供し、料金は6ヶ月一括11,550円/IDから利用できます。

フォロワーシップそのものを冠したコースは公式には確認できませんが、リーダーシップや組織/マネジメント、思考のカテゴリを幅広く扱う点が特徴です。組織のなかでの役割や自律的な行動を、理論の側から学びたい場合に向いています。

リーダーシップと対で語られるフォロワーシップの土台を、体系立った内容で押さえられます。管理職候補や中堅層の学び直しにも活用しやすいサービスです。

項目内容
運営会社株式会社グロービス
初期費用無料
月額料金税込11,550円/ID〜(6ヶ月一括。月額換算約1,925円/ID)
セキュリティ要問合せ
コース数4,800コース以上(16カテゴリ)
フォロワーシップ関連のコース例要問合せ(リーダーシップ・組織/マネジメント・思考カテゴリを保有。個別コース名は公式未確認)
無料トライアルあり(2週間無料・全コンテンツ見放題)
公式サイトhttps://gce.globis.co.jp/service/hodai/

フォロワーシップの習得でeラーニングを活用するポイント

フォロワーシップの研修は、対象となる階層と学ぶ順序を整理して届けると学習が進みやすくなります。若手・中堅とリーダー層では必要な内容が分かれ、考え方の理解から働きかけへ進む順序も欠かせないためです。そこで、eラーニングで運用する際に押さえたい3つの工夫を整理します。

フォロワー側とリーダー側で内容を分けて割り当てる

フォロワーシップは若手・中堅などフォロワー側が学ぶ内容で、リーダー側が学ぶリーダーシップとはテーマが異なります。そのため、同じ研修を全員へ一律に配ると、階層ごとの必要な学びと合わなくなりがちです。

階層ごとに配る内容を分けるには、組織やグループ単位でコースを割り当てる運用が扱いやすくなります。フォロワー向けのコースセットは若手・中堅の組織へ、リーダー向けの内容は管理職のグループへと、対象ごとに配り分けられます。リーダー研修と対で設計する際も同じ仕組みで管理できます。

考え方の理解から働きかけへ順序を組んで配る

フォロワーシップの習得には、まず期待される役割や考え方を理解し、そのうえで上司への提案や質問といった働きかけへ進む順序があります。個別のコースをばらばらに配ると、この流れが受講者に伝わりにくくなります。

学ぶ順序を設計して届けるには、複数のコースをまとめて受講順を指定できる機能が有効です。基本知識から役割認識、提案、質問へと段階を追って並べておけば、受講者は迷わず順を追って学べます。標準のコースセットを使うほか、自社に合わせてオリジナルのパスを組むことも可能です。

拠点・部署ごとの受講状況を集計して次の手を打つ

フォロワーシップの研修は、拠点や部署に分かれた若手・中堅が対象になりやすいものです。誰がどこまで学んだかを個別に追うのは手間がかかるため、受講状況は組織単位でまとめて把握する形が現実的です。

受講状況を組織単位でまとめて把握するには、部署別に進捗率や完了率を集計する運用が有効です。未受講者が多い部署には自動リマインドで受講を促し、伸び悩む対象層には配り方を見直すなど、集計した結果を次の運用へつなげられます。

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まとめ:段階で学ぶことが、指示待ちを脱する後押しになる

組織の成果はリーダーの力量だけで決まるものではなく、メンバーが自ら考えて動けるかに大きく左右されます。指示待ちが多いほど変化への反応が鈍くなるため、メンバー側の主体性を育てる視点も欠かせません。

フォロワーシップの学習は、まず役割としての考え方を理解し、次に上司へ働きかける、という2段階で整理できます。複数のコースを1つのセットにまとめて順序を組めば、拠点や部署に分散した対象にも段階的に届けやすくなります。

進め方も一つではありません。特化したシリーズを選ぶ道もあれば、汎用コースを組み合わせて自社の育成体系に組み込む道もあります。若手・中堅向けの研修にも、リーダー研修と対で使う教材にも位置づけられます。

段階を踏んだ学びは、指示待ちを脱し、組織の成果に自ら関わろうとする姿勢を後押しします。まずは自社に合う進め方を選ぶところから始めてみてください。

実際の画面で、AirCourseを無料で体験してみませんか

スペックや料金は資料で比べられますが、「現場の社員が迷わず使えるか」は実際の画面でしか分かりません。導入後のミスマッチを避けるには、検討段階で実物を確認するのが確実です。

AirCourseは大企業からベンチャーまで幅広く導入されているクラウド型eラーニングです。株式会社ぐるなび、パーソルテンプスタッフ株式会社など3,000名規模の導入実績もあります。

 標準コースのうち18コースを視聴可能
 初期費用0円で、登録後すぐにご利用いただけます
 有料プランでは1,300コース・8,000本以上の動画研修が受け放題(コンテンツプラスプラン)

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よくある質問

Q. フォロワーシップは、具体的にどんな行動を指しますか?

上司に従うことではなく、自分の判断を持ちながら組織の目的に貢献する行動を指します。具体的には、上司への提案や、必要な情報を自分から引き出す働きかけがその一例です。AirCourseの場合は、提案と質問それぞれの場面でのやり取りを『フォロワーシップトレーニング③:コミュニケーション【提案】』などの講座で扱っています。

Q. フォロワーシップを高めるには、何から始めればよいですか?

まず何を指す考え方なのかと、メンバーに期待される役割を共有するところから始める形が一般的です。役割の認識が揃わないまま行動だけを求めても、指示待ちの状態は変わりにくいためです。基本知識と役割認識を扱う内容を入口に置き、そのうえで提案・質問という働きかけの技術へ進む構成が取られます。

Q. 自分がどのタイプのフォロワーかを知る意味はありますか?

フォロワーの型を分ける考え方は複数あり、自分の傾向を捉えることで、組織の目的にどう関わっているかを振り返る手がかりになります。研修では、この振り返りを役割認識の学習と組み合わせる形が取られます。メンバーに期待される役割を学ぶコンテンツは、リーダー研修と対で実施する教材としても使えます。

Q. フォロワーシップ研修は、リーダーシップ研修とどう使い分けますか?

対象になる立場が異なります。リーダーシップが率いる側の働きかけを扱うのに対し、フォロワーシップは支える側が自ら組織の成果に関わる姿勢を扱います。組織の動きはリーダーの力量だけでは決まらないため、両方を対で実施する形が取られます。フォロワーシップの講座は若手・中堅層への研修として、リーダー研修と組み合わせて活用されます。

Q. 学んだ内容を、日々の仕事でどう実践させればよいですか?

考え方の理解だけで終わらせず、上司とのやり取りという具体的な場面に落とし込む形が有効です。提案の伝え方や、必要な情報を引き出す質問の仕方は、日常の報告・相談でそのまま使えます。AirCourseの場合は『フォロワーシップトレーニング③:コミュニケーション【提案】』『フォロワーシップトレーニング④:コミュニケーション【質問】』の2講座がこの場面を扱います。