コンプライアンス教育をAirCourseで仕組み化。600名超の全従業員研修を少人数体制で運用
AirCourse導入でいつでもどこでも学べる学習基盤を構築​

株式会社エージェントグロー 
活用事例




取締役兼管理部部長 北岡 慧太 氏
人材戦略部 伊藤 惇



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  • 未整備だったコンプライアンス研修を全従業員向けに仕組み化
  • ハラスメント、情報セキュリティ、反社対応、必要な研修を学習パスで体系的に実施
  • 最大3回のリマインド機能や受講状況の可視化により、600名超の研修運用を少人数体制で効率化

御社の事業内容を教えてください。

当社は2016年5月に創業し、今年で10周年を迎える会社です。メインで展開しているのはSES事業です。システムエンジニアリングサービスとして、ITエンジニアを取引先の企業に派遣したり、準委任契約で業務を行ったりしています。

また、SaaS事業も展開しています。当社はSES業界に身を置いているため、SES業界の業務効率化をメインに課題解決していくシステムとして「Fairgrit」を販売しています。大きくは、このSES事業とSaaS事業の2つを行っている会社です。

また、当社では「新SES企業」という考え方を掲げています。従来型のSESでは、営業担当が取引先や案件を開拓し、会社がエンジニアを案件にアサインしていく形が一般的です。ただ、そのやり方では営業コストがかかる分、エンジニアに支払う給与水準が低くなりがちですし、参画した案件の環境が厳しかったとしても、エンジニア自身の意思で動くことが難しいケースもあります。

それに対して、当社では「案件選択制度」と「単価評価制度」という仕組みを導入しています。

案件選択制度では、エンジニアが自分で入りたい案件を決めます。エンジニアのスキル情報を外部の取引先に公開することで、取引先から各エンジニアに対して「この仕事に入ってくれませんか」という案件が届きます。その案件情報や契約単価などをすべてエンジニアに開示し、エンジニア自身が裁量を持って参画する案件を決める仕組みです。

また、単価評価制度では、エンジニアが参画している案件の月単価に応じて給与が連動します。当社では非常に高い還元率を設定しているため、案件の価値がダイレクトに給与へ還元されるイメージです。

自分がいくらの案件に参画しているのか、市場価値はどれくらいなのかがわかり、将来のキャリアパスを考えながら案件を選ぶことができます。かなり透明性の高い働き方ができることが、当社の特徴だと思っています。

担当の業務内容について教えてください。

北岡様:私は現在、取締役兼管理部長を務めています。管掌範囲としては、事業部の営業や採用以外のコーポレート領域全般を見ています。

伊藤様:社内では人材戦略部に関わっており、エンジニアの採用活動や、全従業員に向けた社内研修のサポート、社内研修の担当などを行っています。
従業員向けのコンプライアンス研修については、主に私と北岡の2名体制で担当しています。一方で、エンジニアのキャリア相談やキャリアチェンジの支援、案件変更時の実務に即した勉強会などは、営業担当や人材戦略部の担当者が対応することもあります。内容によって窓口が変わる形です。

北岡様:当社は本社の人数が25名ほどしかいません。研修だけの専門チームをつくるというよりも、全社的なコンプライアンス研修は管理部で担当し、キャリア相談や実務に即した勉強会は各部門で必要に応じて実施しています。
本社の人数は私が入社してからほとんど増えていない一方で、エンジニアは300名ほど増えています。そのため、少人数の本社体制で、増え続ける社員に対して必要な研修をどのように届けるかは重要なテーマでした。

eラーニングを導入されようと思った目的や背景などあれば教えてください

導入を検討し始めたきっかけは、会社が拡大を続ける中で、全従業員がコンプライアンス意識をしっかり持っている状態をつくる必要があると考えていました。

今は、ちょっとしたことでもハラスメントなどの問題につながりやすい時代です。社会人として必要なコンプライアンス意識を身につけてもらうこと、そしてそれを定期的にきちんと運用していくことを考えたときに、eラーニングが一番適しているのではないかと考えました。

