問題解決に強いeラーニング5選|問題の定義から原因特定・効果検証まで

問題解決の力は、業務経験のなかで自然に身につくものと考えられ、体系的な教育の対象になりにくい領域です。そのため、目の前の事象への対症療法的な対応が繰り返され、同じ問題が形を変えて再発することも少なくありません。

eラーニングであれば、問題を正しく定義する段階から、原因の特定と解決策の立案、さらに自ら課題を見つける力まで、順序立てて学ぶ機会を用意できます。

本記事では、問題解決の教育に使える主要なeラーニングシステム5社を比較し、それぞれの得意領域を解説します。集合研修との組み合わせ方や階層別の配信の工夫にも触れているので、自社に合うシステム選びにお役立てください。

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問題解決力の習得に適した学習コース・カリキュラム

問題解決は、あるべき状態と現状のずれを見つけ、その原因を特定して手を打つまでの一連の思考です。原因を確かめないまま対策に飛びつくと、同じ問題が形を変えて繰り返されることになります。

研修で扱う際は、まず何を解くべきかを定める段階から始めます。そのうえで原因の特定、解決策の立案、効果の検証という流れを一続きで扱うと、思考の道筋が途切れません。

ここでは、この流れに沿って「問題の定義」「原因の特定と解決策」「課題を見つける力」という3つの切り口で講座を整理しました。全社員向けの思考力研修としても、若手の基礎教育としても組み立てられます。

問題を正しく定義する講座

最初に押さえたいのが、そもそも何が問題なのかを定める段階です。「売上が下がっている」という認識だけでは打ち手が定まらず、担当者ごとに違う対策が動き出してしまいます。

この段階で扱うのは、問題と課題の違い、そして問題の定義の仕方です。解決策を考える前のこの部分が、その後の結果を大きく左右します。

学習内容学習コース例
問題と課題の違いを学ぶ【MBAシリーズ】ビジネス思考法:028_問題解決思考①問題と課題
問題を定義する手順を学ぶ【MBAシリーズ】ビジネス思考法:029_問題解決思考②問題の定義
問題箇所を絞り込む方法を学ぶDX人材に求められる変化へ適応するための問題解決思考③問題箇所の絞り込み

原因を特定し、解決策を立てる講座

問題の所在が分かっても、原因を取り違えれば対策は効きません。思いついた原因でいったん止めてしまわず、複数の可能性を検討したうえで、最も影響の大きいものを見極める必要があります。

このグループでは、原因の特定から解決策の立案、実施後の効果検証までを扱います。対策を打って終わりにせず、効果を確かめて次につなげる流れが押さえられる構成です。

学習内容学習コース例
原因を特定する手法を学ぶ【MBAシリーズ】ビジネス思考法:030_問題解決思考③原因の特定
解決策の立案方法を学ぶ【MBAシリーズ】ビジネス思考法:031_問題解決思考④解決策の立案
実施した対策の効果を検証する方法を学ぶ【MBAシリーズ】ビジネス思考法:032_問題解決思考⑤効果検証
MBAシリーズをまとめて受講する【学習パス】MBA ビジネス思考法シリーズ~問題解決思考~

課題を見つける力を養う講座

指示された問題を解くだけでなく、まだ表面化していない課題を自ら見つけられるかどうかが、担当者としての力量を分ける部分になります。現状を当たり前のものと受け止めていると、改善の起点そのものが生まれません。

ここで扱うのは、課題発見力の考え方から現状分析の手法、周囲への提案の仕方までです。若手が主体的に動けるようになるための土台として使えます。

学習内容学習コース例
課題発見力とは何かを学ぶ課題発見力トレーニング①課題発見力とは何か
現状を分析する基本手法を学ぶ課題発見力トレーニング③現状分析の基本手法
見つけた課題を周囲へ提案する方法を学ぶ課題発見力トレーニング④課題を周囲に提案する力
関連講座をまとめて受講する【学習パス】社会人基礎力研修~課題発見力~

