会議で質問や指摘が出てこない、発言する人がいつも同じ、失敗の共有が遅れる。こうした状態は、心理的安全性という言葉が社内に広まったあとでも起こります。意味を共有するだけでは、日々のやりとりは変わらないためです。
eラーニングを使うと、概念の理解、現状の把握と土台づくり、日々の関わり方の実践という3段階で学習を組み立てられます。測り方を学んでから測定し、声のかけ方や場のつくり方まで順に扱えます。
本記事では、心理的安全性の向上に使える主要なeラーニングシステム5社を比較し、得意領域を解説します。管理職とメンバーで受講内容を分ける運用の工夫にも触れているので、システム選びにお役立てください。
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目次
心理的安全性の向上に適した学習コース・カリキュラム
心理的安全性は「チームのなかで率直に意見を言い合える状態」を指します。この状態をつくるには、言葉の共有だけでなく、いまのチームがどこにいるのかを確かめる作業が要ります。
研修では、心理的安全性が何を指し、なぜ組織で重視されているのかを揃えるところから入ります。そのうえで自分たちのチームの状態を測り、日々の関わり方を変えていく段階へ進みます。
ここでは、この流れに沿って概念の理解・現状の把握・具体的な行動という3つの切り口で講座を整理しました。チームの状況に応じて、必要な段階から選べます。
心理的安全性の考え方を理解する講座
まず押さえたいのは、心理的安全性とは何を指す言葉なのか、そしてなぜいま組織で重視されているのかという前提です。「何でも言い合える職場」という理解だけで進めると、単に発言量を増やす取り組みになりかねません。
ここで扱うのは、心理的安全性がチームにもたらすものと、組織にとって必要とされる背景です。管理職だけでなくチームの全員が同じ理解を持っておくと、以降の取り組みが進めやすくなります。
| 学習内容 | 学習コース例 |
|---|---|
| 心理的安全性がチームにもたらす効果を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方②心理的安全性のメリット |
| 組織で心理的安全性が求められる背景を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方③心理的安全性の必要性 |
チームの現状を把握し、土台をつくる講座
心理的安全性は目に見えないため、感覚だけで判断すると打ち手を誤ります。現状を測ったうえで、メンバー同士が互いを受け入れる土台をつくるのが、考え方を共有したあとの段階です。
扱うのは、心理的安全性の測り方と、個性の受容・自己開示という土台づくりに欠かせない2つの観点です。測定と土台づくりをセットで進めると、実践段階の施策が機能しやすくなります。
| 学習内容 | 学習コース例 |
|---|---|
| チームの心理的安全性の測り方を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方④心理的安全性の測り方 |
| メンバーの個性を受け入れる考え方を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方⑤個性の受容と尊重 |
| 自己開示がチームに与える影響を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方⑥自己開示 |
日々の関わり方を変える実践講座
心理的安全性は制度ではなく、日々のやりとりの積み重ねで形づくられます。声のかけ方、意見を出しやすい場のつくり方、感謝を伝える習慣といった具体的な行動が、チームの状態を左右します。
土台が整ったあとに扱うのが、ポジティブな関わり方から場づくりの進め方までの4講座です。管理職が率先して動くと、メンバーの行動も変わっていきます。
| 学習内容 | 学習コース例 |
|---|---|
| 相手を尊重した関わり方の具体を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方⑦ポジティブな関わり方 |
| 本音を話しやすい場のつくり方を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方⑧本音で話す場づくり |
| 感謝を伝え合う習慣のつくり方を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方⑨感謝の場づくり |
| チーム全体で心理的安全性を高める進め方を学ぶ | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方⑩心理的安全性の高め方 |
心理的安全性の向上に強い主要eラーニングシステム比較
心理的安全性というテーマへの向き合い方は、システムによって差があります。テーマを主題にした講座群を持つものもあれば、1on1や場づくりといった日々の関わり方の側から扱うもの、組織論・チーム論として理論側から扱うものもあります。ここでは主要5社の特徴を整理します。
| サービス | 料金(月額目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| AirCourse | 200円/名〜 | 心理的安全性を主題にした10本立てのシリーズを保有 |
| Schoo for Business | 要問合せ | 生放送と録画を組み合わせ、管理職向けの単発講座から入れる |