導入前は、コンプライアンス研修をまったく実施していませんでした。事業拡大を続ける中で、ここはしっかり注力しなければならないと考え、研修体制を整えていこうと思ったことが導入の背景です。


AirCourseをお選び頂いた理由を教えてください

AirCourseに決めた理由はいくつかあります。

まず、カリキュラムがかなり多く、充実している点です。コンプライアンス以外にも、ビジネスパーソンの初級レベルから、ある程度上のマネジメント層まで、段階的に研修を受けられると感じました。

もう一つは、受講状況を管理する側面です。私たちは「研修を受けてください」と依頼する立場なので、受講状況や進捗をきちんと管理できることが重要でした。AirCourseはレポート機能がわかりやすく、必須設定や受講期間の設定、リマインド機能など、細かい設定ができる点が良いと感じました。

また、学習パスをオリジナルで作れる点も魅力でした。既存のカリキュラムの中から、会社独自の組み合わせで研修セットを作れるところは、非常に良かったです。

検討時には複数社を比較しましたが、最終的には機能面とコストパフォーマンスのバランスが一番良かったのがAirCourseでした。操作感の面でも、何かを確認したいときに画面上で見やすく、どのボタンを押すとどうなるのかが直感的にわかる点も良かったです。



AirCourseは普段どのような形でお使い頂いてますか

全社的には、年1回必ずコンプライアンス研修を実施しています。対象は全従業員です。

内容としては、各種ハラスメント研修、情報セキュリティ研修、反社会的勢力の排除に関する研修などです。

また、当社は人材の派遣や準委任契約などの事業を行っているため、派遣法や契約関係の研修も活用しています。派遣法、準委任、請負などに関するカリキュラムもあるため、そういった内容も従業員に受けてもらっています。

全従業員向けの年1回の研修に加えて、毎月10名以上の新入社員が入社してくるため、入社の都度、同じコンプライアンス研修を全員に受けてもらっています。新しく入ってくる方は、毎月研修を受けているイメージです。

それ以外では、AirCourseを全従業員に開放しています。各社員が受けてみたいものや気になっているものを、各自で自由に受講できる運用にしています。

また、部門ごとの活用もあります。たとえば営業部門では、全社向けのコンプライアンス研修よりも、さらに深い管理職向けのカリキュラムを受けてもらうことがあります。各部署で必要なものがあれば、適宜受講してもらっている形です。

実際に活用しているコースとしては、「新任管理職のための36協定研修」「知らないでは済まされない反社会的勢力の排除研修」「パワハラ研修」「セクハラ研修」「マタハラ・モラハラ研修」「公益通報者保護法の研修」「情報セキュリティ研修」などがあります。




実際にAirCourseをご利用頂いて良かった点などあれば教えてください

受講する側の視点で言うと、動画を見るだけでは知識を体系化するのが難しい方も多いと思います。その点、AirCourseではコースごとにテストが設けられており、合格ラインも決められています。そこを達成しないと次に進めないため、しっかりやり切ることで知識を身につけることができます。

受講者からも「非常に学びになった」という声を聞くことが多いです。

管理する側としては、リマインド機能や受講漏れを防ぐ仕組みがあることで、私たちの負担を下げられている点が非常にありがたいです。受講の必須設定や受講期間の設定など、細かいところではありますが、必ず受けさせたい研修を必須化できる機能はあって良かったと思っています。

また、システムがわかりやすく、出力したデータもある程度常に揃っているため、管理しやすいです。当社はエンジニアが毎年100名以上純増していく会社なので、人が増えてもほとんど運営コストを変えずに管理できる点は非常に良かったです。

カリキュラムが幅広い点も、導入後に改めて良かったと感じています。他社サービスでは、特定の領域には強いものの、ビジネス全般やコンプライアンスを幅広くカバーするには弱いと感じることもありました。全ビジネスパーソンに幅広い知識を身につけてもらうことを考えると、AirCourseが一番良かったと思っています。

コンプライアンス研修の内容についても、今はまず基礎となる土台を社員にしっかり身につけてもらう段階です。その意味で、最低限知っておいてもらいたい知識は、現在受講しているカリキュラムにおおむね網羅されていると感じています。