問題解決に強い主要eラーニングシステム比較

問題解決という領域を、各サービスがどういう単位で持っているかには違いがあります。独立したカテゴリとして体系立てて並べる社もあれば、単体のコースとして1本ずつ選べる社もあります。

思考の周辺にあるスキルから入る構成のサービスや、MBAの枠組みのなかで捉えるサービスもあり、この違いが自社の使い方との相性を左右します。ここでは主要な5社について、料金と特徴を整理しました。

サービス料金(月額目安)特徴
AirCourse200円/名〜(年間契約・1,000名利用時)/初期費用0円問題の定義から効果検証までの講座と課題発見力の講座を標準搭載。学習パスで受講順序を組んで配れる
JMAMのeラーニングライブラリ年額4,792円/名(100名利用時・税込)=約400円/名/初期費用0円「問題・課題解決」が独立カテゴリとして用意され、基本から応用、一般社員から管理職まで段階的に選べる
KnowledgeC@fe150円/ID〜(税抜・スポット利用時)/初期費用160,000円(税抜)問題解決を名指ししたコースを1本単位で選べる。eラーニングと集合研修・ライブ配信を1システムで管理できる
Cloud Campus70,000円〜(Entry・税抜・ユーザー数無制限)/初期費用100,000円〜受講登録者数が無制限の定額制。問題解決を名指ししたコースはなく、意思決定や合意形成など隣接する場面のコースで補う構成
グロービス学び放題税込11,550円/ID〜(6ヶ月)/初期費用無料MBA基礎の枠組みで学ぶ設計。「思考・コミュニケーション」「分析」のカテゴリがあり、アセスメントで習熟度を測れる

料金・コース数などは2026年8月時点の各社公式サイト掲載値です。課金単位が各社で異なる(人数無制限のシステム料金/ID単価/名あたり年額)ため、金額の単純比較はできません。

AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseは、eラーニングの配信から集合研修の管理、受講履歴の一元管理までを1つで扱えるクラウド型の学習管理システム(LMS)です。特定の業界に寄せたコースは付属せず、汎用型として幅広い職種で使える構成になっています。

問題解決の領域では、問題の定義、問題箇所の絞り込み、原因の特定、解決策の立案、効果検証と、段階ごとに講座が分かれている点が特徴です。加えて、課題発見力を扱う一連の講座もあり、指示された問題を解く力と自ら課題を見つける力の両方を扱えます。

学習パス機能で複数の講座をひとまとまりにできるため、受講する順序を決めたうえで配信できます。段階を飛ばした受講を避けたい場合に組みやすい設計です。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプラン最安条件)
セキュリティISO 27001
コース数1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン)
問題解決関連のコース例【MBAシリーズ】ビジネス思考法:029_問題解決思考②問題の定義/課題発見力トレーニング①課題発見力とは何か
無料トライアル30日間の無料お試し(標準コース一部視聴)/期限なしのフリープラン(アップロード容量2GB上限等の制限あり)
公式サイトhttps://aircourse.com/

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クラウド型eラーニングサービス「AirCourse」では、1,300コース・8,000本以上の動画研修を用意しており、幅広いテーマに対応しております。

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JMAMのeラーニングライブラリ(株式会社日本能率協会マネジメントセンター)

株式会社日本能率協会マネジメントセンターが提供する定額制のサービスで、用途別に4つのプランが用意されています。2010年の定額制サービス開始以降、累計1.8万社以上・約440万人が受講してきた実績があります。

問題解決に関しては、マネジメントライブラリ内の19カテゴリのうちの1つとして「問題・課題解決」が独立して立っている点が目を引きます。全9コースが並び、入門の「ロジカル・シンキング基本コース」から応用の「論理的思考力ステップアップコース」へという基本と応用の2段階が用意されています。

