■御社の事業内容を教えてください。
当社は、ダスキンのフランチャイズ加盟店として、生活環境をより快適にするための多様なサービスを展開しています。主力事業である清掃用品のレンタルでは、モップやマットなどを定期的にお届けし、個人から法人まで幅広いお客様の清潔な環境づくりを支えています。また、専門スタッフによるハウスクリーニングでは、エアコンやキッチン、浴室といった住まいの各所をプロの技術で徹底的に清掃。さらに、掃除や洗濯など日常の家事をサポートする家事代行サービスも提供しており、忙しいご家庭や高齢者の方々を中心にご好評をいただいています。加えて、シロアリやゴキブリなどの害虫駆除にも対応しており、住宅や施設の衛生と安全を守る取り組みを進めています。法人向けには、空気清浄機や消毒液スタンドのレンタルなど、職場や店舗の衛生管理を支援するサービスも展開中です。地域に根ざしたサービス提供を大切にしながら、より多くのお客様に価値を届けられるよう、全国規模での事業展開にも積極的に取り組んでいます。
■AirCourse導入前の課題感について教えてください。
教育体制にいくつかの課題がありました。まず、階層別研修をより充実させる必要がありました。管理職に昇進した社員が「管理職とは何をする役割なのか」を体系的に学ぶ機会が少なく、役割や責任を十分に理解しないまま現場での経験に頼る形となり、リーダーシップの発揮やチーム運営に課題が生じていました。
また、中途採用者向けの教育体制もさらなる工夫が求められていました。中途採用者は入社時期がバラバラのため、集合研修ではなく現場でのOJTが中心となっていましたが、教育内容にばらつきが生じ、現場社員の負担が増えることも課題として挙げられました。
コンプライアンス研修の実施方法についても改善の余地がありました。全国に支店が点在しているため、集合研修を行うことが難しいなか、ハラスメント防止や個人情報保護といった法的に義務付けられている研修を、どのように全社員に効率的に実施するかが課題となっていました。
■AirCourseを選定いただいたポイントは何でしたか?
AirCourseを選定する際、当社が特に重視したのは以下の2点でした。
1. オリジナルコンテンツ作成機能
当社特有の業務内容や専門知識を反映したオリジナルコースを作成できる柔軟性が、選定の最大のポイントでした。清掃技術やサービス提供の流れ、現場での注意点など、独自の研修コンテンツを必要としており、これを簡単に作成・共有できる仕組みが求められていました。今では現場での清掃作業やサービス提供の具体的な流れを動画にし、字幕やBGMを加えることで、社員が視聴しやすい形に仕上げています。
2. 幅広いテーマの研修コンテンツコンテンツ
AirCourseには、コンプライアンス研修やリーダーシップ、コーチング、チームビルディングなど、幅広いテーマの研修コンテンツがあらかじめ用意されています。当社では、これらのコンテンツを活用することで、導入後すぐに研修を開始することができました。特に、ハラスメント防止や情報セキュリティといった法的に義務付けられている内容を迅速かつ効率的に実施できることは、当社の抱えていた課題解決に直結しました。
▼AirCourseでは自社オリジナルコースを自由度高く作成可能、必要な素材を好きなように組み合わることができます。
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■AirCourseの具体的な活用状況、運用方法などを教えてください。
全社員向けコンプライアンス研修
ハラスメント防止、個人情報保護法、情報セキュリティなど、全社員が受講すべき必須研修を定期的に実施しています。これらの研修は各月ごとにテーマを分け、受講期間を1ヶ月程度に設定。未受講者には役員が直接連絡を取り、受講を促す仕組みを構築しています。このような体制により、受講率はほぼ100%を達成しており、社員の意識向上にもつながっています。
階層別研修
管理職向けには、リーダーシップやコーチング、チームビルディングといったテーマの研修を実施しています。これにより、管理職として必要なスキルや知識を体系的に学ぶ機会が提供され、役割理解の向上が期待されています。今後も研修を受けた管理職が現場でのチーム運営に積極的に取り組めるよう、研修を継続的に実施したいと思います。
メンター制度の導入支援
