Excel研修に強いeラーニング5選|基礎からVBA自動化まで学べるツールを比較

Excel研修では、受講者の習熟度に部署や世代で大きな幅があります。基礎操作から関数、VBAまで段階を踏んで整理しないと、研修の難易度が実情に合わなくなります。

DX推進の号令がかかっても、現場のExcelスキルが追いつかず施策が進まないケースも少なくありません。研修担当者にとって、学んだ内容が実務でどこまで使えているかを把握しにくい点も悩みどころです。

本記事では、Excelの習熟度に合わせた学習コース・カリキュラムの組み方、Excelに強い主要eラーニングシステムの比較、活用を定着させるポイントを整理しました。自社に合う講座設計とシステムを検討する材料として、ぜひ参考にしてください。

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今さら聞けないExcel(基礎操作)の一部を、無料でお試し視聴できます(限定公開)

Excel研修に適した学習コース・カリキュラム

Excel研修では、入社間もない社員から日常的に関数を使う社員、定型業務の効率化を担う社員まで、求められるスキルの幅が大きくなります。そのため、段階を踏んでコースを整理することが欠かせません。

ここでは、基礎操作、関数・データ集計の実践、VBAによる業務自動化という3段階でコースを分類しました。自社の受講者がどの段階に多いのかを思い浮かべながら、割り当てるコースを検討してみてください。

Excel基礎操作

入社や異動の直後で、Excelにまだ不慣れな社員を主な対象にしたグループです。セル操作や数式・関数といった基本用語の理解でつまずくと、その先の学習にも影響が出やすくなります。

「今さら聞けないExcel」シリーズ①〜④は、基本操作から集計・分析・データ管理までを順に学べる構成です。

コース名学習内容例
今さら聞けないExcel_①基礎操作【Microsoft 365対応】Excelの基本的なセル操作と数式・関数の基礎を学ぶ
今さら聞けないExcel_②データ集計【Microsoft 365対応】関数を使ったデータ集計の基本操作を学ぶ
今さら聞けないExcel_③データ分析【Microsoft 365対応】条件付き書式やグラフを使ったデータ分析の基本を学ぶ
今さら聞けないExcel_④データ管理【Microsoft 365対応】文字列関数や検索関数、入力規則、シートの保護などデータ管理に関わる操作を学ぶ

関数・データ集計の実践

基礎操作を身につけた社員が次に伸ばしたいのは、業務で頻出する関数やピボットテーブルを使った集計・分析の実践力です。

「一歩踏み込むExcel」シリーズは、データ処理・分析に役立つ関数の使い方から、ピボットテーブルの基本・応用操作までをカバーしています。

コース名学習内容例
一歩踏み込むExcel①データ処理に使える関数データ処理に役立つ関数の使い方を学ぶ
一歩踏み込むExcel②データ分析に使える関数データ分析に役立つ関数の使い方を学ぶ
一歩踏み込むExcel⑤ピボットテーブルの基本ピボットテーブルを使った集計の基本操作を学ぶ
一歩踏み込むExcel⑥ピボットテーブルの応用ピボットテーブルを使った応用的な集計・分析手法を学ぶ

VBAによる業務自動化

関数やピボットテーブルを使いこなせるようになった社員が次に直面するのは、定型作業をどう自動化するかという課題です。

「はじめてでも安心!Excelマクロ&VBA基礎」シリーズでは、マクロの記録・実行の仕組みからVBAの基本構造、条件分岐や繰り返し処理までを段階的に学べます。

コース名学習内容例
はじめてでも安心!Excelマクロ&VBA基礎①マクロのしくみマクロの記録・実行の仕組みを学ぶ
はじめてでも安心!Excelマクロ&VBA基礎②VBAのしくみVBAの基本的な仕組みと記述方法を学ぶ
はじめてでも安心!Excelマクロ&VBA基礎⑮条件による分岐VBAで条件分岐(2分岐・3分岐以上)を組む方法を学ぶ
はじめてでも安心!Excelマクロ&VBA基礎⑯繰り返し処理VBAで指定した回数や条件による繰り返し処理を組む方法を学ぶ

基礎操作からVBAまで、レベル別の講座がわかる

標準コースの体系図&コースリストでは、Excel基礎操作・関数とデータ集計・VBAによる業務自動化の講座の対象者と学習時間を確かめられます。社内のスキル調査の結果に合わせて、誰にどのレベルを受けてもらうかを決めるときに使えます。

関数が苦手な人と、VBAに進む人を分けて配るために

【無料】体系図&コースリストをダウンロードする

Excelに強い主要eラーニングシステム5社を比較

Excelに強いeラーニングシステムを選ぶ際は、基礎操作から関数、VBAまでを標準コースでどこまでカバーしているかが、最初の判断材料になります。あわせて、全社向けの汎用型か、IT部門の育成に特化した型かでも各社の守備範囲は変わります。ここでは、Excel・Office領域の研修コースが公式に確認できる5社を比較します。