| Smart Boarding | 32,400円/月〜 | ライブ型の双方向レッスンで1on1や面談の実践に踏み込む |
| etudes Plus | 要問合せ | 階層別の役割を「対ジブン・対コト・対ヒト」の3軸で体系化 |
| グロービス学び放題 | 11,550円/ID〜 | 組織・マネジメントやリーダーシップを理論側から学べる |
料金・コース数などは2026年6月〜8月に確認した各社公式サイト掲載値です。
AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseは、標準コースが受け放題になるプランを備えたクラウド型のeラーニングシステムです。ベーシックプランでは自社で作成したコースのみを配信し、コンテンツプラスプランでは1,300コース以上・8,000本以上の動画研修を追加費用なしで利用できます。
心理的安全性については「成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方」という10本立てのシリーズを用意しています。概念の理解から測り方、個性の受容と自己開示、本音で話す場づくりまでが1つの流れとして並んでいます。5時間5分の学習パス(中堅/管理職/経営層向け)としてまとめて配信することもでき、3つの段階を順に届けたい場合に扱いやすい構成といえます。
月額は年間契約・1,000名利用時の最安条件で200円/名〜、初期費用は0円です。30日間の無料お試しに加え、機能制限つきのフリープランも用意されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプランの最安条件) |
| セキュリティ | ISO 27001 |
| コース数 | 1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン) |
| 心理的安全性関連のコース例 | 成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方①心理的安全性とは?/成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方②心理的安全性のメリット |
| 無料トライアル | 30日間の無料お試し(標準コース一部視聴)/期限なしのフリープラン(アップロード容量2GB上限等の制限あり) |
| 公式サイト | https://aircourse.com/ |
自社に合った最適な学習プログラムを導入しましょう
クラウド型eラーニングサービス「AirCourse」では、1,300コース・8,000本以上の動画研修を用意しており、幅広いテーマに対応しております。
階層別研修をはじめとする「動画研修の体系図・コースリスト」を無料でお配りしておりますので、気になる方は実施したい研修目的にフィットするかご確認ください。
Schoo for Business(株式会社Schoo)

生放送授業へのリアルタイム参加と、録画アーカイブの視聴を組み合わせた学習設計が特徴のサービスです。生放送中は受講者がコメントや質問を投稿でき、他の受講者のやりとりからも学べます。コンテンツは9,000本以上・21カテゴリで、年間およそ600本が新たに追加されています。
心理的安全性に関しては「心理的安全性を高めるチームの”仕組み”」という管理職向けの講座を確認できます。「ヘルスケア」カテゴリ配下の「メンタルヘルス」に置かれており、概念の理解段階に単発で組み込む使い方に向きます。部下のメンタルケアを扱う講座もあわせて選べます。
なお、コースの確認元はコンシューマー向けのカテゴリページです。法人向けプランでの提供可否や視聴条件は問い合わせが要ります。料金も公式サイトには掲載されていません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社Schoo |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額料金 | 要問合せ |
| セキュリティ | 要問合せ |
| コース数 | 9,000本以上の動画コンテンツ・21カテゴリ(年間約600本を新規追加) |
| 心理的安全性関連のコース例 | 心理的安全性を高めるチームの”仕組み”(管理職向け)※法人向けプランでの提供可否は要問合せ |
| 無料トライアル | 要問合せ |
| 公式サイト | https://schoo.jp/biz |
Smart Boarding(株式会社FCE)

動画による自己学習と、講師とやりとりするライブ型レッスンを組み合わせて使えるサービスです。動画は400種を超え、学んだ内容をライブレッスンでの実践練習に移せる点が自己学習型との違いになります。累計約1,500社・のべ99,000名以上の研修実績があり、継続率98.3%、研修満足度92%と公表されています。
率直に言い合える関係づくりを、日々の関わり方の側から扱う講座がそろっています。1on1コミュニケーション強化コースではコーチングの基礎スキルまで踏み込み、部下との定期面談レッスンではライブ形式で面談の進め方を練習できます。新任管理職向けほめ方、叱り方コースやアンガーマネジメントといった個別レッスンも用意されています。