対象者による分かれ方もあり、一般社員向けの「問題解決の基本コース」に対して、リーダー・管理職層向けには「リーダー・マネジャーのための課題解決基本コース」が置かれています。ほかに「問題解決の基本コース(QC七つ道具によるデータ分析・活用編)」「コンフリクト・マネジメント入門コース」なども同カテゴリに含まれます。個別コースの単体販売はなく、マネジメントライブラリのプラン契約が前提となる点は確認が必要です。

項目内容
運営会社株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)
初期費用0円
月額料金マネジメントライブラリ:年額4,792円/名〜(100名利用時、税込)=月額約400円/名
セキュリティ要問合せ
コース数530コース超(2025年12月末時点。マネジメントライブラリ単体は256コース)
問題解決関連のコース例問題解決の基本コース/リーダー・マネジャーのための課題解決基本コース
無料トライアルあり(30日間・本番と同じ環境をフル機能で体験)
公式サイトhttps://www.jmam.co.jp/hrm/elearning_lib/

KnowledgeC@fe(株式会社富士通ラーニングメディア)

2,900以上のプログラムをそろえた学習プラットフォームで、株式会社富士通ラーニングメディアが提供しています。1,950社・113万ユーザーに導入されており、スポット利用であれば150円/IDから使えます。

問題解決の領域で中心になるのは、ビジネストレーニングライブラリの「ビジネススキル」カテゴリにある「ロジカルシンキング~問題解決編~」です。論理的思考を問題解決の場面に当てはめる内容で、1本単位で選んで配信できます。

同じカテゴリには「ロジカルシンキング~コミュニケーション編~」「全ビジネスパーソンのためのクリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング入門~視野を広げて可能性が拡がる~」などが並び、思考スキルを角度を変えて補えます。eラーニングだけでなく集合研修やライブ配信研修も同じシステムで管理できるため、動画と対面の演習を組み合わせて運用したい場合に扱いやすくなっています。

項目内容
運営会社株式会社富士通ラーニングメディア
初期費用160,000円(税抜)
月額料金150円/ID〜(税抜・スポット利用時)/年間契約は要問合せ
セキュリティISMS/ISMAPクラウドサービスリスト登録
コース数2,900以上のプログラム
問題解決関連のコース例ロジカルシンキング~問題解決編~/全ビジネスパーソンのためのクリティカルシンキング
無料トライアルあり(詳細は要問合せ)
公式サイトhttps://www.knowledgewing.com/kcc/cafe/

Cloud Campus(株式会社サイバー大学)

株式会社サイバー大学が提供するシステムで、受講登録者数が無制限の定額制を採っています。人数が増えても料金が変わらないため、対象者を広く取りたい場合の見通しが立てやすくなります。導入実績は240社以上・160万人以上です。

問題解決に関しては、その手順そのものを扱うコースではなく、周辺の場面を扱うコースから入る構成になっています。「ビジネススキル」カテゴリには13コースがあり、思考の偏りを扱う「意思決定バイアス」(全17回71分)、対立の解消をケースで学ぶ「ケースで学ぶコンフリクト・マネジメント」(全6回46分)、「ミーティングを活性化させるスキル『ファシリテーション』」(全4回37分)などが該当します。

判断や合意形成といった実務の場面から入りたい場合に向いた並びです。なお、こうした標準コンテンツはコンテンツパック(オプション)扱いで、ベース料金には含まれません。

項目内容
運営会社株式会社サイバー大学(ソフトバンクグループ傘下)
初期費用Entry 100,000円/Standard 200,000円/Pro 500,000円(税抜)
月額料金Entry 70,000円/Standard 200,000円/Pro 360,000円(税抜・ユーザー数無制限)
セキュリティISMS(ISO/IEC 27001)取得
コース数常時100種類以上(コンテンツパック内・オプション扱い)
問題解決関連のコース例意思決定バイアス/ケースで学ぶコンフリクト・マネジメント(いずれも問題解決の手順そのものを扱うコースではない)
無料トライアルあり(日数は要問合せ)
公式サイトhttps://cc.cyber-u.ac.jp/

グロービス学び放題(株式会社グロービス)

