珈琲文化を維持・発展していける人材の育成|AirCourse導入で広がる学びの可能性

C-United株式会社
活用事例


執行役員 HR本部 
本部長 都築 宏和

HR本部 トレーニング部 トレーニングプログラム開発 
統括マネージャー 金箱 智子 氏

  • 専門性の向上や経営理念の浸透を図るため、社内教育機関『珈琲大学』の機能を補完するツールとして、AirCourseを採択
  • 上長から『部下のスキルが向上した』という声が80%以上、導入効果を実感
  • 成果の裏側には、推進者の学びを促進する仕組みと成果の可視化がポイント

御社の事業内容を教えてください。

弊社は“珈琲文化の創造と発展を通して人を幸せにすること”という経営理念の下、「珈琲館」「カフェ・ベローチェ」「カフェ・ド・クリエ」などのカフェチェーンの経営を中心に、8ブランド約560店舗を全国で展開しています。また、創業から60年近い歴史を持つブランドもあり、長年にわたりお客様に愛される事業を展開してきました。

■担当の業務内容について教えてください。

都築様:弊社は昨年、更に戦略的に人材育成を強化するため、従来の人事部門とトレーニング部門を統合し、HR本部を新たに設立いたしました。現在は、そのHR本部で責任者を務めております。

金箱様:私は、統括マネージャーとしてトレーニング部門でプログラム開発を担当しており、アルバイトから幹部社員まで、全社員を対象としたトレーニングシステムの設計と展開を行っています。

今回、eラーニングを導入されようと思った目的や背景を教えてください。

弊社では、以前から『珈琲大学』という社内教育の仕組みを展開しており、経営理念を軸にした共通認識や価値観の醸成を重視してきました。

直近1年〜2年は主に営業部門をメインとした取り組みを実施してきたのですが、一定の形が整ってきたこともあり、更なる取り組みの強化として、本部スタッフ向けの育成を行っていきたいと考えていました。そうした背景から、eラーニングの導入を検討するに至りました。

検討にあたっては、本部スタッフの約半数がもともと店舗で働いていたメンバーであることから、専門性の向上が特に重要な課題だと感じていました。

また従来のトレーニング部門では、各部署の専門性に特化したプログラムを作るのは難しく、外部の専門的な学習コンテンツを活用する必要性を感じていました。そこで、専門性の高い学習コンテンツを提供できるeラーニングを検討する中で、AirCourseが最適だと判断しました。



■AirCourseの導入に至った経緯を教えてください。

eラーニングサービスの導入を検討するにあたり、まずは複数のサービスを比較しました。AirCourseは専門性の高い学習コンテンツが豊富で、各部署の異なるニーズに対応できる点が非常に魅力的でした。例えば、経理部門には経理財務や経営戦略のコース、マーケティング部門にはマーケティング関連のコースを提供できるなど、各部署に必要な学習内容を柔軟に選定できる点が大きなポイントでした。

また、既存のコンテンツだけでなく、弊社独自の教育プログラムである『珈琲大学』のオリジナルコンテンツをアップロードし、活用できる機能があることも魅力でした。

さらに、AirCourseは定期的に新しいコンテンツをリリースしている点も評価しました。特に、私たちが課題として感じている領域にタイミングよく新規コースが追加されることが多く、今後もアップデートされ続けるという期待感がありました。例えば、Office系の講座ではTeamsの利用に関するコースや、カスタマーハラスメント対策に関するコースなど、時代のニーズに即した内容が充実している点は非常に心強いと感じました。

価格面も非常に魅力的でした。eラーニング導入にあたってはコストも重要な検討材料でしたが、AirCourseは豊富な機能とコンテンツの充実度に対して、リーズナブルな価格設定でした。また、部門ごとに細かくコース設定ができる点も導入を後押しする要因となりました。組織構造に合わせて柔軟に設定できるため、管理者が扱いやすい仕組みになっています。

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■普段はAirCourseをどのような形でお使い頂いていますか。