サービス料金(月額目安)特徴
AirCourse200円/名〜基礎操作からVBAによる自動化まで段階的なコース展開
KnowledgeC@fe150円/ID〜(スポット利用時)ビジネスエクセル基本編・実践編など具体的なExcel専用コース
SEプラス28,000円〜(規模別定額)IT分野15分野の中にOfficeスキル領域を含む
etudes Plus要問合せ(定額制受け放題)ベーシック編・アドバンス編・データ分析セットなど体系的なExcelコース
Schoo for Business要問合せ月次更新の実践講座「今月のExcelテクニック」を含む

料金・機能は変更される場合があるため、最新情報は各社公式サイトでの確認が必要です。

AirCourse

AirCourseはKIYOラーニング株式会社が提供するクラウド型LMSです。コンテンツプラスプランでは、1,300コース以上・8,000本以上の動画研修が受け放題となっており、ビジネスマナーやコンプライアンス、ITスキル、管理職育成などテーマは多岐にわたります。

→ AirCourseの資料3点セット(機能紹介・コースリスト・導入事例)をダウンロードする

基礎・関数・VBAの区切り方と、部署をまたいだ全社への広げ方の相談に

Excel領域では、セル操作や数式・関数を扱う基礎コースから、関数やピボットテーブルを使った集計・分析の実践コース、マクロ・VBAによる業務自動化を学ぶコースまでが揃っています。受講者の習熟度に合わせて、段階を踏んだ学習を組み立てやすい構成です。

組織階層・グループ単位での学習管理に対応するほか、ISO 27001の取得やSAML・パラメータ認証によるSSOにも対応しており、Excel研修を部署をまたいで全社に展開したい企業でも運用しやすい体制が整っています。

項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
初期費用0円
月額料金200円/名〜(年間契約・1,000名利用時、コンテンツプラスプラン最安条件)
セキュリティISO 27001
コース数1,300コース以上・8,000本以上の動画研修(コンテンツプラスプラン)
Excel関連のコース例今さら聞けないExcel_①基礎操作【Microsoft 365対応】/はじめてでも安心!Excelマクロ&VBA基礎①マクロのしくみ
無料トライアル30日間の無料お試し(標準コース一部視聴)/期限なしのフリープラン(アップロード容量2GB上限等の制限あり)
公式サイトhttps://aircourse.com/

社員のレベル別に、Excel研修の受講グループが決まる

Excel研修は受講者の出発点がそろわないため、基礎・関数・VBAと区切り、必要な人に必要な範囲だけ配ります。

資料3点セットでは、レベル別のコース・配信範囲を絞る機能・他社の活用例を、まとめて確かめられます。

標準コース 体系図&コースリスト:基礎操作・関数・VBAの講座を、学習時間で比べられる
機能紹介資料:習熟度別のグループ配信と部署ごとの集計を、自社の運用に当てはめる
導入・活用事例集:導入企業の課題と効果から、ITスキル研修の進め方を考えられる

部署をまたいだExcel研修を、来期の計画に入れるために

AirCourse資料3点セットを無料でダウンロードする

KnowledgeC@fe

株式会社富士通ラーニングメディアが提供するクラウド型LMSが、KnowledgeC@feです。導入実績は1,950社・113万ユーザーにのぼり、FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure上で運用されています。集合研修の申込・出欠管理やeラーニング配信、ライブ配信研修、内製コンテンツの作成までを1つのシステムでまかなえます。ISMAPクラウドサービスリストにも登録されており、大手企業や公共セクターで求められるセキュリティ水準にも対応しています。

Excel領域では「ビジネスエクセル基本編・実践編」や「よくわかるExcel 2021 応用」など、具体的なコース名が公式に確認できます。基本操作から実践レベルまでを個別のコースとして体系的に整理している点が特徴です。Excel研修を集合研修や内製教材と組み合わせて運営したい企業に向いています。

項目内容
運営会社株式会社富士通ラーニングメディア
初期費用160,000円(税抜)
月額料金150円/ID〜(税抜・スポット利用時)/年間契約は要問合せ
セキュリティISMS/ISMAPクラウドサービスリスト登録
コース数2,900以上のプログラム
Excel関連のコース例ビジネスエクセル基本編(前半・後半)/ビジネスエクセル実践編/よくわかるExcel 2021 応用(詳細は要問合せ)
無料トライアルあり(要問合せ)
公式サイトhttps://www.knowledgewing.com/kcc/cafe/