MBA基礎の枠組みに沿って学ぶ設計のサービスで、16カテゴリにわたって4,800コース以上の動画がそろっています。4,300社を超える企業が導入しており、最低利用人数は10IDからです。

16カテゴリのなかに問題解決を名指ししたカテゴリはなく、関連が近いのは「思考・コミュニケーション」と「分析」です。問題解決をどの範囲で扱うかは、個別のコース構成とあわせて問い合わせて確かめる形になります。

学習計画機能やAIによる個別最適化学習に加えて、アセスメント機能で学習成果を確かめられる点も特徴です。受講して終わりにせず、どの程度身についたかを測ったうえで次の学習を組みたい場合に検討しやすくなっています。料金はID単位で、6ヶ月あたり税込11,550円からとなります。

項目内容
運営会社株式会社グロービス
初期費用無料
月額料金グロービス学び放題 税込11,550円/ID〜(6ヶ月)/グロービス学び放題プラス 税込46,200円/ID〜
セキュリティ要問合せ
コース数4,800コース以上の動画(16カテゴリ)
問題解決関連のコース例「思考・コミュニケーション」「分析」カテゴリ(個別コース名は要問合せ)
無料トライアルあり(2週間・全コンテンツ見放題)
公式サイトhttps://gce.globis.co.jp/service/hodai/

問題解決研修でeラーニングを活用するポイント

問題解決の教育は、コースを配信するだけでは受講者の実務と結びつきにくい領域です。誰に何を、どの順序で届けるか、そして学んだ内容をどこで使わせるかまで含めて設計しておくと、受講の効果を確かめやすくなります。ここでは配信を設計する際に押さえておきたい3つの点を整理します。

一般社員と管理職で扱う問題の粒度を分けて配信する

同じ問題解決という言葉でも、階層によって向き合う対象は異なります。一般社員が扱うのは目の前の業務で起きている不具合や手戻りで、管理職が扱うのはチームの生産性や人員配置といった組織側の課題です。

同じ内容を全員に一律で配ると、一般社員には抽象的すぎ、管理職には物足りない、という状態になりかねません。組織階層の情報をもとに配信対象を分け、それぞれの階層で扱う粒度に合ったコースを割り当てておくと、受講者が自分の業務と重ねて考えやすくなります。

必須受講設定を階層ごとに変えておけば、対象外の層に不要な学習を課すことも避けられます。

問題の定義から効果検証まで学ぶ順序を決めて配る

問題解決の学習には、問題を定義する、原因を特定する、解決策を立てる、効果を検証する、という流れがあります。この順序を示さずにコース一覧だけを渡すと、受講者は関心の高い「解決策の立案」から手を付けがちです。

ただ、何を解くべきかが定まっていない状態で解決策だけを学んでも、実務では的外れな対策につながります。学習パス機能を使って一連のコースを1つのまとまりにし、受講する順序を決めたうえで配信すると、途中の段階を飛ばしにくくなります。

進捗が止まっている受講者には自動リマインドを設定し、組織別レポートで部署ごとの進み方を確認しておくと、運用の負担も抑えられます。

動画で手順を揃えたうえで、実際の業務課題を持ち寄る場と組み合わせる

思考の型は、動画で考え方の手順を知るだけでは実務に移りにくい面があります。自分の担当業務に当てはめて考える機会があってはじめて、学んだ手順が使える形になっていきます。

そこで有効なのが、事前に動画で用語や進め方の前提をそろえておき、演習や集合研修の時間は実際の業務課題を持ち寄る場に充てる進め方です。前提説明に時間を割かずに済むぶん、議論や手を動かす作業に時間を回せます。

集合研修管理機能を使えば、動画の受講履歴と対面研修の出欠を同じ場所で管理できます。テスト・課題提出機能で事前課題を回収しておけば、当日どの論点を厚く扱うかの判断材料にもなります。

eラーニング成功のコツは”導入設計”にあります

eラーニングの基本的な仕組みは理解できても、実際に成果につながる運用を継続することは簡単ではありません。多くの企業が「導入したが受講率が低い」「コンテンツ作成に時間がかかりすぎる」「効果測定ができない」という課題に直面しています。

