大規模企業でのeラーニング導入に役立つ「組織階層機能」の活用法

AirCourseの導入・活用手順

 この後、AirCourseの一般的な導入・活用手順をざっとご紹介します。AirCourseに関しては、今日受講している方で、既にお使いの方もいらっしゃると思いますが、今日初めて見る方もいらっしゃると思いますので少しお話させてください。

AirCourseの特長

AirCourseは人材育成の悩みを解決する社員教育のクラウドサービスです。特徴としては、各種の社員教育コースが揃っており、現在109コース(2020年5月現在)が全て受け放題になっております。

 さらに、自社独自のコースを簡単に作って共有することができます。先ほどお話したような研修の動画や、動画マニュアルなどを作って社内に配信したり、テスト、アンケートなども簡単に作成可能です。


 また、社員教育を一元管理できるシステムになっており、管理者が受講者のレポートを見たり、集合研修を管理する機能についてもAirCourseに含まれています。

 さらに、AirCourseは、受け放題のコースを含めても、かなり低価格となっております。セミナーの最後に、価格表なども載せております。

AirCourseの基本的な導入・活用手順

 ここでは、AirCourseの基本的な導入手順・活用手順ということで、導入のおおまかな流れをおさえていただければと思います。

 AirCourseを導入していただく際に、最初に行う必要があるのはユーザの登録になります。実際に受講されるユーザを登録していただきます。その際に、組織グループを作っておくと、複数のユーザをひとまとめにでき、まとめて講座割り当て、レポート管理などができます。

 次に、コースを作ってユーザに割り当てていきます。AirCourseでは、先ほどご紹介した受け放題のコース、これを標準コースと呼びますが、これを利用していただく場合には、自社でコンテンツを作る必要はございません。一般的なコンプライアンスとか新人研修、マナー研修のように汎用的な知識・スキルの教育は、AirCourseの標準コースをご利用いただくとよろしいと思います。しかし、自社独自の研修、自社のノウハウの教育といったものは標準コースにございませんので、自社コースを作成していただく必要があります。その上で、コースをユーザに割り当てるという形になります。

 次に、受講を割り当てられたユーザがコースを受講します。AirCourseではコースの評価機能やアンケートをコースに付加することができますので、これらの機能を使っていただくと、後で受講者のコース評価やアンケートを確認することができます。

 最後に、管理者の方が、ユーザの受講状況やテストの得点などをレポートで参照し、その結果を基に教育の改善などに活かしていくというのがAirCourseの基本的な活用手順になります。

ABOUTこの記事をかいた人

KIYOラーニング株式会社 代表取締役 東京工業大学情報科学科卒。外資系ソフトウェア会社、ITコンサルティング会社を経て、KIYOラーニング株式会社を創業。効率的な学習法を研究し、2008年にオンライン資格講座「スタディング(旧「通勤講座」)を開講、忙しい社会人でもスマートフォンで効率的に学べる講座として人気を博し、2020年2月現在で講座数26、累計受講者数6万人を超える。 2017年に社員教育クラウド「AirCourse」をリリース。受け放題の動画研修コースと、簡単に自社コースが配信できる利便性により、大企業~中小企業まで幅広い層の企業に導入されている。 現在は、人や組織の能力を最大に引き出すために、AIを使った学習の効率化に力を注いでいる。