料金は30ID〜の年間契約で月額32,400円からです。実践段階に重点を置きたいチームに合う構成になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社FCE |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額料金 | 32,400円〜(30ID〜・年間契約) |
| セキュリティ | ISO/IEC 27001:2013・ISO 27001:2022 |
| コース数 | 動画400種超 |
| 心理的安全性関連のコース例 | 1on1コミュニケーション強化コース/部下との定期面談レッスン(ライブレッスン)/新任管理職向けほめ方、叱り方コース |
| 無料トライアル | 14日間の全機能無料トライアル |
| 公式サイト | https://www.smartboarding.net/ |
etudes Plus(アルー株式会社)

アルー株式会社が提供するetudes Plusは、階層別・スキル別に100種以上の教材と約600本の演習コンテンツを備えています。教材は、大手企業1,493社・のべ8万人へのアルーの研修実績をもとに開発されています。
設計の軸になっているのが、各階層で求められる役割を「対ジブン」「対コト」「対ヒト」の3つに分けた階層別スキルマップです。このうち対ヒトの軸は、周囲との関わり方を階層ごとに切り分けて示すものです。心理的安全性を管理職個人のスキルとしてではなく、階層ごとに求められる対人関係の役割として設計に落としたい場合、考え方が重なります。
公式ページで公開されているのはスキルマップの全体像までで、個別のコース名や料金は掲載されていません。詳細は問い合わせて確認する形になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | アルー株式会社 |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額料金 | 要問合せ |
| セキュリティ | 要問合せ |
| コース数 | 階層別・スキル別教材100種以上/演習コンテンツ約600本 |
| 心理的安全性関連のコース例 | 要問合せ |
| 無料トライアル | 要問合せ |
| 公式サイト | https://etudes.jp/etudes-plus |
グロービス学び放題(株式会社グロービス)

ビジネススクールを運営するグロービスが提供する定額制の動画学習サービスです。コース数は4,800以上、カテゴリは16に分かれており、経営戦略や会計・財務からAI・テクノベートまで幅広く扱っています。日経平均銘柄78%、DX銘柄94%への導入が公表されています。
心理的安全性というテーマに近いのは「組織・マネジメント」「リーダーシップ」「思考・コミュニケーション」の3カテゴリです。チームがどう動くのか、リーダーが何を担うのかといった組織行動の枠組みを理論側から扱うため、概念の理解段階を厚くしたいときの選択肢になります。
月額は11,550円/IDから(6ヶ月)で、2週間の無料トライアルが用意されています。ただし、個別のコース一覧は公式サイト上で全件を確認できないため、目的の内容が含まれるかは事前に問い合わせて確認する形になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社グロービス |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 11,550円/ID〜(6ヶ月) |
| セキュリティ | 要問合せ |
| コース数 | 4,800コース以上・16カテゴリ |
| 心理的安全性関連のコース例 | 要問合せ |
| 無料トライアル | 2週間無料 |
| 公式サイト | https://gce.globis.co.jp/service/hodai/ |
心理的安全性の向上でeラーニングを活用するポイント
心理的安全性の学習は、全員に同じ内容を一斉配信するだけでは狙いどおりに進みません。立場によって求められる行動が違い、学ぶ順序にも意味があるためです。配り方と進み具合の追い方を設計しておくと、拠点や部署が分かれていても配信の形をそろえられます。
管理職とメンバーで受講内容を分ける
心理的安全性を高める場面で、管理職とメンバーに求められる行動は同じではありません。管理職は本音を話しやすい場をつくる側、メンバーは自己開示したり意見を出したりする側になります。同じ講座を全員に配ると、どちらの立場にも中途半端に届く結果になりがちです。
組織・ユーザー管理機能を使えば、組織や部署、職種の単位でコースを割り当てられます。心理的安全性の講座群も中堅向け・管理職向け・経営層向けの階層が設定されているため、この区分に沿って配信対象を分けられます。管理職には場づくりと関わり方の講座を厚めに、メンバーには概念の理解と自己開示を中心に届けるといった組み方ができます。
3段階の学習順序を学習パスにまとめる
概念の理解を飛ばして実践だけを配ると、発言量を増やすことが目的にすり替わりかねません。なぜ心理的安全性が必要なのかを共有し、現状を測ってから日々の行動に移るという順序自体が、学習の中身に含まれます。
学習パス機能では、複数のコースを1つにまとめて学ぶ順番を指定できます。「成果を上げるチームを作る心理的安全性の高め方研修」という5時間5分の学習パス(中堅/管理職/経営層向け)のように、概念の理解から場づくりまでを1本の流れとして配信する形です。受講者は次に何を学ぶかを迷わず進められ、管理側も学習の設計を毎回組み直す手間が減ります。
受講状況を部署単位で確認し、次の働きかけにつなげる