これらの課題解決には、単なるシステム選定ではなく、学習文化の醸成から効果測定まで含めた包括的な導入戦略が不可欠です。成功企業では、5つのステップで段階的にeラーニングを組織に定着させ、継続的な学習環境を構築しています。

戦略的な視点からeラーニング活用を推進する、体系的な導入アプローチを学んでみませんか。

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まとめ:手順を揃える土台と、実務に当てる場を分けて考える

問題解決の教育では、手順を覚えることと、それを実際の業務課題に当てられることが別のものとして進みます。動画で学んだ型がそのまま現場で機能するとは限らず、自分の担当業務に置き換える作業がどこかで必要になります。eラーニングが担いやすいのは前者の部分で、問題の定義から原因の特定、解決策の立案、効果検証までの流れを社内で共通の言葉にする土台づくりに向いています。後者は演習の場や実務での振り返りと組み合わせて補っていく形になります。

そう考えると、集合研修とeラーニングは置き換えの関係ではなく、役割を分ける関係になります。前提となる考え方を動画で先に揃えておけば、集まる場では説明の時間を削り、実際に抱えている課題を持ち寄る時間に回せます。

サービス選びで見るべきなのは、問題解決という領域をどういう単位で持っているかという点です。独立したカテゴリとして体系立てて並べているものを選ぶ道もあれば、段階ごとの講座を組み合わせて受講の順序を自社で設計する道もあります。どちらが合うかは、誰にどの粒度で届けたいかによって変わります。一般社員に目の前の業務の不具合を扱わせたいのか、管理職に組織の課題を考えてもらいたいのか。その対象と粒度を先に決めたうえで、各社の講座構成と突き合わせてみてください。

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よくある質問

Q. 問題解決とは、どのような考え方ですか?

あるべき状態と現状のずれを見つけ、原因を特定して手を打つ一連の思考を指します。原因を確かめないまま対策に飛びつくと、同じ問題が形を変えて繰り返されがちです。そのため、何を解くべきかを定める段階から、原因の特定、解決策の立案、効果の検証までを一続きの流れとして捉えます。

Q. 問題解決はどのような手順で進めますか?

まず問題と課題の違いを整理し、何を解くべきかを定めます。次に問題箇所を絞り込んだうえで原因を特定し、解決策の立案へ進みます。最後に実施した対策の効果を検証し、次の打ち手につなげます。解決策を考える前の「問題を定義する段階」が結果を最も大きく左右するため、ここを飛ばさないことが要点です。

Q. 効果のある解決策を立てるには、何に気をつけるとよいですか?

原因の取り違えに注意します。問題の所在が分かっても、原因を誤れば対策は効きません。思いついた原因で止めず、複数の可能性を検討したうえで最も影響の大きいものを見極めます。また、対策を打って終わりにせず、実施後に効果を検証して次につなげる流れまでを含めて設計しておくことが大切です。

Q. 問題解決力を高めるには、どのような学び方が向いていますか?

問題の定義、原因の特定と解決策の立案、課題を見つける力という順で段階的に押さえる進め方があります。ただし思考系のスキルは座学だけでは身につきにくいため、演習や実務でのアウトプットとの併用が前提になります。eラーニングは、手順や考え方の型について社内の理解を揃える土台づくりに向いています。

(関連:ロジカルシンキングとは?鍛え方や研修で使えるフレームワークを紹介

Q. 問題解決能力が高い人は、どのような動き方をしていますか?

指示された問題を解くだけでなく、まだ表面化していない課題を自ら見つけて動ける点が挙げられます。現状を当たり前と受け止めていると、改善の起点そのものが生まれません。そのため、現状を分析する基本手法を押さえ、見つけた課題を周囲へ提案するところまでを一連の動きとして身につけておくと、主体的に動ける土台になります。