当社で新たに導入することになったメンター制度では、AirCourseの「実践できるメンター養成研修」を活用しています。この研修では、メンターとしての役割や具体的なサポート方法を体系的に学ぶことができ、受講後には「メンターに立候補したい」という社員が多数現れ、上長からの推薦を必要とせず、スムーズに制度をスタートすることができました。これにより、新卒社員へのフォロー体制が強化され、社員間のコミュニケーションも活性化しています。
オリジナルコースの活用
当社特有の業務内容を学ぶためのオリジナル動画を作成し、社員に提供しています。例えば、清掃技術やサービス提供の具体的な流れなど、現場での実務に直結する内容を重視した動画にし、字幕やBGMを加えることで、社員が視聴しやすい形に仕上げています。新卒社員だけでなく、中途採用者も現場で即戦力として活躍できるようになり、現場の教育負担の軽減にも貢献しています。
このように、AirCourseは全社員向けの必須研修から階層別研修、さらには新たな制度の導入支援や現場教育の効率化に至るまで、当社のあらゆる研修を支える存在となっており、単なる研修ツールに留まらず、教育体制全体を支える「軸」として機能し始めています。
■教育体制全体を支える「軸」となるまでの取り組みや工夫点について教えてください。
AirCourseを導入した当初、教育体制を整備するための様々な工夫と取り組みが行われました。その中でも特に重要だったのが、経営層の協力と現場との連携です。
・経営層の強力なサポート
経営層が研修の重要性を強く認識し、運用の初期段階から積極的に関与したことが、教育体制の基盤づくりに大きく寄与したと思います。導入時には全社会議で役員より、AirCourseの導入したことの周知を行いました。全社員向けのコンプライアンス研修では、役員が未受講者に直接フォローを行う仕組みを導入。未受講者リストが共有されると、役員自らが社員に声をかけ受講を促しました。このようなトップダウンの働きかけにより、社員の受講意識が高まり、受講率はほぼ100%を達成しました。経営層の強力なサポートにより社員一人ひとりの意識改革にもつながっています。
・現場の声やアンケートによる改善
運用初期は、2週間以内で受講期限を設定していましたが、社員より受講期間が短すぎると声が上がりました。このフィードバックを受け、1~3時間分のコースを1ヵ月の期限で割り当て、全社員研修と階層別研修を月ごとに交互で実施する仕組みに改善し、無理なく受講できる体制が整いました。 また、現場や他部署の声を定期的に収集し、それを改善に活かす取り組みを続けています。こうした日常的なコミュニケーションが、現場や他部署からの研修サポートにもつながり、組織全体で学びを支える体制が形成されていると思います。 さらに、年末に実施したアンケートでは、過半数の社員が「積極的に活用している」と回答しており、学びの習慣化が進んでいることがわかりました。
AirCourseを通じて学ぶ機会が増えたことで、社員の学習意欲が高まり、興味関心の幅も広がっています。今後も現場や他部署の声を積極的に取り入れながら、研修内容の充実と運用改善を進めていきたいと思います。
■今後の展望、取組みについて教えてください。
今後は、以下の取り組みに注力していきたいと思います。
自発的な学びの促進
これまではトップダウンな受講を通じて研修の定着を図ってきましたが、今後は社員が自発的に学びたいと思える仕組みの構築を目指したいと考えています。具体的には、複数の講座を受講することで得られるインセンティブの導入や、研修受講履歴を評価制度に活用するなど、学びを評価・奨励する仕組みを検討中です。また、社員が自ら興味を持つテーマを選択できる研修メニューの拡充にも取り組み、より主体的な学びを促進していきたいと思います。
ナレッジ機能の活用
AirCourseのナレッジ機能を活用し、動画だけでなく、テキストやノウハウを共有することで、社内の情報共有を強化をしたいと考えています。各事業部門での成功事例や業務マニュアルを簡単に共有できる仕組みを整えることで、現場の知見を全社的に活用し、さらなる業務効率化や、社員同士の学び合う文化つながればと思います。
▼ダイカンサービス株式会社様 についての詳細は公式サイトをご覧ください
https://www.daikan.co.jp/
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