コンテンツライブラリ機能とは、ユーザ自身が自由に標準コースや標準学習パスを選択し、受講できる機能です。
従来AirCourseでは、ユーザが標準コースや標準学習パス(以下「コンテンツ」)を受講するためには、管理者があらかじめユーザにコンテンツを割り当てする必要がありました。
コンテンツライブラリ機能を使うと、管理者がコンテンツを割当しなくてもユーザが自由にコンテンツを選んで受講できるようになります。これにより、管理者によるコンテンツ割当の手間が省けるので、ユーザが自発的にコンテンツを選んで受講する運用をする場合に便利です。
なお、コンテンツライブラリ機能と、従来の管理者によるコンテンツ毎の割当機能は合わせて利用することが可能です。
コンテンツライブラリ機能を利用するには、以下の手順で全体管理者がコンテンツライブラリ機能を有効にする設定をおこなう必要があります。
なお、コンテンツライブラリ機能を有効にすると、ユーザはすべての標準コース、標準学習パスを自由に選択して受講できるようになりますのでご注意ください。
AirCourseにログインし、「管理ホーム」に切り替えます。
設定>基本情報をクリックします。
アカウントの基本設定画面が表示されます。
図:基本設定画面
基本設定画面の「受講モード設定」>「標準ライブラリを使用する」にチェックを入れ、設定を有効にします。
図:「標準ライブラリを使用する」にチェックをした状態
「標準ライブラリを使用する」にチェックを入れ、「保存」ボタンをクリックすると「保存の確認」が表示されます。
内容を確認し、有効にして問題なければ、「保存」をクリックください。
設定が保存され、ライブラリが使用可能になります。
コンテンツライブラリの設定を行うことでコンテンツライブラリ機能が有効になり、ユーザはAirCourseの受講モードでライブラリから自由にコンテンツを受講できるようになります。
設定完了後、受講モードではサイドメニューに「ライブラリ」が表示されます。このライブラリから、ユーザは好きなコンテンツを受講できます。
受講方法の詳細は、「コンテンツライブラリ機能(受講者用)ガイド」をご覧ください。
コンテンツライブラリ機能が無効の場合、受講モードのサイドメニューには「標準コンテンツ一覧」と表記されます。この場合は、ユーザは標準ライブラリは使用できず、コンテンツを受講することはできません。
図:「標準ライブラリを使用する」が無効の状態
コース名をクリックするとコースの詳細ページに切り替わります。
「受講する」ボタンが表示されていないため、コースを受講することはできません。
コンテンツに受講期間が設定されており、期限開始前もしくは期限切れの場合は、ライブラリからコンテンツを受講することはできません。
図:受講期限が設定されている標準コース
コースの詳細画面、「コース設定」で受講期間が設定されたコースを「ライブラリ」で検索してみます。
コース名を入力しても該当のコースは表示されません。
ユーザがライブラリ機能を利用してコースを受講した場合、管理者は以下の方法で確認することができます。
管理ホーム>ユーザ管理>ユーザ>ユーザ名をクリックします。
ユーザの詳細画面に切り替わります。
「eラーニング」タブ>「標準コース」をクリックし、受講中の標準コースのみ表示させます。
コンテンツライブラリ機能を利用して受講しているコースは「割当」欄で「ライブラリから受講」と表示されます。
※受講開始しているため、受講ステータスは「学習中」となります。
図:割り当てが「ライブラリから受講」の状態
ユーザがライブラリ機能を利用してコースを受講開始した後で、管理者がそのコースの割当を従来型のコンテンツ割当に切り替えることも可能です。例えば、ユーザが受講開始した後で、管理者がそのコースの受講を必須にしたり、期限を設定したい場合などにこの機能が利用できます。
割り当てが「ライブラリから受講」となっている標準コースをクリックします。
コースの詳細画面に切り替わります。
「受講者」タブをクリックし、受講者一覧を表示します。
「権限」と「受講オプション」の項目は変更可能な状態になっています。 ※ログインしているアカウントの権限、受講オプションは変更不可。
「権限」の「参照」をクリックすると受講オプションの設定画面が表示されます。
「アクセス権限」を「参照」から「管理」に変更し、「権限・受講オプションを更新する」をクリックすることで、設定が更新されます。
「権限」、もしくは「受講オプション」の「受講期間」、「必須設定」を変更したことで、割り当て状態が「ライブラリから受講」から「コース(ユーザ)」に変更されています。
なお、割り当て状態が変更されていても、ユーザは受講可能です。
コンテンツライブラリ機能を利用している場合でも、管理者がユーザに対して標準コース・標準学習パスの割り当てをおこなうことは可能です。
【ユーザの割当て状態が「ライブラリから受講」のままとなる場合】
ユーザがコンテンツライブラリ機能を利用し、自らコースを受講したのち、管理者が組織・グループに対して必須設定等の受講オプションを設定して当該コースの割り当てをおこなった場合。
※管理者が実施した必須設定等のオプション設定はキャンセルされ、受講者側では受講オプションが無い状態となります。
【ユーザの割当て状態が「コース(ユーザ)」になる場合】
ユーザがコンテンツライブラリ機能を利用し、自ら当該コース開を始した後で、管理者が該当コースをユーザ単位で割り当て(必須設定等のオプション設定を含む)をした場合、必須設定等のオプションは有効となります。