AirCourse機能アップデートのお知らせ (2021年8月11日)

おしらせ

2021年8月11日に実施いたしましたAirCourseのリリースにつきまして、詳細は以下の通りです。

シングルサインオンにSAML認証方式を追加

このたび、従来のパラメータ認証(旧フォーム認証)に加えて、SAML認証によるシングルサインオンが可能となりました。

本アップデートによりSAML認証対応している企業の各ユーザーはシングルサインオンでAirCourseにログインすることができるようになります。

近年、大企業を中心にさまざまなクラウドサービスの導入が進んでおり、その結果、ユーザーは「システムごとにユーザーIDやパスワードを管理しなければらない」という状況になっています。パスワードの使いまわしや簡易的なパスワードを設定するなど、セキュリティリスクが高い状況に陥るケースが多く発生していることから、これらを解決すべく、シングルサインオンを導入する企業が増えています。

AirCourseでは、ユーザー数の多い企業様より要望が多かった、SAML認証方式に対応することでユーザーの利便性が向上することはもちろん、企業の管理者もセキュリティ強化と管理工数の削減を実現できます。

シングルサインオンとは

シングルサインオン(SSO:Single Sign On)とは、⼀度のユーザ認証処理によって、複数のシステムを利⽤可能にする仕組みです。シングルサインオンを利⽤すると、AirCourseとは別のシステムでユーザー認証をすることで、AirCourseのサービスが利⽤可能になります。本アップデートによりAirCourseでは従来のパラメータ認証(旧フォーム認証)だけでなく、SAML認証によるシングルサインオンにも対応できるようになりました。



<SAML認証によるシングルサインオンを導入するメリット>

SAML認証によるシングルサインオンを導入するメリットは大きく3つあります。


1. ユーザーの利便性向上

社内で複数のクラウドサービスを導入している場合であっても、1回の認証操作でそれぞれのサービスにログインすることができます。それにより複数のユーザーIDやパスワードを管理したり、パスワードを失念して再発行したりといった手間が削減できます。


2. セキュリティの強化

1人のユーザーが複数のサービスでそれぞれ異なるユーザーID/パスワードを持っている場合には、「パスワードの使い回し」や「推測されやすい簡易的なパスワード設定」などセキュリティリスクがある状況に陥りやすいです。 シングルサインオンを導入することで、安全性の高い強度なパスワードを1つだけ設定して管理できるようになるため、企業としてのセキュリティ強化につながります。


3. システム管理者の工数削減

SAML認証に対応しているクラウドサービスであれば、ユーザーを一括管理することが可能になります。 サービスごとにユーザー情報やパスワードを管理する必要がなくなり、システム管理者の工数を削減できます。

SAML認証によるシングルサインオンとは

SAML規格を使⽤したシングルサインオン⽅式です。IDプロバイダ(IdP)で認証を⾏うことで、AirCourseが利⽤可能になります。

AirCourseはSAML2.0に対応しており、SAML2.0に対応したIdPとシングルサインオン可能ですが、第一弾として動作確認済みのIdPは「Azure Active Directory」「OneLogin」「Okta」の3種類です。

その他のプロバイダについても今後、動作確認を行いサポート範囲を拡大していく予定です。


<AirCourse上のSAML認証_設定画面イメージ>


レポート機能に学習状況一覧を追加

追加されたレポート機能の詳細は以下となります。

アップデートに伴い、レポート>学習履歴から学習状況の一覧を取得できるようになりました。

これまで学習進捗を確認する方法としては、各ユーザの学習進捗は「ユーザ進捗レポート」で、各コースの学習進捗は「コース進捗レポート」で確認いただけました。

アップデートに伴い、AirCourseに登録されているユーザ、かつ割り当てられたコースのすべての学習状況の一覧をレポートで取得することが可能となります。