全社に配信しても、部署によって進み具合には差が出ます。とくに管理職の受講が止まっている部署では、場づくりの実践まで届きません。ただ、集合研修と違って各自のペースで進むぶん、状況は放っておくと見えないままになります。
レポート・分析機能では、受講状況やテスト結果を組織別に集計して確認できます。ドリルダウンで部署から個人まで掘り下げられ、CSVで書き出しての集計も可能です。確認して終わりにせず、進んでいない部署の責任者に個別に声をかける、期日前に自動リマインドを設定するといった動きにつなげると、配信が実際の受講につながります。なお、これは受講の進み具合を見るものであり、チームの心理的安全性そのものを測る作業とは別に考えてください。
eラーニング成功のコツは”導入設計”にあります
eラーニングの基本的な仕組みは理解できても、実際に成果につながる運用を継続することは簡単ではありません。多くの企業が「導入したが受講率が低い」「コンテンツ作成に時間がかかりすぎる」「効果測定ができない」という課題に直面しています。
これらの課題解決には、単なるシステム選定ではなく、学習文化の醸成から効果測定まで含めた包括的な導入戦略が不可欠です。成功企業では、5つのステップで段階的にeラーニングを組織に定着させ、継続的な学習環境を構築しています。
戦略的な視点からeラーニング活用を推進する、体系的な導入アプローチを学んでみませんか。
まとめ:言葉の共有ではなく、日々の行動が変わる設計へ
会議で質問が出ない、発言する人が固定している。心理的安全性という言葉が社内に広まっても、こうした状態が続くことは珍しくありません。言葉の意味を揃えるだけでは、日々のやりとりまでは届かないためです。
学習の組み立て方としては、概念の理解から始め、現状の把握と土台づくりを経て、日々の関わり方の実践へ進む流れが扱いやすくなります。概念を飛ばして実践だけを配ると、発言量を増やすことが目的にすり替わりかねません。順序を学習パスとして固定しておくと、この取り違えを避けやすくなります。
サービスの選び方は、心理的安全性を主題にした講座群で通しで学ぶ道と、1on1や面談といった日々の関わり方の実践、あるいは組織論・チーム論の理論側から組み立てる道に分かれます。どちらが優れているかではなく、自社が今つまずいている段階がどこかで決まります。
まずは、管理職とメンバーそれぞれに求められる行動を書き出してみてください。場をつくる側と意見を出す側で必要な学びは異なります。その違いが見えたところが、受講内容を分ける出発点になります。
eラーニング活用の課題解決に、今すぐ使える実践ツールを
eラーニング活用の重要性は分かっている。でも「具体的にどう運用するか」「結局どのeラーニングシステムが自社に合うのか」で多くの企業が迷い、思うような成果が出せずにいます。あなたの組織も同じ悩みを抱えていませんか?
そんな課題を解決するために、900社以上が導入し成果を上げている「実践的な研修ノウハウ」と「幅広いニーズに対応するeラーニングシステム」をまとめた資料を無料でご用意しました。
理論から実践へ着実にステップアップし、組織の成長を加速させたい方は、今すぐ以下資料をご活用ください。
よくある質問
Q. 心理的安全性とは、どのような状態を指しますか?
チームのなかで率直に意見を言い合える状態です。疑問や反対意見を口にしても、失敗を報告しても、責められたり評価が下がったりしないという見通しがメンバー間で共有されているかどうかが分かれ目になります。ただ、言葉の意味を知っただけでは職場のやりとりは変わりません。何を指し、なぜ組織の成果に関わるのかをチーム全員で揃えるところが出発点です。
Q. 職場の心理的安全性を高めるには、何から始めればよいですか?
言葉の意味をチームで揃えるところから入る進め方があります。管理職だけが理解している状態ではなく、全員が同じ認識を持てると、以降の取り組みも進めやすくなります。次に、自分たちのチームがいまどの状態にあるのかを測り、日々の関わり方へ落とし込んでいく順序です。たとえばAirCourseでは、概念の理解・現状の把握・具体的な行動という3つの切り口で学べるコースを用意しています。
Q. チームの心理的安全性は、どうすれば測れますか?
チェックシートやサーベイなど、メンバーへの質問を通じて状態を把握する方法があります。心理的安全性は目に見えないため、感覚だけの判断では打ち手を誤ります。測り方そのものを先に学んでから実施すると、結果の読み取りもぶれにくくなります。測定と、メンバー同士が互いを受け入れる土台づくりの2つをセットで進めると、その後の施策が機能しやすくなります。
Q. 心理的安全性が低い職場には、どのような兆候が出ますか?
率直に意見を言い合える状態の裏返しとして、いくつかの様子が見えてきます。会議で質問や指摘が出てこない、発言する人がいつも同じ、失敗やミスが早い段階で共有されないといった状態が続いているケースです。ただし、これらは他の要因でも起こります。兆候だけで決めつけず、現状を測ったうえで打ち手を考えると、判断を誤りにくくなります。
Q. 心理的安全性を高めると、ぬるい職場になりませんか?
心理的安全性を高めることと、仕事の基準を下げることは別の話です。率直に意見を言い合える状態には、耳の痛い指摘や反対意見を口に出せることも含まれます。ただ、「何でも言い合える職場」という理解だけで進めると、単に発言量を増やすだけの取り組みになりかねません。目的や求める水準を先に共有しておくと、この行き違いを避けやすくなります。








