DX教育を推進。学びの体制構築にAirCourseを活用

レカム株式会社
活用事例






人財育成部
山本 哲也 氏














  • DXに必要な思考法やデータ活用を学び、業務改善と実務反映を目指す
  • 受講状況の可視化で、部門長との情報共有をシームレスに実現
  • 録画した階層別研修をオリジナルコンテンツとしてAirCourseで配信

御社の事業内容を教えてください。

当社は創業30年を迎え、国内事業として複合機やビジネスフォン、セキュリティ機器の販売や保守サービスを提供してきました。その後、BPO事業を開始し、中国やミャンマーにセンターを設立しています。

現在、中国の店頭株式市場である「新三板」に上場し海外展開を進めています。海外事業本部をマレーシアに設け、ASEAN地域の大企業向けにカーボンニュートラルや電力コスト削減を支援するLED照明や空調設備の提供により、売上比率も海外が高まっており、海外拠点での人材教育の必要性が増してきているといった状況です。

私たちの人財育成部では、全国各拠点の現場に赴いての営業支援や営業同行、リモート研修、各種研修の企画・実施などを行っています。


AirCourse導入前の課題感について教えてください。

eラーニングはすでに導入していましたが2つの課題を持っていました。

1つ目は、コンテンツ数が少なかったこと、2つ目は実務的な内容が少なかった点です。

利用頻度が高いユーザーは1年も使っていると見終えてしまい、今後の利用拡大が難しい状況でした。


AirCourseを選定いただいたポイントは何でしたか?

AirCourseはコンテンツ数が非常に充実しており、「誰でも学びたいものをすぐに探せる」という点が一番の魅力でした。DX教育、営業研修、コンプライアンス等の幅が広く、コンテンツ数でみた場合のコストパフォーマンスも良いと感じた点もポイントです。

最終判断として、複数社のツールを試験導入しアンケートを従業員に取ったところ、AirCourseの使い勝手、コンテンツの量、質が最も好評だったのが決め手になりました。

■DX教育に注力する背景とAirCourseの活用方法を教えてください。

当社はDX・AIを重要キーワードとして捉えており、DXソリューションに関する部署の立ち上げ、AI活用による営業活動を進めており、先端技術活用に取り組んでいます。

DXやAIを利活用していくためには、社として人材育成を支援するための研修・OJT・改善のサイクルを回していく必要があり、その点でAirCourseを活用していくという考えを持っています。

2024年10月からAirCourseを使った「DX教育(月2単元の必須受講)」を開始しました。

コース内容としては、データの分析、活用などDXに必要な思考法の単元を実施しています。全員が共通認識を持つことで足元の業務改善の効果、実務への反映などにつなげていければと考えています。


DX組織・人材編①:DXの基礎とデータ活用のステップ

https://aircourse.com/elearning/coursedetail/5161/



AirCourse導入後に得られた効果があれば教えてください。

3点の施策を組み合わせた人材育成体制強化に役立てています。

1、社内での情報発信、共有を強化

社内掲示板を活用し月に2回ほど「今月はこのコンテンツを視聴してください」といったメッセージの発信。部門長ミーティングでは各部門の学習状況を部門長に共有して、

自部門との差や他部門のよい取組みの状況を共有して活性化を図っています。

2、階層別オンライン研修(毎月)の実施

学習内容・期限などをアナウンスして、参加者が自分事として捉えていただける環境作りをしています。部門長ミーティングでの情報共有と連動することで人材育成環境の強化につなげています。また、階層別研修は録画してオリジナルコンテンツ化もしています。AirCourseにアップロードすることで振り返りに使えたり、別の方の人材育成に活用するなどしています。

3、データをもとにした現状把握と対策

個人、部門での受講状況やアンケート結果を使い状況に応じた運用をしています。

以前、3か月で約10時間分の動画を受講するという運用を決め実施したことがありましたが、その際は「業務の合間での時間確保が難しい」という点から受講率が伸び悩みました。対策として、1か月あたり1時間未満のコンテンツに抑えた研修プランを割り当てていく。という運用に切り替えることで受講しやすい環境になり、受講率が大幅に改善されました。

このような取り組みを通じて、人材育成・学習状況に対する関心も高まってきており、部署内での声かけフォローなど活性化してきています。


今後の展開・展望を教えてください。

職種ごとに必要なスキルを明確に定義し、それに応じた学習コンテンツを整備することで、学習の「仕組み」を確立したいと考えています。すでに新卒の内定者研修に一部組み込むなど組織構造を強化する取組みを始めています。

このような仕組み化によって、実務に直結するスキルを学ぶ動機付けが強化され、受講者がより積極的に学習に取り組む循環を生み出せると期待しています。

AirCourseはどのような企業に向いていると思われますか?

幅広いコンテンツが大量に揃っているという点と、操作や運用管理が容易で人材育成の環境が作れるシステムなので、人材育成に困っている多くの企業が当てはまると思います。

とくに当社のような商社や複数の事業、拠点がある組織は人員構成もさまざまですので、特定の研修よりも幅広く網羅した方が効果的に活用できると思います。

「研修・教育」を内製化で頑張ってやっている企業も多くあると思いますが、eラーニングツールを組み合わせて学びの環境構築ができている会社はそう多くはないと思います。

社員の視点でいうと「いつでも好きな時間に学習できる」「研修録画で欠席しても参加」できる。研修を実施する部門でいうと「受講者の状況がわかる」「フォローアップしやすい」といったことで人材育成がより加速していけるのでお勧めです。