本コースでは、内部統制が日々の業務で実際に回っているかを検証する「運用状況評価(TOE)」の進め方を解説します。リスクに応じたサンプリングの考え方、抽出・テスト手順といった、実務での運用ポイントを身につけます。代表的な運用の不備を理解するとともに、発見された不備の原因特定から是正対応、再テストまでの改善プロセスを整理し、現場で継続的に統制強化できる力を養います。
・内部統制の基本を知り、業務の質や信頼性を高めたい方 ・組織の不正防止やリスクマネジメントに興味がある方 ・チームの一員・業務を取りまとめる立場として、適切なプロセス管理を身につけたい方
・運用状況評価(TOE)とは何か理解する ・サンプリングテストの手順や抽出方法を理解する ・現場で起きやすい運用状況の不備と、改善までの流れを理解する
▼略歴▼熊本県出身、上智大学経済学部卒業大原簿記学校講師、青山監査法人(当時)勤務を経て、1998年KPMGニューヨーク事務所に入社。2002年以降、KPMG東京事務所(現あずさ監査法人)にて外資系企業の法定監査、デューデリジェンス、SOX法対応支援業務を担当する。2004年に独立。現在は、経営コンサルタントとして、内部監査、内部統制の構築支援、リスク管理支援、その他会計アドバイザリー業務に携わるとともに、各種実務セミナー講師も務める。上場及び非上場会社の内部統制や内部監査の構築に100社以上関与してきた実績を有する。
▼主著▼「フローチャート式ですぐに使える 内部統制の入門と実践(第2版)」(中央経済社)「内部統制の評価・活用ノウハウ ムリ・ムダ・ムラをなくしてIFRSs、ERMへ展開」(中央経済社)