SEプラス

IT・エンジニア特化型の研修サービスとして展開されているのがSEプラスで、運営は株式会社SEプラス(翔泳社グループ)です。SEカレッジは500社以上・35,000人以上の会員に利用されており、IT分野を15分野にわたってカバーしています。半期ごとにコースが更新され、年間約500コースが提供されているため、最新の内容で学び続けやすい環境が整っています。一方で、ビジネスマナーなど全社向けの汎用テーマは扱っておらず、対象は主にIT部門やエンジニア職の育成に絞られます。

この15分野には「Officeスキル」領域も含まれ、Excelを含む基礎的なITリテラシーをIT資格対策と組み合わせて学べる点が特徴です。全社のExcelスキル底上げというより、IT人材育成の一環としてOfficeスキルを学ばせたい場合に候補となるサービスです。

項目内容
運営会社株式会社SEプラス(翔泳社グループ)
初期費用入会金50,000円(税抜・SEカレッジ)
月額料金規模別定額(1〜24名:講座28,000円/動画35,000円/セット55,000円〜、税抜・最低契約12ヶ月)
セキュリティ要問合せ
コース数年間約500コース(月間約80講座・約60動画)。半期ごと更新
Excel関連のコース例IT分野カバー(15分野)に「Officeスキル」領域を含む(個別コース名は要問合せ)
無料トライアルあり(デモアカウント・Web説明会)
公式サイトhttps://www.seplus.jp/dokushuzemi/

etudes Plus

アルー株式会社が提供するetudes Plusは、大手企業1,493社への研修実績をもとに開発されており、階層別・スキル別の教材100種以上と演習コンテンツ約600本をそろえています。延べ8万人の受講実績があり、教材は「対ジブン」「対コト」「対ヒト」という3つの軸で体系化されています。Excelスキルもその中に位置づけられる構成です。

Excel領域では、基礎を扱う「Microsoft Excelベーシック編」と、IF関数やVLOOKUP関数などを扱う「Microsoft Excelアドバンス編」が用意されています。さらに、6コースで構成される「データ分析セット」まで、具体的なコースが揃っています。コース診断機能で個人に必要な教材を提案する仕組みのため、受講者ごとのレベルの見極めから始めたい企業に向いています。

項目内容
運営会社アルー株式会社
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ(定額制受け放題)
セキュリティ要問合せ
コース数階層別・スキル別教材100種以上/演習コンテンツ約600本
Excel関連のコース例Microsoft Excelベーシック編/Microsoft Excelアドバンス編/データ分析セット
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://etudes.jp/etudes-plus

Schoo for Business

法人向けオンライン研修サービスのSchoo for Businessを手がけるのは、株式会社Schooです。9,000本以上の動画コンテンツを21カテゴリで展開し、年間約600本ペースで更新しています。IT・マーケティング業種を中心に、約600社超への導入実績があります。

Excel関連では、田中亨氏が講師を務める「今月のExcelテクニック」という月次更新の実践講座が用意されています。生放送での受講に加えて見逃し配信も選べるため、業務の合間でも参加しやすい仕組みです。ただし、Excel関連コースの網羅性は公式情報だけでは判断しづらいため、基礎からVBAまでの体系的な研修を想定する場合は、事前にコース内容を確かめておくと安心です。

項目内容
運営会社株式会社Schoo
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
セキュリティ要問合せ
コース数9,000本以上の動画コンテンツ(21カテゴリ・年間約600本更新)
Excel関連のコース例今月のExcelテクニック(田中亨先生)(網羅性は要問合せ)
無料トライアル要問合せ
公式サイトhttps://schoo.jp/biz

Excel研修でeラーニングを活用するポイント

Excelのeラーニングは、コースを配信するだけでは学習の定着につながりにくく、運用面での工夫が欠かせません。基礎操作から関数、VBAまでを段階的に整理したコース構成を生かしながら、受講状況を可視化し、部署・職種に応じて配信範囲を絞ることが活用のポイントです。

習熟度別にコースを段階的に配信する

全員に同じコースを一律配信すると、内容が簡単すぎる社員と、難しすぎてついていけない社員が同時に生まれます。基礎操作、関数・データ集計の実践、VBAによる業務自動化という段階に沿ってコースを分け、対象者を絞って配信すると、学習内容と実務レベルのずれを抑えやすくなります。

入社・異動直後の社員には基礎操作のコースを、日常的に関数を使う社員には実践コースを、定型業務の効率化を担う社員にはVBAのコースを、というように配信対象を分けて設計することも検討できます。学習パスの機能を使えば、対象者ごとに必要なコースをまとめて配布しやすくなります。