私自身も、全員に受けてもらう研修は事前に一度受講しています。そのうえで、社員が受けやすい内容になっていると感じていますし、他社の受講者による星評価やコメントも、コースを選ぶ際の参考になっています。

さらに、1つあたりのカリキュラムが30分程度で受けやすい点も良いです。動画視聴からテストまで1時間かかると、取り掛かるハードルが高くなります。その点、20分、25分、30分程度で受講できるものがあるため、社員も隙間時間や移動時間に受けやすい。これも受講率を上げている一つの要因だと思います。


AirCourseの活用が貴社内で浸透した要因があれば教えてください

一番大きいのはリマインド機能だと思います。

当社では、受講期間を2ヶ月間に設定しています。最初の1ヶ月で20〜30%ほどの従業員は受講を終わらせますが、600人規模の会社なので、まだ400人以上が未受講という状態になります。そのまま全員が期限までに終わらせるかというと、実際にはそうではありません。250人ほどが忘れて残ってしまうケースもあります。

そこで、AirCourseのリマインド機能が非常に役立っています。一般的なサービスだと、リマインドがデフォルト設定だったり、1回しか送れなかったりすることもあると思いますが、AirCourseでは最大3回までリマインドを設定できます。

もしこの機能がなければ、私たちが一人ひとり未受講者を確認して、手動で一斉配信を送らなければなりません。そうした手間を減らしながら、受講を促進できている点が、社内に浸透した要因だと思います。

もちろん、3回リマインドしても終わらない方もいます。その場合は、期限の1週間前くらいに私から個別に連絡し、対応してもらえるようにしています。期限までにどうしても終わらない方には、さらに個別で連絡して、最後まで受講してもらうようサポートしています。

ただ、3回リマインドがあれば、かなりの方は受講してくれます。どうしても数名残るのは仕方ないので、そこは個別に拾っている形です。

また、これから毎年継続していくことで、「この時期にはコンプライアンス研修を受けるのが当たり前」という状態になれば、さらにスムーズに進んでいくと思っています。

部門単位で活用しやすい点も良いところです。営業部門で使った際には、管理権限を付与して、簡単な操作感を伝えれば運用できていました。本社の人数が多くないため、各部門で必要な教育をクイックに実施できるのは助かります。

全社研修のように何百名を対象にしっかり運用を固めて実施することもできますし、部門単位ではそこまでガチガチに運用を固めず、まずは使ってもらって必要なものを受けてもらうという形でも活用できます。この柔軟さも、社内で使いやすい理由だと思います。



今後の展望があれば教えてください

今後は、オリジナル教材の活用も進めていきたいと考えています。

これまで社内で実施してきた研修の中には、アーカイブとして社員に共有できていないものも多くあります。そうした研修を新たな教材としてAirCourseにアップロードし、社員が見たいときに見られる環境を整えていきたいです。

当社では毎月1回、オンラインで社員総会を実施しています。会社の情報を社員に共有する場で、動画としても撮影しています。ただ、当日参加できなかった社員から「どんな話をしたのか聞きたい」という声もあります。そういった動画もアップロードして、社員がいつでも見られるようにできると良いと考えています。

また、社員が自由に受講しているコースを見ると、人によっては非常に多く受講している方もいますし、必要なものだけを受講している方もいます。中にはコミュニケーション系のカリキュラムを受けているエンジニアもいます。

ITエンジニアは専門職と思われがちですが、当社のように案件を自分で選択して動いていく働き方では、コミュニケーション能力が非常に重要です。コミュニケーションが良いだけで単価が上がることもありますし、経験が少し足りなくてもカバーできるケースもあります。会社としても「エンジニアもコミュニケーションをしっかり取らないといけない」という発信をしています。

将来的には、会社として「コミュニケーション能力を高めるならこのコースがおすすめ」といった学習パスを用意していきたいです。項目ごとにおすすめの研修を整理し、社員が自分に必要な学びを選びやすい環境をつくることで、より教育環境を整えていけるのではないかと考えています。