「作業時間の短縮+アウトプットの質向上」を実現!
“なくてはならない存在”に

株式会社 MS-Japan
AIナレッジ活用事例






メディア事業本部 執行役員 マネジーDivマネージャー
有山 智規 氏












  • メール文面作成や記事コンテンツ作成時のアイデア出し等に活用
  • 2~3割程の省力化につながり、成果物のクオリティも向上
  • 他部署からの関心も集まり、全社的な業務効率向上の兆し

御社の事業・サービス内容、ご担当者様の業務内容を教えてください

株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン)は、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」をメイン事業とし、様々なサービスを運営しています。主に経理・人事・総務・法務などの管理部門、および弁護士・公認会計士・税理士など士業に関わる方々に特化している点が特徴です。

また、メディア事業として「Manegy」も展開しています。具体的には、先に挙げた管理部門や士業の方々に対して、業務上で有用な専門情報を提供・共有するためのプラットフォームです。私が所属する部署はこちらのメディア事業を担っています。

AIナレッジの利用に至った背景やきっかけをお聞かせください。

当部署は、少数精鋭で限られたリソースの中で運営をしているため、いかに無駄な作業を減らして業務効率を高めていくかを日々考えながら事業を運営しております。その中で、もともと社内で何人かのメンバーがChatGPTを使ってはいたのですが、昨今「生成AI」というワードをよく目にするようになり、業務効率化につながるのでは、という話から、当社でも「生成AI」を活用してみようとなったのがきっかけになります。

様々なAIツールを比較・検討するなか、いくつかの信頼できそうなサービスのうち「入力情報が流用されない」「作成したプロンプトをテンプレートのように社内共有できる」という条件を満たしていた『AIナレッジ』を選びました。


具体的な活用シーンをお教えください

現状としては、「セミナー企画の際のネタだし」「メール文面作成のような一般業務」「記事コンテンツのタイトルや構成案のアイデア出し」といった活用がメインです。

特に記事のタイトルは、自らの考えだけではマンネリ化しやすいですが、AIナレッジを活用すると新たな切り口のアイデアやコピーが提案されるため、重宝しています。記事の構成を考える際にも、AIナレッジに見出し案をいくつか考えてもらうことで作業時間を短縮できていますね。


部署内での活用はどのように促進されましたか。

まずは数名のメンバーにしっかりと活用してもらうことに注力しました。その上で好事例や用いたプロンプトを共有し、他メンバーの利用を促しました。初めて利用するメンバーであっても、共有されたプロンプトをもとにできるため、活用を促しやすいのは良いですね。

使用して得られた成果をお教えください

一言でいえば、「作業時間の短縮」と「アウトプットの質向上」をどちらも実現できました。定量的に示すのは難しいですが、記事を作るための労力を2〜3割くらい圧縮でき、成果物のクオリティも高まったと評価しています。

始めは意識的に活用するようメンバーに指示をしていましたが、利用を重ねることで便利さを実感できると使用頻度が自然と高まっていき、今では「ないと困る存在」「あって当たり前の存在」になりつつあります。

■今後の活用に関する展望についてお聞かせください。

部署としては、AIナレッジを活用して、よりクリエイティブな仕事をより効率的に行うことを目指したいですね。メンバーに普及させるまでのハードルは越えたため、今後は各メンバーの更なる工夫を通じて、部署全体での有効活用を促していきます。

また、我々の部門の実績を聞きつけた他部署でも、AIナレッジを活用した業務効率化への関心が高まっており、現在テスト運用を行っている段階です。作業の効率化を中心に少しずつ成果が出ているようなので、全社的な業務効率アップも期待できると考えています。