受講状況・テスト結果でスキル定着を可視化する

コースを配信しただけでは、学んだ内容が実務でどこまで使えているかを把握しにくいという課題が残ります。受講状況やテスト結果を組織別・部署別に集計できる機能を使うと、どの部署でどの段階のコースが完了しているか、関数やVBAの理解度がテストでどう伸びているかを確認しやすくなります。

進捗が滞っている部署や個人には、自動リマインドの機能で受講を促すことも可能です。可視化した結果は、次にどのコースを配信するかを検討する材料としても活用できます。

部署・職種ごとに必要な範囲へ絞って配信する

経理部門であれば関数を使った集計業務、総務部門であれば資料作成での基本操作というように、部署や職種によって求められるExcelスキルの範囲は異なります。全社員に同じ内容を配信すると、業務に直結しない学習に時間を割かせてしまう場合があります。

部署や職種ごとにグループを分け、必要なコースだけを配信する設計にすると、学習時間の負担を抑えながら、実務に近い内容を学んでもらいやすくなります。配信範囲を絞れば受講の目的も伝わりやすくなり、部署ごとの受講状況を比較する際の精度も上がります。

まとめ:習熟度の幅を前提にコースを組み立てる

Excel研修が難しいのは、操作を教える科目だからではなく、受講者ごとの出発点がそろわないからです。関数もマクロもほとんど扱わない人と、日常的に使いこなしている人が同じ研修を受ければ、どちらかにとって時間の無駄になります。

段階的なコース設計は、この差を前提に組んだものです。基礎操作から関数、データ分析、マクロ・VBAまでを一続きにせず、レベルごとに区切って必要な人が必要な範囲だけ学べるようにする発想が土台にあります。システムを比較する際も、価格や機能の一覧だけでなく、この習熟度の幅にどう対応できるかという視点で見るとわかりやすくなります。

DX推進の号令だけが先行し、現場のスキルが追いつかないという状態は、コースの粒度を整えることである程度防げます。受講状況の可視化や配信範囲の絞り込みも踏まえながら、まずは自社の受講者がどのレベルに分布しているかを把握するところから、研修設計を見直してみてください。

Excelの基礎講座を、無料でお試し視聴する

アカウントを作成すると、今さら聞けないExcel(基礎操作)の一部を動画で視聴できます(限定公開)。基礎のグループに受けてもらう教材として、説明の速さや細かさが合うかを確かめられます。作成後、お試し視聴のご案内をメールでお送りします。

今さら聞けないExcel(基礎操作)の一部を、限定ページから再生できる
社内のExcel手順書から、オリジナルの教材を作れる(容量2GBまで)
メールアドレスとパスワードだけで作成できる(Googleなどのアカウントでも可)

Excelが苦手な社員にも合う講座か、先に見ておく

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よくある質問

Q. Excelのeラーニング研修は無料で受けられますか?

AirCourseには無料の標準コースを視聴できるフリープランがあり、18コースまで受講できます。標準コースすべてが無料になるわけではなく、本格的な学習には有料プランへの申込みが必要です。料金は初期費用0円、月額200円/名〜(年間契約・1,000名利用時)から利用できます。

Q. Excelはオンラインで学習(eラーニングで受講)できますか?

Excelはオンライン形式のeラーニングで学習できます。AirCourseはクラウド型LMSのため、パソコンとブラウザがあれば時間や場所を選ばず受講可能です。標準コースの「ITスキル」テーマにはOffice操作やデータ分析、プログラミング基礎などが含まれ、Excelの学習にも役立てられます。

Q. Word研修もExcelと同様にeラーニングで学べますか?

Word研修もExcelと同様に、AirCourseの標準コースで学べます。公式のよくある質問でも「Word・Excelの使い方に関するコース」が案内されており、両ソフトを対象にした学習コースが用意されています。Excelと同じく、標準コースの受講にはコンテンツプラスプランへの申込みが必要です。

Q. Excel研修(eラーニング)を受講した人の感想・評判はどうですか?

Excel研修をeラーニング形式で受講する場合、動画教材を繰り返し視聴できることや、自分のペースで学習を進められることが特徴です。受講者の感想は個人の環境や目的によって異なるため、一律の評判としてまとめるのは難しいのが実情です。具体的な評価は、各コースのレビュー欄で確認できます。

Q. Excel研修(eラーニング)を選ぶ際に比較すべきポイントは何ですか?

Excel研修のeラーニングを選ぶ際は、対応しているレベルの幅(基礎操作から関数・VBAまで)、料金体系(初期費用や月額料金の設定)、サポート体制の有無などを確認しておくと選びやすくなります。コース数や教材の更新頻度も、長期的な活用のしやすさに関わるポイントです。自社の受講者層や学習目的に合わせて、必要な範囲を確認してください。