各部門の責任者に、部署ごとに必要な学習内容を選定してもらい、月に約60分の学習時間を確保してもらっています。例えば、マーケティング部門ではマーケティング関連のコース、経理部門では経理関連のコースを必須コースとして設定しています。また、全社員が利用できるフリーコースとして、Microsoft Outlook、Excelなどのオフィス系スキルを学べるコンテンツも提供しています。学習進捗や成果は毎月統括会議で報告し、社員全体にもメールで共有しています。


■社員の皆さまが人材育成への意識が非常に高いなと感じているのですが、進める中で意識されていた点はありますでしょうか。

弊社では、人材育成を進めるにあたり、社員が学びに対して前向きに取り組める環境を整えることを意識してきました。特に、eラーニング導入時には、各部門の責任者に学ばせたいコースを選定してもらうプロセスがありましたが、多忙な業務の中でコンテンツを選ぶのは負担が大きいという声がありました。そのため、トレーニング部門で全コースを確認し、各部門に適したコースをあらかじめピックアップして提示する形を取りました。このように、選定作業を簡略化することで、責任者がスムーズに進められるよう配慮しました。


■実際にAirCourseをご利用頂いて良かった点を教えてください

AirCourseを導入したことで、社員や上長の間でポジティブな評価が多数寄せられています。昨年度末に実施したアンケートでは、学習者の約70%が『知識が増えた』『仕事に活用できた』と回答しており、さらに上長からも『部下のスキルが向上した』という声が80%以上寄せられました。この結果は、学習が実際の業務や成果に結びついていることを示しており、導入の効果を感じています。

また、弊社では人材育成の効果を測定するために『レベルファイブ評価』という手法を取り入れています。この評価方法は、学習の成果を5段階で測定するもので、レベル1が『おもしろかった』、レベル2が『知識が増えた』、レベル3が『行動変容があった』、レベル4が『成果に結びついた』、レベル5が『組織全体の成果に繋がった』という段階を示します。AirCourseの学習では、少なくともレベル2以上の評価が得られており、行動変容や成果に結びついたケースも確認されています。

例えば、営業部門から社長室に異動した社員が、これまでと異なる言語が語られる環境で苦労していたものの、AirCourseを活用して業務に必要な知識を身につけ、部門内の会話に参加できるようになったと、嬉しそうに話していたというエピソードがあります。また、もともと営業部門に所属していたメンバーが本部スタッフとして異動してきた際に、資料作りに苦戦していたものの、AirCourseで自主的に学習をしてスキルを身に着けていったという事例もあります。

こうした成功体験を社内で共有することで、他の社員にも『自分も学んでみよう』という意欲を引き出す好循環が生まれています。


他に人材育成を推進される中で、貴社の取り組みを教えてください。

eラーニングを導入する際に、代表から通常業務もある中で専門性を上げていくために、楽しんでもらう仕組み作りをして欲しいとリクエストがありました。そのような中で生まれたアイデアがビンゴカードの取り組みです。学習を進めるごとにビンゴカードを埋めていき、揃ったら景品と交換できる仕組みです。このように、学習を促進するための工夫を取り入れています。

またeラーニングを導入する際に、学習時間を確保する仕組みを導入しました。具体的には、月に60分間、就業時間内で学習を進めることを推奨しています。

実際に、昨年度末に実施したアンケートでは、社員の約半数が就業時間内で学習を進められているという結果が出ており、一部の社員からは、『気分転換として学習を活用した』という声もありました。このように、eラーニングが業務スキルの向上だけでなく、リフレッシュや自己啓発の一環としても活用されている点は、非常に興味深いと感じています。

今後、実施していきたい人材育成施策について教えてください。

社員からも要望としてあがっている資格取得支援などの新たなプログラムの導入を検討しており、STUDYingをトライアルで試してみようとしております。 また今後、新たなトレーニングプログラムの開発に取り組むとともに、AirCourse上の珈琲大学のコンテンツをさらに充実させ、AirCourseの活用の質を一層高めていきたいと考えています。社員一人ひとりの専門性を高めるだけでなく、会社全体の成長につながるような取り組みを進めていきたいです。